渋くてかっこいい!話題の和モダンデザインを実例とともにご紹介!
家づくりの際はモダン、ナチュラル、カフェ風など様々なテイストがあり、悩む方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、和モダンなテイストに統一した平屋住宅です。
平屋住宅とは、1階建ての構造で階段がない住宅のこと。親世帯と子世帯が同居する二世帯住宅の場合、将来的に介護をする可能性も考えて平屋住宅にするのもよいでしょう。
今回は、和モダンをテーマにした平屋住宅をご紹介!将来的な介護を視野に入れた家づくりや和モダンを意識した梁のつくり方を解説していきます。
和モダンとは
和モダンとはどのようなテイストのことを指すのでしょうか。ここでは、和モダンテイストについてご紹介します。
和モダンとは、モダン×和風テイストのこと
和モダンとは、現代的なデザインと和風なデザインを組み合わせたものを指します。現代的でシックな雰囲気と、畳や木材などのあたたかいデザインがマッチした空間になるため、最近人気が高まっているデザインです。
和モダンの平屋にすることで、昔ながらの平屋が持つあたたかみと現代的なテイストを掛け合わせ、よりおしゃれで機能的な空間に仕上げることができます。それでは、和モダンな平屋の実例を見ていきましょう!
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モダン×機能性!玄関づくりのコツ
デザインはモダンなものにしながらも、機能性を意識している点がポイント。玄関ドアを工夫することで将来の介護がぐっと楽になるだけでなく、小さな子どもや買い物帰りで両手がふさがっている時なども簡単に家の中に入ることができます。
家族みんなにやさしい玄関づくりのコツをご紹介します。
玄関ドアは引き戸に
通常の開き戸ではドアを開ける際に後ろに下がったり前に進む必要があるため、車椅子の方や足腰が弱い方には大きな負担になってしまうことも。玄関ドアを引き戸にすることでちょっとした移動の負担を減らせます。
また、ドアを開け閉めする際に比較的力が要らない点も引き戸設置における大きなメリット。車椅子の方だけでなく、家族みんなが使いやすい玄関ドアとなっています。
壁をくり抜いてモダンなデザインがお出迎え
玄関に入るとモダンなデザインがお出迎え。壁をくり抜いてちょっとしたお花を飾れるような素敵なスペースになっています。
白い壁にくり抜いたえんじ色の壁が映えており、モダンな印象に。玄関のデザインからテイストを定めることで、家全体の統一感がアップします。
シューズクロークは扉を設置して使いやすく
玄関には土間収納としてシューズクロークを設置。シューズクロークの扉も引き戸にすることで、使いやすい設計となっています。
シューズクロークは靴だけでなくアウトドア用品や日曜大工の工具類なども収納できるため、扉がないと生活感が出てしまうことも。シューズクロークを導入する際は扉を設置し、生活感を見せないつくりにするとよりおしゃれな玄関になります。
主寝室もバリアフリー×モダン!空間づくりのひと工夫
主寝室は家の中で最も落ち着ける場所にしたいですよね。部屋の間取りやモダンなデザインにするだけでなく、主寝室までの動線にも配慮することで、より過ごしやすい和モダンな住宅となっています。
収納は2か所設置
主寝室は収納を2か所設置し、収納力を高めています。一つは衣類をハンガーにかけて収納するもの、もう一方は奥行きを1mにして布団などを収納するスペースとなっています。
主寝室の収納を多めに設置しておくことで、朝起きてそのまま着替えられる動線や、布団をそのまま室内に収納できる家事動線を確保。毎日の暮らしやすさが格段に上がります。
スロープからそのまま主寝室につながる設計
2階がないという平屋住宅の強みを生かし、主寝室につながるスロープを設置。外からそのまま主寝室へとつながる動線をつくっています。
スロープにして空間を広く取ることで、車椅子の方も簡単に入室できる設計になっています。
目隠しになる格子を取り付けて和モダンな外観に
主寝室につながるスロープには格子を設置して中が見えないよう配慮している点も特徴です。格子があることで和モダンな外観も演出しており、和モダンテイストが統一された平屋住宅となっています。
車椅子に対応した安全設計の水回り
水回りスペースも快適な暮らしを左右する大きなポイント。車椅子にも対応できるような設計にして家族全員が使いやすい水回りとなっています。
転回しやすい広々トイレ
トイレは車椅子でも転回しやすいよう、空間を広めにとっています。便器の前だけでなく手洗いスペースの前にも十分にスペースを取ることで、車椅子から便器に移動する際も動きやすい設計になっています。
車椅子に乗ったまま使える洗面台
トイレからそのまま脱衣所につながり、水回りの動線も直線で完結するように配慮しています。脱衣所の洗面台は車椅子から直接使えるよう高さを設定し、シンクを広く取っている点が特徴です。
植栽との相性抜群!和モダンなリビング
リビングも和モダンを意識してつくり、畳スペースや庭の植栽とマッチした和モダンの雰囲気に。リビングづくりのひと工夫をご紹介します。
「魅せる」梁の配置でモダンな空間を演出
リビングの梁をあえて大きく見せることで、リビング全体が和モダンな印象になっています。白を基調とした天井に、梁や床材には暗いブラウンの木材を合わせることで、和モダンで重厚感のある雰囲気に仕上がっています。
「和」を感じて!庭を眺める大きな掃き出し窓
リビング横には大きな掃き出し窓を設置してリビングから庭を眺められるように設計しています。窓からのぞく植栽から和のイメージを感じることができ、モダンなリビングと「和」を感じる庭が見事にマッチした和モダンな空間に仕上がっています。
モダンなデザインの畳スペース
リビングの後ろには畳スペースを設置。使用する畳や天井の色を工夫することで、モダンな印象の畳スペースに仕上がります。
和風ながらもどこか洗練されたモダンな印象を与える畳スペースとは、どのようなものなのでしょうか。
昔ながらの機能×モダンデザイン
畳はヘリがないものを使用することで、古風になりすぎないスペースになっています。また天井の色はグレーにして従来の和室とは違うモダンな印象に。
仏間などの従来の機能はそのままにしてモダンなデザインにすると、和モダンでおしゃれな空間になります。
木材×ステンレスにすると、モダンで無機質なキッチンに
キッチンやダイニングは暗い色の木材を基調につくり、モダンな空間になっています。キッチンはあえてステンレス製にしてギャップをつくることで、よりメリハリのある雰囲気に。
キッチン・ダイニングづくりのコツを見ていきましょう。
木材を基調としたダイニング
木材を基調としたダイニングは落ち着いた雰囲気に。カウンターとダイニングテーブルの2種類を設置し、どちらでも食事が楽しめるように設計しています。
ダイニングにはハイドアの収納スペースを2か所設置。ハイドアにすることで空間をより広く見せるだけでなく、高級感も与えられます。
キッチンはステンレス製にしてモダンな印象に
キッチンはステンレス製にすることでモダンで無機質な印象を与え、木材のあたたかい印象から雰囲気が一変します。ダイニングスペースのアクセントにもなっており、モダンな雰囲気を醸し出していますね。
広いパントリーで収納力も確保
キッチンの右手にはパントリーを設置して収納力も確保しています。パントリーとは食材などを貯蔵する場所のこと。パントリーを広めに取ることで、食材だけでなくウォーターサーバーや小さな冷凍庫など、ちょっとした電化製品も置けるのです。
キッチンから洗面台へつながる動線に
キッチン後方から洗面台へとつながる動線にすることで、家事動線を確保しています。リビングからキッチン、水回りがつながる回遊性のある間取りになっているため、使い勝手のよい住宅になっています。
まとめ
今回は、和モダンなイメージの平屋住宅をご紹介しました!和モダンなイメージを演出する格子や梁の使い方、バリアフリーな設計など、家づくりのポイントがたくさん詰まっていましたね。
デザインと安全面の双方を考慮しながら、楽しく家づくりをしていきましょう!