【車で連れ去り公園で暴行】暴力団幹部の男性(47歳)と神奈川県の男性(43歳)を検挙、金銭トラブルが発端か(新潟県長岡市)
長岡警察署
長岡警察署、燕警察署、小出警察署、県警組織犯罪対策課は3月10日までに、新潟県魚沼市下新田在住で稲川会系暴力団幹部の男性(47歳)と、神奈川県在住で無職の男性(43歳)を生命身体加害略取、恐喝、傷害の疑いで検挙した。
検挙された2人は共謀のうえ、1月中旬、群馬県内において、ホテルに滞在していた40歳代男性を加害目的で自動車に乗車させ、新潟県長岡市内の公園駐車場まで走行中の閉じ込めて連れ去り、同日、同駐車場に停車中の車内で男性に対し、「携帯貸して。良いから貸せや」と脅迫した。
そして、スマートフォン1台(時価2万円相当)を奪い取り、さらに「お前おりてこいや。早く出てこい」と怒鳴りつけ、指示に従い車から降りてきた40歳代男性に殴る蹴るなどの暴行を加え、全治4週間を要する鼻骨骨折などの傷害を負わせた疑いがもたれている。
警察によると、検挙された暴力団幹部の男性(47歳)の知人と被害に遭った40歳代男性の間で金銭トラブルがあり、検挙された男性2人が犯行に及んだものとみられるという。
また、犯行には、検挙された2人以外にも複数人が関与していた可能性もあるとみて捜査を続けている。
長岡署によると、検挙された暴力団幹部の男性(47歳)は警察の調べに対し、「暴力を振るってけがをさせたことは私がしたことなので認めます」と述べている。
一方、無職の男性(43歳)は「私のやった行為が、生命身体加害略取、恐喝、傷害という罪名にあたるとは思いません」と供述しており、容疑を否認しているという。
詳しい経緯などは現在捜査中。