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英会話は「完璧じゃなくていい」 英語のプロ達に上達法を聞いてみた!

TBSラジオ

子育てや学習にフォーカスした内容となって、パワーアップしてお送りしていきます!メインパーソナリティには新たに関根麻里さんをお迎えし、佐々木舞音アナウンサーと2人でお送りします。6月のアドバイザーは、英語で預かる学童保育のKids Duoで教室長を務める渡辺明日香さん!そして今週は、やる気スイッチグループの英語教材の鑑賞を行うマシューさんにも来ていただきました!英語のプロである渡辺さん、マシューさんに子どもの英語教育に関するお話を聞いてみました。

オープニングはスティッチの話!

関根:ちょっと最近私感動した映画がありまして…

佐々木:うん。

関根:リロ&スティッチ!実写版の!

佐々木:観たい!私も。

関根:ちょうどね、最近公開だったと思うんですけど、娘たちの友達とみんなで観に行って。よかった~。やっぱ家族の話なので、子供たちは「スティッチ面白い!」とか「かわいい!」とか、もちろんそういう楽しさもあるんですけど、なんかね、やっぱ心温まりました。

教室内は英語で会話?英語学習はまず環境から!暗記するだけでなく、活用することが大事

関根:今週も引き続きお願いします!

渡辺:お願いします!

関根:さらに今週は、やる気スイッチグループの英語教材の鑑賞を行うマシューさんに来ていただきました!現在は、どんなお仕事をされてるんですか。

マシュー:教室で使ってる様々な教材を、より良くするためにはどうしたらいいかっていうのを、みんなで話し合って毎日働いてます。

関根:そうなんですね!そもそもマシューさん、日本で働くきっかけは何だったんですか。

マシュー:小学生の時の日本人の友達から日本のことを聞いたりとかして、結構早い段階から日本に興味を持ってここに働きに来ました

関根:小さい頃の思い出っていうのはすごく大切ですよね!渡辺さんもね、ハリー・ポッターの映画を見て英語に興味を持ったって。

渡辺:そうです!(笑)彼が何て喋ってるんだろうって。

関根:うん。そういう子供の頃のそういう興味だったり思い出がね、きっかけだったりするんですね。マシューさん、今英語教材を監修しているということですけど、どういうことを大切にしてるんですか。

マシュー:いろいろと気をつけてるんですけど、どんな相手がターゲットでどんな子が学んで使っていくのかとか、この教材の目的は何なのかっていうので、初めてやる子なのか、テストに向けて準備してる子なのかっていうのもいろいろ考えながら、教材を作ってます。

関根:それぞれ違うわけですね。

佐々木:目的を持って、ということなんですが、今回もやる気スイッチアドバイザー渡辺さん、そしてマシューさんに質問を聞いていきたいと思います。

佐々木:やる気スイッチグループの教室に通う親御さんから英語教育に関わるコメントをいただいています。まずはこちら。小学2年生のお子さんを育てるお母さん、カオリさんからです。

「別に何語でもいいから人とコミュニケーション取って欲しいっていうのが元々あったんですね。本当にここは、親が悩みを持たないくらい子供の英語環境がすごく自然なので、多分、息子は英語喋ってる感覚はないと思います」

関根:すごい!もうなんか、英語とか日本語とかどの言葉ってよりももうコミュニケーション取ってるって感じなんですね!すごくこの英語環境もね、英語話す環境が自然っていうのがやっぱりポイントなんですかね。どうでしょうか?

渡辺:そうですね、やっぱり英語を学びに来てるっていうのはあんまり意識して欲しくないなというふうに思っていて。やっぱり何も考えずに、ただここに英語があるから「イエス」って答えるとかって。答えるみたいな反応してもらうというのをすごく大事にしてるのと、ネイティブの先生も日本語わかる先生もわかんない先生もいるんですけど、子供たちには英語で話してねって言っていて、わかんないときに先生も頑張ってジェスチャーを使って英語だけで伝える。コミュニケーションをとることが大事なんだよって思ってもらえるように、何か日本語で「楽をしちゃ駄目だよ」っていうふうにネイティブな先生にも、バイリンガルの先生もなるべく教室の中では英語で喋るときは、外に1回出してあげて環境を変えて日本語でコミュニケーション取るっていうふうに分けてるんですよね。

佐々木:教室内は英語で!その環境なんだよっていうのを作っていくと。

関根:マシューさん、自然と英語を身につけて欲しいっていう意味では、どういうことを気をつけたりしてるんですか。

マシュー:教材の内容だけを学んで欲しいっていうふうに考えて教材を作ってるわけじゃなくて、実際にどういう使い方ができるのかっていうのを考えながら教材を作っていて。例えば工作するっていうときに、その工作で使うワードをただ覚えるだけじゃなくて、先生とどうやってコミュニケーションをとったらその工作がうまくできるのかとか、進められるのかっていうのを意識して教材を作ってくれてます。

関根:ただ暗記するってよりは、どう活用するかっていうことですもんね。

英語を「話す」と「使う」の違いとは?「伝えようっていう意識があれば実は成立したりする」


佐々木:先週からいろいろお話ありましたけど、「楽しい」「好き」っていうのが一つポイントでもあるし、その環境を作るっていうのもすごく学ぶ上で大切なんだなっていうのを感じますよね。リスナーの皆さんがおうちで真似できそうなことって、環境作りとかありますか。

渡辺:そうですね。でもやっぱり、英語は環境みたいな感じにした方がいいと思うので、何かこの時間は英語のムービーを見てそれをなんか会話もイエスノーだけでもいいから英語で言ってみるとか。なんかここに行ったら、英語を話すとかこの時間は英語の絵本を読む時間とか、なんか日本語と英語の境をちゃんと英語なら英語で頑張ろうみたいな感じにしてあげてていうのがいいのかなって思います。

関根:切り替えるっていう感じですね。だから喋ろうってよりは本当、日常の中で会話の中で自然と使えるのが一番いいっていう環境ですけど、それもやっぱ「話す」と「使う」だとやっぱり違うんですか。

渡辺:かなり主観になっちゃうんですけど、なんか使うっていうと結構自分が主体な感じがしてっていう。自分の伝えたいことを正しく伝えようみたいなのが軸になると思うんですけど、話すってなると自分が正しく言えてるか言えてないかというよりは、相手に伝わってるかっていうのがなんかメインになってくるかなって思っていて。ってなるときにやっぱ正しく使おうって思うと、言葉が第2言語なので英語が「詰まる」というか、文法ってどうだっけ?とか、ワードって何だっけ?とか。結構困ることが多いんですけど、自分がこういうこと伝えたいっていうものが相手に伝わればいいって思って話ができると多少ね。ぴったりな言い回しじゃなくてもうん自分の知ってる言葉で探してコミュニケーションが取れて、なんか割とスムーズに会話ができたりとかするなって思ってます。

佐々木:最初はそれでいいんですね、伝えようっていう意識があれば。

渡辺:全然もう本当に片言なイングリッシュでも全然最初はいいと思ってて。そこから何か伝わる楽しさがわかってきてから、ちゃんと文法学んで精度を上げるという。

佐々木:正確さというよりは、とりあえず伝えてみるっていうのが大切だと感じますか。

マシュー:これからきっとこういうトピックがたくさん出てくると思うんですけど、やっぱり言語を学ぶっていうときに、「完璧である」っていうことを意識して心配しすぎちゃうことのほうが多かったりすると思うんですけど、実は伝えることが大事で、それって単語しか知らなくても、実は十分できたりするんです。

関根:やっぱりそういうほうが、よりあれですよね。話しやすい環境だし、覚えやすいですよね。

佐々木:そういう授業の方が少なかったので、今こう振り返ると「もっとそっちに自分的にも力を入れればよかったな~」っていうのを、今お話を聞いていて感じました。

関根:英語でコミュニケーションとるためのおすすめの練習方法とかありますか。

渡辺:そうですね,
私がやってたのは、とにかくNetflixでやっぱり英語のドラマとかを見て、なんか日本語で意味を考えるっていうよりは、なんか悲しそうな人に「アイムソーリー」って言ってるなと思ったら、自分も悲しそうな人を見つけて何かちょっとそう言ってるとか。それはちょっと大人になってからやってたのでできたことかもしれないんですけど、あとはそのうちみたいな教室の環境で言うと、日本語で話すことを「駄目だよ」っていうふうに伝えてるんではなくって、「英語で話してみよう」って伝えてるので、どうしても言えないことは、バイリンガルの先生が英語に訳してもう1回言い直しをさせてあげるっていうのを大切にしてて、「主張しないことが一番駄目だよ」とか、やっぱ伝えた方がいいよっていうのはみんなに言ってるので、英語で言えることは必ず英語でトライしてみよう、無理だったらバイリンガルの先生に聞いてごらん、っていうような形で自分の言いたいことを話す機会を増やしてあげるっていうのはすごく大事にしてます。

関根:確かに言い直すのもいいですね。こういう言い方があるんだよって、うんうん。マシューさん、どうですか?

マシュー:一つの方法が一番効くよ、とかっていうのはなかなかいろんな子がいるので難しいですけど、一番大事なのは「なんで英語を話さなきゃいけないのか」っていう理由があること。例えばクラスの中で20単語この本から覚えなさいって言っても子供たちは「なんでやんなきゃいけないの」っていう、覚えてないけどそこにチャレンジしようとか、こうだから「これをやってね」とかっていうようなタスクを挙げて理由を示すことで、子供たちもモチベーションがしっかり上がって、それがやっぱり英語が話せるようになる。一番のメリットになるんじゃないかっていう。

佐々木:目的があると、やろうっていう気持ちゲーム感覚にもなるし、楽しく学べそうな感じがしますね。

関根:こういう子が特に伸びるのが早いな~とか、習得が早いなとかっていう特徴はあったりしますか。

渡辺:そうですね、発話っていうことで言ったら、ちょっと大胆なことというか。「これは「Doh(ドッグ)」なんだよって言ったときに「何で?」ってならない子、二匹いたら「Dogs」です、って言ったときに「なんでそうなるんだろう」ってならずに、「そうなんだ」っていう感じで、勢いがある子たちはやっぱり発話が出てくるのが、かなり早いなと。ただ一方で文法やるってなったときには、そういう勢いのある子は結構苦戦をするんです。なんとなくで学んできたから。

関根:タイプによって、そうか、そういうのがある。最初慎重だと逆?

渡辺:1回いっぱい聞いて考えたりしてから話す子は結構精度が高くて、ボキャブラの量が多かったりはします。やっぱそういうタイプに分かれるというか、得意不得意ありますね。

英語の勉強法や、取り組み方にまつわる様々なことを聞くことができました!

(TBSラジオ『やる気スイッチラヂオ アストルム』より抜粋)

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