鎌倉の魅力、再発見の1年に 新春市長インタビュー
2025年の年頭企画として、本紙では松尾崇市長にインタビューを行った。鎌倉市内では今年4月から、燃やすごみを家の前で収集する戸別収集を一部地区でスタート。松尾市長は、「家の前にごみを出すことで分別意識をより高め、さらなる減量・資源化につなげていきたい」と話す。
--戸別収集はどのように進めていきますか。
「地域のクリーンステーションで生じているさまざまな課題の解決とごみを減量することが目的で、今年4月から市内の一部地区、来年4月から市内全地域で始めます。収集員による事前収集シミュレーションを行い、円滑な戸別収集の開始に備えています」
--新しい収集方法なので、戸惑いや混乱が生じることもあるのでは。
「戸別収集が始まった後も、実施上の課題を整理し、柔軟に対応しながら進めていきたいと考えています。丁寧に対応する体制で臨んでいますので、不安な方は市役所へ気軽にご連絡ください」
--鎌倉市は今年、東アジア文化都市に選定されています。
「日本、中国、韓国の3カ国から文化芸術による発展を目指す都市が選定され、日本からは鎌倉市が選ばれました。5月の開幕式を機に、お互いの都市で交流を深めながら、東アジアの多様な文化を世界に発信することを目指します。鎌倉市では、次の世代に継承すべき生活文化に光を当てながら魅力を発信していきます」
--市民にもたらされる効果は?
「市民の皆さんには、鎌倉の魅力や価値に今一度気付いてもらえるような1年にしたいと思っています。鎌倉には魅力的な祭りや伝統芸能がたくさんあるので、多くの行事やイベントに参加して触れてほしいです」
=1月10日号に続く