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ベーコンの賞味期限はどれくらい?ベストな保存方法も

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ベーコンの賞味期限はどれくらい?ベストな保存方法も

ベーコンの賞味期限

朝ご飯には軽く焼いたベーコンと目玉焼きにトースト。お昼のお弁当にはトマトのベーコン巻き、夕飯には厚切りベーコンでカルボナーラと、いつでもどこでも使いyすいベーコンは食卓の味方。大量に安く売っているとついつい買ってしまうものですよね。

ですが、冷蔵庫に入れっぱなしにしたまま、いつの間にか賞味期限が切れてる!という経験はありませんか?スーパーやコンビニで売っているパック詰めされたベーコンにはたいてい表示されている「賞味期限」。この賞味期限が切れたベーコンを皆さんはどうしているでしょうか。気にせず食べていますか?廃棄していますか?

そもそも「賞味期限」とは、メーカーが保証する「おいしく食べることができる期間」のことであって、”未開封の状態で製品に表示されている保存方法を保つこと”が前提条件です。基本的には、長期的に保存がしやすい加工食品に対して設定されています。ベーコン以外にも、ハムやソーセージ、乳製品などに表示されています。

そのため、賞味期限を過ぎたからといって、すぐ食べられなくなるわけではないのです。いつまで食べるのかは、その時の保存状態によって匂いや見た目を確認したうえでの、個人の感覚に委ねられています。では、ベーコンの賞味期限はどの程度なのか、賞味期限を過ぎた場合はどうすべきなのか、保存方法はどうすべきなのかをまとめて見ていきましょう!

ベーコンの賞味期限は1ヶ月とも

ベーコンはもともと保存食で、豚肉を塩漬けして燻製にしたものです。本来は、冷蔵庫が無かった時代でも保存が効くように塩気が濃かったり、乾燥や燻製の度合いが強かったりするのですが、現在一般的にスーパーで売られているベーコンは薄味で旨味調味料が入っているため、本格的なベーコンとは異なっています。

ベーコンの賞味期限は、種類や塩分によって差がありますが、一般的には10〜21日程度のものが多いです。塩水につけて、薫製した本格的なベーコンは賞味期限が比較的長く、21日程度。これは保有水分量が少ないことも理由の一つです。一方、スーパーやコンビニで一般的に販売されているベーコンは、作り方が全く異なり、製造過程で薬品に漬けて作ることが多く、水分量も多いため、賞味期限は1週間程度です。

また、ベーコンによっては、燻製したあとに真空パックしてあるものもあり、その場合は賞味期限が6か月間程度と長くなっている場合もあります。

開封後の賞味期限は?!

設定されている賞味期限は”未開封”の状態での期限です。一旦封を開けると、空気に触れて細菌が入ってしまったり、保存状態が劣化する場合があります。「開封後はお早めにお召し上がりください。」と、パッケージに記載されている通り、3~4日を目安に使い切るようにしてください。

ベーコンの保存方法

それでは、買ってきたベーコンはどのように保存するのが一番良いのでしょうか。順番に見てきましょう。

冷蔵保存

ベーコンは保存食ですが、冷蔵保存が適しています。特にスーパーなどで購入するベーコンはさほど日持ちしないため、常温ではなく冷蔵がおすすめです。真空パックに入っている場合も、真空パックのまま冷蔵庫に入れてください。

開封後の保存方法

ベーコンの保存方法のポイントは、いかに酸素に触れさせないかです。開封した場合は、空気を抜いてラップで包んむか、フリーザーバックに入れて空気を抜いてください。開封後は早めに使いきっていただきたいですが、無理な場合は早めに冷蔵庫から冷凍庫にうつすようにしてください。

冷凍保存

多少風味は落ちてしまいますが、ベーコンは冷凍保存ができます。冷蔵より保存が効きますので大量購入した場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍時の保存期間の目安は1ヶ月です。風味の劣化が気にならない方は、もう少し長く見ても大丈夫かもしれません。

冷凍保存時のポイントは「小分け」です。何度も冷凍と解凍を繰り返すと劣化も早まる上に風味も落ちますので、冷凍する前に小分けにして冷凍し、使う分だけを使えるようにしてください。既にスライス済みのベーコンは、使いやすいように1~2枚ずつラップして、フリーザーバッグに入れ、しっかりと空気を抜いて冷凍します。スライスされたベーコンの場合は、2~3分常温に置いておけば、解凍されるので調理にはとても便利です。

なお、パックに入っているものも、そのままパックごと冷凍するのではなく、一度パックから出して、上記のようにして保存してください。もし、パックのまま丸ごと冷凍してしまうと、少しだけ使いたい時でも使用時に一度全て解凍し、使わないといけなくなります。一度に全て使いきれれば問題ありませんが、ベーコンを再度冷凍すると、更に劣化が進みますので、必要な分だけ冷凍保存するのが良いでしょう。

ブロックで購入した場合も同様です。ブロックのまま冷凍せずに、1回に使うくらいの大きさに分けて、ラップで包みフリーザーバッグ等に入れて冷凍します。フリーザーバックに入れて保存すれば、他の食品に匂いがうつることも防げます。

なお、金属製のトレイの上に置いて保存することで、急速に冷凍することを助けますので、普通に冷凍するよりも風味が保たれますよ。冷凍時に一枚金属トレイをベーコンの下に敷くだけです。一度試してみてください!

食べない方がいいベーコン

先にも述べたように「賞味期限」はメーカーが保証するおいしく食べられる期間であり、賞味期限が切れた後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。ベーコンが食べられる状態がそうでないかは、皆さんが独自に見極める必要がありますので、食卓に出す前に確認して、以下のような症状が出ていたら、使用するのはやめて廃棄してください。

・異臭がする

・表面がヌルヌルして粘ついている

・変色している

・色がまばらになっている

・糸を引いている

・酸っぱい匂いがする

・味がおかしい

ハムやソーセージも賞味期限の考え方や保存方法はベーコンと同じ

ハムやソーセージも加工食品であり、賞味期限の考え方や保存方法はベーコンと同じです。こちらも長期保存が可能な食品なので賞味期限が設定されていますので、賞味期限が切れたあとに、どれくらいの期間食べるかは保存状態や個人の感覚に委ねられています。

ハムなどの加工品は、ベーコンと同様に、添加物の有無や処理の仕方などで賞味期限が異なります。物によって1ヶ月弱〜数ヶ月までさまざまです。ブロックの方がスライス済みのハムよりは賞味期限は長めです。なお、ハムの適切な保存方法は10℃以下なので、常温で保存するのではなく、ベーコン同様に必ず冷蔵庫か冷凍後で保存するようにしましょう。

正しい保存方法でベーコンを活用しよう

ベーコンの賞味期限や適切な保存方法、いかがでしたか。ベーコンは子供も大人も大好きで、とても使い勝手が良いですよね。密封状態で小分けにして冷凍保存をすれば1ヶ月程度は持ちますので、ぜひ常備保存に利用したいものです。なお、賞味期限内であっても保存状態によっては劣化している場合もありますので、必ず状態を確認した後、よく見極めて食べるようにしてくださいね。

ライター:伊藤 千亜紀(フードアナリスト)

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