2025年度一般会計 大和市議会 修正案を可決 3月28日の臨時会で
大和市議会(青木正始議長)は3月28日に臨時会を開き、2025年度一般会計当初予算の修正案を賛成多数で可決した。当初予算案は3月24日の定例会最終日に賛成少数で否決されていた。
当初予算案を巡っては、最大会派の自民党・新政クラブが24日の本会議で予算案の一部を組み替える修正案を提出。放課後児童クラブ事業の充実施策として新たに市が打ち出した「エンジョイスポーツ」や、2020年度から開催が見送られ、昨年秋に復活した「うまいもの市」開催事業、新たに企画する「歌謡イベント」など4事業について減額や削除を求めた。
採決では修正案と原案はいずれも否決され、定例会は閉会した。
臨時会に市が出し直した一般会計の修正案では、放課後児童クラブ事業と、うまいもの市開催事業をそれぞれ減額。歌謡イベントなど2事業を削除し、当初予算案から総額851万円減額した。
採決では20人が賛成し、日本共産党(2人)、虹の会(2人)、大和維新×iRAISE(2人)、堀合研二郎氏(立憲民主党)の7人が反対した。
修正案の可決を受けて古谷田力市長は「定例会において予算が否決されたことは大変重く受け止めている。修正となった4事業のうち2つは削除、2つは減額となったが、これらの事業は現地現場で伺った市民の声であることはご理解いただきたい」と話した。
修正案を提出した井上貢氏(4期)は本紙の取材に「ほぼ修正案が反映されありがたい。令和8年度の予算編成ではさらなる事業の見直しが求められる。今後が重要になる」と指摘した。