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キャンドル作り体験 in TAKAHASHIGAWA TRAVEL ~ 世界にひとつだけの桃太郎や鬼のオリジナルキャンドルを作ってみよう

倉敷とことこ

キャンドル作り体験 in TAKAHASHIGAWA TRAVEL ~ 世界にひとつだけの桃太郎や鬼のオリジナルキャンドルを作ってみよう

キャンドルは、明かりを灯す(ともす)ものだけでなく、火を点けずに鑑賞用のインテリアとして楽しめるものもあります。

私は個人的に、キャンドルといえばシンプルでおしゃれな形のものが主流だと思っていました。
しかし、知人に教えてもらったキャンドル作り専門店「キャンドルフェアリー」のキャンドルは、派手な色とキャラクターのようなかわいらしい形をしており、これまでのキャンドルのイメージが吹き飛ぶようなものばかり

タイミング良く、キャンドルフェアリーのオリジナルキャンドルが作れるイベントを教えてもらったので、参加することにしました。

手先が不器用な私でも作れるのか気になりながら参加したオリジナルキャンドル作り。
当日のようすを紹介します。

キャンドル作り体験について

キャンドルフェアリーの鬼のキャンドル

キャンドル作り体験は、2024年7月23日(火)にTAKAHASHIGAWA TRAVEL(高梁川トラベル)で開催された体験型ワークショップです。

TAKAHASHIGAWA TRAVELは、倉敷美観地区内にある観光案内所です。インバウンド向けの観光ツアーの企画のほか、観光客だけでなく地元の人でも楽しめるようなワークショップをときどき開催しています。

今回は、倉敷市阿知町にあるキャンドル作り体験専門店「キャンドルフェアリー」とコラボレーションし、オリジナルのキャンドルを作る体験イベントが開催されました。

キャンドルフェアリーのお店がある阿知町は、美観地区と比べて観光客の人通りが少ないエリアです。同様に、TAKAHASHIGAWA TRAVELが位置する美観地区の路地裏も、観光客を増やすために試行錯誤しています。2つの「美観地区だけでなく、阿知町や路地裏にも足を運んでもらいたい」という想いのもと、今回のイベントが企画されたそうです。

参加費は、材料費なども含めて税込1000円です。出来上がったキャンドルは小分けの袋にラッピングされ、持ち帰りできます。

キャンドルフェアリーのスタッフさんがていねいに作り方を教えてくれるので、キャンドルに触れたことがない人でも簡単に作れました。子どもから年配まで、年齢問わずに楽しめる内容です。

当日のようす

会場となるTAKAHASHIGAWA TRAVELは、倉敷美観地区内の観光施設「Login Kurashiki(ログインくらしき)」のなかにあります。

TAKAHASHIGAWA TRAVEL外観

予約した時間よりも少し早めに着いたので、前のお客さんのキャンドルが出来上がる瞬間にタイミング良く立ち会えました。

こちらの女の子が作ったキャンドルは、ひよこと赤い鬼の2種類。立体的な装飾やかわいらしい表情が魅力的なキャンドルです。どちらのキャンドルも「簡単に楽しく作れた」と話してくれました。

作ったキャンドルを見せてくれる女の子

いよいよ私の番が回ってきました。

まずは土台となる球体のキャンドルを選びます。コロコロとかわいらしい見た目をしており、どの色にするか悩ましいカラーバリエーションです。

ベースとなる球体の形をしたキャンドル

イベントの日は猛暑だったので、涼しさが感じられそうな水色のキャンドルに決めました。

続いて、種類豊富なサンプルのなかから、お手本にできそうなキャンドルを選びます。基本的に今回のイベントで作れるキャンドルは、桃太郎、もしくは鬼の2種類です。私はより個性が光りそうな鬼を作ることにしました

種類豊富なサンプル

並んだキャンドルを見ていると、目の位置、眉毛の形、口の大きさなどで表情がまったく違うことがわかります。

お手本になりそうな鬼をピックアップして、早速キャンドル作りスタートです。

お手本にする予定のキャンドル二つ(中央と右)

まずは顔のパーツ作りから

テーブルの上に用意されていたのは、細かく切られたキャンドルのかけら。これらを使って、顔のパーツや装飾部分をひとつずつ作っていきます。
カラフルな色がそろっていますが、複数の色を混ぜてオリジナルの色を作っても良いそうです。

カラフルなキャンドルのかけら

作り方は、キャンドルフェアリーのスタッフさんがマンツーマンでていねいに教えてくれました

説明してくれるキャンドルフェアリーのスタッフさん

「キャンドルのかけらを指でつまんで、少し時間を置くと、体温でキャンドルが徐々に柔らかくなっていきます。こねられるほどの柔らかさになったら、形を作って丸いキャンドルに貼り付けてください。もし整形や貼り付けに失敗しても、温めればやり直しができるので、安心してくださいね

やり直しができると知り、不器用な私はほっとしながら取り掛かります。

まず作ったのは眉毛です。ふと、幼少期の自分が太い眉毛だったことを思い出し、眉毛は太眉にしてみます。目はくりくりで大きいほうがかわいいと思い、つぶらな瞳を意識しました。

八の字眉毛の鬼

パーツを左右対称に付ける作業は思いのほか難しく、何度も貼り直していると、スタッフさんに「上のほうに顔のパーツを付けると表情が見えやすいですよ」とアドバイスをもらいました。

アドバイス通りに付けていき、どんどん顔のパーツを作っていきます。

ツンと高い鼻を付けた鬼

鼻は「もっと鼻が高くなりますように」という願いを込めてツンと高く仕上げました。

私好みの表情が出来上がってきたキャンドルに、親近感が湧いてきます。お手本の鬼とはまた違う、個性的な顔を作れたのですでに満足です。

制作中のようす

牙とツノを付けて仕上げの工程へ

牙(キバ)とツノをくっつけると、ようやく鬼らしさが出てきました。
ツノの色は、オレンジと黄色を混ぜてマーブル模様にしようと思いましたが、上手く混ぜられなくて断念しました。個人的にツノを左右対称に作るのが一番難しかったです。

ほぼ完成した鬼の顔

最後に、余ったキャンドルのかけらを混ぜて、ツノに装飾を付けてあげました。

制作中のようす

細く練ったキャンドルをツノに巻いて仕上げたら、オリジナルキャンドルの出来上がりです。

制作中、キャンドルフェアリーやTAKAHASHIGAWA TRAVELのスタッフさんが「かわいいですね!」や「良い顔していますね~」と声を掛けてくれたので、黙々とやるのではなく会話しながら楽しく作れました

ツノに装飾が付けられた

作ったキャンドルは、パーツが取れないようにスタッフさんが蝋(ろう)でコーティングしてくれます。少し冷まして、完全に乾いたら完成です。

最後の仕上げでコーティング作業するキャンドルフェアリーのスタッフさん
完成したオリジナルの鬼キャンドル

キャンドルフェアリーのスタッフさんに、初めてのキャンドル作りが楽しかったことを伝えると「お客さんから楽しかったという感想をいただく時が一番うれしいです」と笑顔で話してくれました。

今回のキャンドル作りをきっかけに、散策したことがない阿知町にも足を運びたくなりました。次はキャンドルフェアリーの店舗で、キャンドル作りを体験してみたいです。

おわりに

作ったキャンドルを家に持ち帰ったところ、カバンのなかに無造作に入れたせいで潰れてしまい、高かったはずの鼻が上向きに曲がっていました。ショックを受けるかと思いきや、よりオリジナリティが生まれたような気がして、日々愛着が湧いています

鼻の曲がった鬼のキャンドル

不器用な私でも上手く作れるのか不安でしたが、難しい工程は一切なく、簡単に作れました

私は今回一人でイベントに参加しましたが、スタッフさんが声を掛けてくれる温かな雰囲気のおかげで、終始楽しく作業ができました。TAKAHASHIGAWA TRAVELの体験型ワークショップは、おひとり様にもおすすめしたいです

TAKAHASHIGAWA TRAVELでは、今後もさまざまなイベントが企画されていくそうなので、おでかけの候補のひとつとしてぜひチェックしてみてください。

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