「その文化、この県だけですよ。」定番のセリフに驚く、ケンミンピュアリアクションが面白い!
全国の県民文化を取材している時、独特の食べ物や風習について、この県だけですよと言うと「うそ?」とものすごく驚くのが面白い。群馬県民が大好きな「登利平のお弁当」は他県民の人は食べたことないんですよと教えると「何で?」「ええ〜!」と信じられないご様子。大阪府民が愛する居酒屋メニュー「するめの天ぷら」は他県民が知らないと告げると「え、ないの?!」「おもんないわ〜!」と腹を立てられてしまう。
県民の常識が崩壊した時のピュアなリアクションが面白い!それを特集してみよう。
まずは、石川県民の常識。
一般的に曲のワンコーラスのことは、1番2番と数える。
ところが石川県民は「1題目」と答えた。
そんな数え方は石川県だけですよと教えて、広辞苑で確認してもらった。すると・・・
「なんだと?!」とあぜんとし、「ないわ!」と開き直ったように言う。
しまいには「降参します」と目を見開いて白旗をあげた。
次は鳥取県民に迫る。
鳥取で出てきた茶わん蒸しを開けると、中からにょろにょろと出てきたのは、春雨でびっくり!
だが鳥取県ではこれが常識。茶わん蒸しに春雨は当たり前だ。
鳥取県民だけですよと伝えると、おじいさんが大まじめに「では質問、47都道府県で春雨が入ってるのは鳥取だけですか?」と聞いてきた。
「え?入ってないと?」よほど疑問なのか「春雨ってどんなもんに入っとるんですか?」とさらにマジ聞きしてくる。
「春雨サラダとか、チャプチェとか」と答えると「チャンプルー?チャップリン?」とナイスな聞き間違えをしてくれた!
今度は高知県民。
折り紙の定番、折り鶴を高知県民は「おん鶴、めん鶴のこと?」と言い出した。何を言ってるの?
なんと、高知県の折り鶴にはオスとメスがあるという。我々の知る折り鶴はオスで、もっとふっくらしたメスの鶴もあるのだ。
これを高知県民に伝えると「それって日本全国じゃないが?」とメチャ戸惑っている。
さらに、高知県民の言うメスの鶴は実は、「ふくら雀」なのだそうだ。
「ええ〜?」と驚いたものの「別に生きていく上で大した問題じゃない」と、悟りの境地だった。
そして京都府民。
ランドセルと言えば誰もが知る小学生アイテムだが、宇治市の小学生たちはリュックサックとランドセルを合わせたような「ランリュック」を使っている。ナイロン製で軽くて丈夫。
小学3年生の宇治市の小学生にランドセルを初体験してもらった。嬉しそうに「どうやって開けるの?」と聞いている。全国の小学生はみんなこれ使ってますよ、と伝えると「初めて知りました」とびっくり。本当に嬉しそうに背負ってみたりしているのを見てお父さんが「よかったな」と言うと、「よかったねってもらってないけどね」と残念がっていた。
続いて宮城県民。
石巻焼きそばは一見普通に見えるが、仕上げにお出汁をふんだんにかけた贅沢味。
そのせいか宮城県民はこの石巻焼きそばをごはんと一緒におかずのように食べるのだ。
出汁の焼きそばは初めてだと宮城県民のお父さんに言うと「取材不足ですよ」とつっこまれた。すると横にいた別のお父さんが「自分の知識から逃れるのは難しいんだよ」と哲学者のように言う。「知らないことで初めて人間は成長する」と、知ることのたいせつさを教えてくれた。
日本中には独特の県民文化があって面白いね!まだまだケンミンSHOWは続くのだった!