子どもたちに「非日常」を 地引網体験
地引網体験
奉仕団体・相模原南ロータリークラブが主催し、9月23日に地域の子どもたちを対象に「地引網」体験イベントが開催された。
会場は二宮町の袖が浦海岸。参加したのは、相模大野のこども食堂を利用する利用する小中学生ら13人。
「食を通じて笑顔になり、非日常を体験してほしい」。今回の企画について、同クラブの中村好孝会長はそう語る。
前日まで荒天が続いたが当日は晴天に恵まれ、子どもたちはのびのびと海岸で過ごした。魚さばき教室では、漁師の指導のもと、その日に水揚げされたワラサやコノシロを包丁でさばく体験を行った。普段は台所に立つ機会が少ない子どもたちも、真剣な表情で魚に向き合い、慣れない手つきながらも丁寧に作業を進めた。新鮮な刺身を味わった子どもたちは「いつも食べている魚よりも50倍美味しい」と感動の声を上げた。
こども食堂を運営するNPO法人「てらこや食堂ラッキーズ」(相模大野)の関邦子さんは、「地引網や魚さばきなど、みんな初めての体験で楽しんでいました。ロータリークラブの皆さんの支えがありがたい」と感謝を述べた。
このイベントには、NPOのボランティアやロータリークラブの会員、およそ40人も参加し、交流を深めた。