明石駅前の『歩行者デッキ』を延伸する案が出てるみたい。「アスピア明石」までつなげて回遊性アップ
画像:明石市「明石駅前南地区第一種市街地再開発事業」資料より
明石市は、JR/山陽 明石駅周辺の回遊性アップのため、駅の南側にある「歩行者デッキ」を東側に延伸する方針を固めたそうです。明石市大明石町1-4
画像:明石市「明石駅前南地区第一種市街地再開発事業」資料より
神戸市に隣接する明石市では、JR/山陽 明石駅から南側の明石港に至る約60ヘクタールの区域を市の「中心市街地」と位置づけ、明石駅南側では「まちの活性化」と「都市の身の丈に合った再開発」を基本方針に、再開発を進めています。
駅南側においては、先行して再開発された「アスピア明石」などとの「歩行者の回遊性が弱い」ことなどが課題に挙げられていました。
画像:明石市議会総務常任委員会 資料より
12月に行われた明石市議会総務常任委員会では、歩行者デッキ延伸に向けた検討をしていることが報告されました。
歩行者デッキは現在、山陽 明石駅から南側の「パピオスあかし」までと、東側の「ラポール明石」2階部分までが整備されています。
ラポール明石とアスピア明石の間には、山陽電鉄が建築計画を検討していて、この建物に合わせて歩行者デッキを延ばすという構想です。
山陽の建築計画は現在基本構想の段階で、デッキ部分は明石市が山陽に委託する形で、「2026年度」より設計(測量・調査含む)に着手するみたい。
市はデッキ延伸案について山陽と、アスピア明石を運営する明石地域振興開発と協議を進めているそうで、接続箇所や接続方法、構造のほか、法令上の課題について検討しているとのこと。
事業にかかる調査費・設計費・工事費は、概算で「約9億円」と想定。事業費については国の補助金制度も活用する方向で調整しているそうです。
歩行者デッキが延伸されれば、明石駅・パピオスあかし・アスピア明石間で行き来しやすくなるので、明石駅周辺をよく利用する人にとって便利になりますね。