妙高市が浄水場更新工事の入札で情報漏えい ホームページに設計額掲載
新潟県妙高市は2025年1月16日、14日に公告した浄水場の機械更新工事の入札について、ホームページに設計額が記載された設計書を掲載し、価格情報を漏えいさせたと発表した。入札は16日付で中止し、設計内容を見直した上で改めて公告するとしている。
価格情報の漏えいがあったのは、14日午前9時に公告した「南簡水第1号 新井南浄水場(機械)更新工事」の制限付き一般競争入札。経年劣化した地下水をくみ上げる井戸ポンプと、浄水するためのろ過器を更新するもので、市がホームページに掲載した設計書は、本来空欄とすべき機械や設置費用などの単価を含む設計額を誤って記載していた。設計書の作成時と掲載時にチェックを行っていたが、見落とされていた。
15日午前10時40分頃、入札に参加予定の業者から指摘の電話があり判明。ホームページは同11時頃非公開にし、すでに入札参加申請のあった業者には中止の通知を行った。
市は「事前確認を徹底し、特にホームページ登録の際には担当者だけでなく、複数人チェックを実施するなど、再発防止に努める」としている。