多文化共生ラウンジ 防災意識もグローバル 災害対策講座
無印良品店舗が協力
神奈川区多文化共生ラウンジで8月24日、「外国人住民のための防災講座」が開催された。
講座は、無印良品500シァルプラット東神奈川のスタッフが担当。同店では、神奈川区役所からの依頼で区内小学校での防災講座を開催するなど、地域貢献活動を行っている。今回は、外国籍や国外にルーツのある地域住民を対象に講座を行った。
講座に先立って同ラウンジの岩間良一施設長は、「日本は自然災害が多い国。特にこれからの時期は台風も多い。台風は地震などと違って発災の予測もつきやすいので、しっかりと今日は防災について学んでいってもらいたい」と話した。
講座では災害時に必要となる家庭での備えをメインにオリジナルの紙芝居を使って説明。何日分の食糧の備蓄が必要か、水道やガス、電気が復旧するまでにかかる日数はどれくらいかなどのクイズも交えて分かりやすく解説した。日常生活で備蓄品を消費しながら、使ったら買い足すローリングストックについても紹介。参加者は楽しみながらも真剣にメモを取るなどして、防災について考えていた。