年末年始にぴったり! ゆるりと楽しむ小さなごちそう【瀬尾幸子さんのレシピ】
正月らしいものが食べたい、でも、おせちづくりは少し大変。そこで、「頑張らなくてもいいんです」と言う瀬尾幸子さんに、年末年始のごちそうを教えてもらいました。
瀬尾幸子さん流、気張らないごちそうの楽しみ方
「年末年始は慌ただしいけれど、正月は大事にしたい。自分の手の届く範囲で、少しよい食材を用意すると、それだけでも華やいだ気持ちになれます。あとは、日常から離れる一工夫を」
ゆるりと楽しく小さなごちそう
「たっぷりじゃなくていいのです。好きなものを少しずつつくれば負担になりません。お気に入りの小皿に盛って並べれば、ごちそうお膳のでき上がり。そこに、塗りの酒器を出したり、箸を新しくしたりするだけでも、気持ちが改まって、晴れやかな気持ちで新年が迎えられます。」
一口ステーキのつくり方
「ローストビーフもいいけれど、牛肉のごちそうならステーキがあるじゃないですか。いつもよりちょっと上等な肉を買ってきて、サッと焼いて、一口大に。これには柚子こしょうが合いますね。少量でも満たされます。」
材料(1人分)とつくり方
牛肉(ステーキ用/2cm厚さ)150gを常温に戻し、塩・こしょう各少々をすり込む。
フライパンに油小さじ1を中火で熱し、牛肉を入れて弱火にし、1分間焼く。
上下を返して1分間焼き、取り出して1分間休ませる。これを3回繰り返す。
食べやすく切って器に盛り、柚子こしょう適量を添える。
[1人分350kcal 調理時間15分(常温に戻す時間は除く)]
『きょうの料理ビギナーズ』12月号の特集は「10年使えるごちそうレシピ」。髙山かづえさんと藤井恵さんが、プライベートでずっとつくり続けているごちそうの中から、特におすすめのレシピを紹介します。
「焼き菓子 co-ttie(コティ)」のオーナーパティシエ、小笠原朋子さんが講師の「年末・年始は手づくり焼き菓子で」では、コーヒーに合う焼き菓子レシピを紹介。大切な人と過ごす時間を、至福のひとときにしてくれます。
NHK『きょうの料理ビギナーズ』2024年12月号より
■ゆるりと楽しくちいさなごちそう:撮影・川上朋子/スタイリング・久保百合子
■しっとりみそチャーシュー、チキンマカロニグラタン:撮影・宮濱祐美子/スタイリング・池水陽子
■マロンフィナンシェ:撮影・ローラン麻奈/スタイリング・久保田朋子