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移転オープンした「心のふるさと花千里」に行ってみた 門司の名物グルメ<ビルマうどん>を唯一継承?【北九州市門司区】

北九州ノコト

(アイキャッチ画像は「心のふるさと花千里」のビルマうどんミニセット)

かつて、<門司/門司港の名物グルメ>として愛されてきた「ビルマうどん」を知っていますか。

当時の味を唯一継承し、門司駅前で約12年間営業をしていた「ビルマうどん花千里」は、昨年12月に門司区畑へ移転。現在は、店名を「心のふるさと花千里」と変えて営業しています。

門司発祥の幻の味「ビルマうどん」のルーツとは?

「ビルマうどん」を知らない人に伝えるとしたら、「ほろほろに煮込んだチキンが入ったスープカレーうどん」というと分かりやすいかもしれません。

この「ビルマうどん」は、門司港の栄町銀天街にあった「玉寿司」のまかないが発祥といわれています。

玉寿司の大将が、第2次世界大戦中のビルマ(現ミャンマー)で捕虜になった際に、現地の人に出してもらったカレー味のチキンの煮物がルーツ。それをうどんにかけたら美味しかったのが始まりなのだそうです。

「玉寿司」と、暖簾分けした「千代本」の2店舗のみで提供されていたそうですが、両店がお店を閉めてからは食べられなくなりました。

唯一継承し守り続ける味

その後、両店の大将と家族ぐるみの付き合いがあったオーナーが、大好きだった「ビルマうどん」の味を継承したいと千代本の大将から直々に作り方を教わり、2012年に提供を始めました。

現在では、当時の味をずっと守り続けているのが「花千里のオーナー」ただ一人。ここでしか食べられない味です。

自然に囲まれた新店舗「心のふるさと花千里」

移転した門司区畑の店舗は、松ヶ枝北小学校近くの住宅地の中にあります。畑仕事との両立を考えたのが移転理由の一つだったといい、実際に店は畑に囲まれています。

門司駅前とは違って自然の中にある店舗には、案内板をたどりながら畑の中を進んで行くと辿り着きます。

駐車場は店から離れたところに3台あります。ホームページにも記載があるので、車で行く場合は事前に確認しましょう。

一般の住宅を改装した店内には、カウンター席とテーブル席が設けてあります。

多彩なメニューとこだわり食材!

同店の人気メニューには「ビルマうどん」はもちろん、ちゃんぽん和牛すきやき肉うどんもあります。ほかにも、土曜日限定で手打ちのそばもラインナップ。

無農薬、化学肥料不使用の野菜を使い、身体が満足するような食事を提供しています。

オーナーは食の知識も経験も豊富なので、勉強になる話ばかり。きっと誰もが面白い時間を過ごせます。

ビルマうどんを最後の一滴まで堪能!

単品のビルマうどんもありますが、筆者はうどんを食べた後のカレー出汁も堪能したいので、必ずご飯のセットを選びます。

ビルマうどんミニセット850円(ご飯とお漬物付き)」を注文しました。

うどんの辛さは、カレーの中辛ぐらい。出汁を足すことで辛さの調整もできます。

まずは、うどんを食べます。そして、残った出汁にご飯を投入して、おじや風にしていただきます。この時、ほろほろになった手羽元も一緒に味わうと絶品でした。

食べきれる量のミニセットでも、満足度は高いです。

いつも他のメニューも食べてみたいと思うのですが、「ビルマうどん」はここにしかないと思い、いつもの「ビルマうどん(セット)」をリピート。次こそは、他のメニューにも挑戦してみようと思います。

詳細は「心のふるさと花千里」公式サイトで見ることができます。

<心のふるさと花千里>
■場所/北九州市門司区畑715-2
■時間/(昼)11:30~14:30、(夜)18:00~21:00
■定休日/火、金+不定休
■駐車場/あり(3台)

※2025年3月30日現在の情報です

(ライター・にわかなみ)

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