【酒々井町】女子60歳の部で全国3位!空手で世界大会入賞を目指す 佐藤順子さん
酒々井町在住の佐藤順子さんは昨年11月の熟練者全国空手道選手権大会の女子60歳の部(60~64歳)で形、組手それぞれの部で3位に入賞しました。空手を始めて26年、今年秋の世界大会で入賞を目指します。
空手は年齢に関係なく継続できる
全国3位入賞を評価されて同町体育協会から優秀選手表彰を受けた佐藤さん。
次なる大会は10月に開催される第16回世界空手道選手権大会で、60〜64歳の部での3位以内の入賞を目指しています。
空手を始めたのは36歳の時。
幼稚園児の長女が進学する酒々井小学校を見学しに行った時、体育館で大勢の親子が空手を習っていたのを見て、「私もやってみよう」と気軽に始めたそうです。
空手は年齢なりの体の使い方を習得し、年齢を重ねないと重厚な技は出せないそうで、「空手は誰でも一生涯、継続できることが魅力です」と語ります。
基本が最も大事けがや病気にも注意
空手には手の突きや足の蹴りの技を1人で演じる形と、1対1で攻防する組手があります。
佐藤さんは「いずれも試合で良い成績を出すためには、正確に突く、蹴るという基本が最も大事です」と明解に答えます。
「そのためには日々の鍛錬が大事で、体力面、技術面、そして精神面も鍛えなければなりません。稽古でつらいと感じたことはありません。稽古では技の基本を学び、基本を学べば技の全体をこなせます」と佐藤さん。
けがをしない、病気にならないよう常に気を使っているそうです。
週2回、酒々井で指導6段に昇段
日本空手協会の酒々井支部長の責務として、週2回は会員約40人に稽古をつけています。
「あいさつの徹底など、精神面も指導しています」
また、週1回は東京・飯田橋の日本空手協会本部で自身の稽古に励んでいます。
今年4月には目標にしていた6段に昇段しました。
6段になると各種資格の受験資格も得られます。
現在、佐藤さんは各種大会で審判員ができる審判員資格のA級を保有していますが、今後は指導員資格、審査員資格でA級を取得することが目標です。
両親が秋田県出身なのでよく作る料理はきりたんぽ鍋だそうです。