新生活が始まる季節におすすめの本3選を谷島屋ららぽーと沼津の店長が厳選!【店長さーん!お薦めの本、教えてください】
静岡新聞社出版部のアッキーこと秋田です。桜も開花し、まさに春到来!4月は新生活に向けて、新たな門出を迎える人も多いと思います。
今回の「店長さーん!お薦めの本、教えてください」は、新生活が始まる春にちなんで「新社会人にお薦めの本3冊」と「子育て世代にぜひ読んでほしい1冊」をピックアップ。紹介するのは、ららぽーと沼津に店舗を構える「谷島屋ららぽーと沼津店」の柴田昌紀店長です。
※価格は税込
1.「舟を編む」 三浦しをん(著)、光文社
【ストーリー】
とある出版社の営業部に勤める主人公・馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭していく馬締はある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが…。
【柴田店長のお薦めポイント】
お仕事小説の名手、三浦しをんさんの代表作の一つです。「本屋大賞」だけでなく、映画やアニメにもなったので、ご存じの方も多くいらっしゃるかと思います。単純に物語として素晴らしいのは言うまでもありませんが「世の中にはこんな仕事もあるんだな。仕事って面白いな」なんて思っていただけるのではないかと思います。
2.「ドムドムの逆襲 39歳まで主婦だった私の『思いやり』経営戦略」 藤﨑忍(著)、ダイヤモンド社
【内容】
絶滅寸前のチェーン店「ドムドムハンバーガー」復活の秘密を初公開!東京・渋谷「109」のアパレルショップ、新橋の居酒屋に続き、ドムドムも流行らせるカリスマ社長の奮戦記。
【柴田店長のお薦めポイント】
やったことがないからできない、教わっていないからできない。そんな後ろ向きな思いでは前に進めないのだなと思わされる1冊。環境が変わることを不安に思う方に読んでほしいです。
3.「ユニクロ」 杉本貴司(著)日経BP
【内容】
寂れた商店街でくすぶっていた青年が「ユニクロ」という金の鉱脈をつかむまでの知られざる暗黒時代から、東京進出とフリースブームの到来、苦戦する海外展開、そして、情報製造小売業への進化まで。ユニクロを創業した柳井正と、その夢に惹かれた同志たちの長き戦いをリアルに描き出す。
【柴田店長のお薦めポイント】
日本中どこにでもあって、ふらっと立ち寄ることも多い「ユニクロ」が、どうやって世界的なアパレル企業となったのか。店舗が身近にあるだけに、興味深く読んでいただけるのではないかと思います。
恒例!今月の「子育て世代にお薦めの一冊」は?
続いて本コラム恒例!子育て真っ只中の世代にぜひ手に取ってほしい、店長お薦めの本を紹介してもらいました。
「泣きたい夜の甘味処」 中山 有香里(著) KADOKAWA
【ストーリー】
とある町に、ひっそりとたたずむ一軒の甘味処。熊と鮭が営むこのお店は、夜しか営業していません。提供するのは温かいお茶と甘いもの一品だけ。今夜も、疲れて泣きたい人々がこの店に迷い込みます。主人公たちが知らない、もう一つの視点から綴った描き下ろしに加え、11のお菓子レシピが付いています。
【柴田店長のお薦めポイント】
何か失敗をして落ち込んだ時、疲れて何もできない時、甘いものが癒してくれて、救われた気持ちになることがあったりしませんか?
この本には、そんな甘味の力が詰まっています。ふとした時に手に取っていただいて、少し気持ちが和らいだりしてくれたらいいな。なんて思います。
お仕事に、子育てに、毎日を全力で頑張っている貴方に読んでほしい1冊です。
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谷島屋 ららぽーと沼津店
沼津市椎路字東荒301ららぽーと沼津3階
電話:055-955-5670
X:https://x.com/lalanumazu_yjmy