<夫が親友と不倫?>独身時代の元カレから10年ぶりの連絡!嫉妬で嘘をついている?【まんが】
数年前の出来事。私は結婚して、地元近くに夫と小学生の子ども2人と住んでいます。夫と私は同い年で42歳。今年で結婚して10年目、平凡ながらも穏やかな日々に感謝をしていました。ある日、元彼から電話があるまでは――。
寝耳に水とはまさにこのこと。ジュンコは同じ高校の同級生で、私の親友でもあります。私は突然電話をしてきて、不確かなことを言う元彼に腹が立ちました。まだ独身の元彼が「別れた女の幸せを壊そうとしているの?」とも思いました。 しかし「もし元彼のいうことが本当だったら……」そう思うと、夫のことが気になって仕方ありません。お昼前頃、思い切って夫の会社に電話をしてみました。すると「今日は休みを取られていますよ」と電話口の社員にあっさりと言われたのです。「え? 本当にジュンコと会ってるの?」と思いましたが、2人が会ったのは、私の結婚式とずいぶん前にうちに遊びにきたときの2回だけなのです。
最近、子どものいる私は独身のジュンコとはなかなか時間が合わず会えていませんでした。 でも連絡は取り合っていて、近況を報告したり、お互いのSNSをチェックしたりしていました。いつも「ちゃんとした彼氏が欲しいなあ」なんて言っていて、誰かと付き合ったりしている素振りはまったくありませんでした。
「今日、会社行くって言ってたけど休んだんじゃないの?」 私は、帰ってきた夫に聞きました。何か私の知らない事実が出てくるのではと怖かったけど、何もないだろうという思いの方が強く、ストレートに聞きました。すると夫は「はあ……」とため息をつき、バッグから何やら取り出しました。
私がもらったプレゼントと同じブランド食器、加えて高級ジュエリーブランドのネックレスが写った画像がジュンコの裏アカウントに投稿されていたのです――。「もしかして、私へのプレゼントはカモフラージュ!?」私はすべてが信じられなくなりました。
拭えない疑惑。見てしまった、夫のスマホの中身……悲しい結果
私は「いいよいいよ、連絡することないだろうし」と断ったのに、半ば無理やりLINEの連絡先を交換させられました。もちろん、その後、後輩と連絡はとっていませんが、そのときの夫の不自然さは印象に残っていました。
元彼はジュンコがキライです。私と元彼が別れる原因のひとつをつくったのはジュンコだからです。元彼が女の子といたことをジュンコが私に大げさに告げ口し、ケンカになってすれ違った結果別れたのです。(結局その女の子はただの知り合いなだけでした)そんな過去もあってか「ジュンコから慰謝料ふんだくってやれ。できることは協力するから」と言います。 しかし、このまま頼り続けるのもよくない気がしました。正直まだ元彼の情報を100%信用することはできません。話が大きくなったときに、連絡をとっているというのは私に不利になる気がしました。 このまま私が何もアクションを起こさなければ、今までと変わらない日々を送れる可能性もあります。しかし一度、夫とジュンコにわいた疑念に蓋をすることはできません。
結局、私は2人に裏切られていたのです。その事実を胸に、これからしかるべき処置をとっていきたいと思います。
動かぬ証拠!不倫関係なのに「妊娠したい」!?絶対許さない!
すぐに離婚するのは2人の思うツボだし、こんなことをされても夫への気持ちはまだゼロではありません。どこかで、まだ夫のことを信じたい自分がいます。離婚はしない、でも2人には罰を受けて欲しい、これが私の気持ちでした。まずは「証拠は大切なはず」と夫の携帯データを移して保管することに。他にも証拠はないかと、夫がいつも1人で出かけるときに使うバッグの中身をあさると、私とは行ったことのない場所のソフトクリーム券売機の半券とジュンコとふざけた姿で撮ったプリクラが出てきました。夫は私といるときはあまりふざけたりしない人なのでショックでした。ソフトクリームの券売機の日付と私のスケジュール帳を照らし合わせると、去年の年末年始に私が子どもと実家に帰った日でした。もう最低1年近くは2人の関係は続いていたことになります。
第三者からの証拠も有効なはずだと探偵数社に調査の見積もりを取りました。いずれも高額なので迷っていると、1社目の担当者が「そこまで言い逃れのできない証拠が手元にあるなら、弁護士さんに相談した方が早いかもしれません」と言ってくれました。
確かにずっと婚活をしていたジュンコが今年に入ってから「もう男はいいから、子どもだけ欲しいって思い始めたんだ」と言うようになっていたのを思い出しました。親友だった女性が夫の子どもを産むなんて……考えただけで発狂しそうでした。
不倫をしているせいで、疑心暗鬼の夫。ワナを張ると……掛かった!
LINEを見て「あ、2人は一緒にいるかも」と思いました。「あ、でも子どもが寝てたら見られないかな?」というメッセージも送られてきたからです。 以前、わが家はテレビがある場所と寝室はフロアが別でした。つい最近、テレビがある部屋で家族で寝ることにしたのです。ジュンコが新しい間取りのことを知っているのは不自然です。私は「あれ? 間取りかえたの知ってるの?」と返したら何も返事はありませんでした。 翌朝、夫は帰ってこなかったので、私はパートに行って気分転換にショッピングモールで買い物して夕方帰りました。
夫は不機嫌になってスマホを触り始めました。ジュンコに状況報告をしていたのかもしれません。 すると今度はジュンコから、私たちの友人マリに脅迫されたと連絡がありました。私がそれほどアクションを起こさずとも、じわじわとまわりの状況が動き始めました。
親友は二股している?夫の行動が怪しい……冷静に現場を押さえた私
その後もしつこく「LINEブロックした? マリから連絡きた?」とジュンコから連絡がありましたが、「大丈夫だよ」と都度返信しました。
私は心がざわついたので、しばらくして玄関先の物置のかげに隠れて待っていると、まもなくして家の前にタクシーが止まりました。となりにはジュンコが……! 2人がキスをして別れるところを見て出て行き、冷静にいいました。 「ジュンコ、上がっていきなよ」 現場を押さえることができました。これからじっくりと2人を追及して、責任を取ってもらおうと思います。
現場を押さえた私「家上がって」ぶちまけ修羅場に。情けない夫……
ジュンコに「婚約者がいる」ということは事前に聞いていました。
ジュンコ「一体いくら払えば気が済むのよ! 払ったら彼には言わないわけ?」と開き直った態度に腹が立ち、「もう出ていって!」と私が怒ると泣きながらわが家を飛び出していきました。 その後、夫は平謝りです。
夫の言い分はおおよそ正しいのかもしれません。ジュンコのことは憎いけど、夫の一方的にジュンコに罪を被せようとする態度には情けない男だなと思いました。
疲れた私は「もういいよ。寝たら」と話を終わらせ、ジュンコのSNSから婚約者の連絡先をたどり、不倫内容をすべて送りました。 不倫のすべてが明らかになったことで、「本当にこの渦中に自分がいるの?」と今の様子をドラマでも見せられているようだと客観視する自分もいて、不思議な気持ちでした。 翌朝、学生時代から顔見知りのジュンコのお母さんに連絡を取りました。突然の連絡に驚きながらも訪問を承諾してくれました。婚約者の方からは「なんとか都合をつけて頂き、ジュンコ、夫、私の4人で話ができないでしょうか?」と返事があり、その晩、会うことにしました。もう心底疲れました。すべてを投げ出して逃げたいくらいです。でもここまで状況が動いたらどうにかするしかありません。今日の2つの話し合いで私はすべて終わらせる予定です。長い1日になることでしょう。
それぞれの結末は……子どものために生きる決意「準備を進めます」
ご両親は「どうしてこんなバカな真似を……。娘(ジュンコ)はちゃんと謝罪したのでしょうか?」 「いえ、謝罪はないので、今晩また話し合いをします」と伝えると、今日婚約者が挨拶に来る予定だったそうですが、今朝ジュンコからキャンセルの連絡があったとのこと。 ご両親から「私たちが謝っても仕方ないけど、本当にごめんなさい。なんとか話し合いで解決できたら」と言われ、その場をあとにしました。 ジュンコの両親に直接話をしたのは、不倫の報告だけではなく、ジュンコへの制裁の意味合いでもありました。でも、ご両親に話しながらとてつもなく惨めな気持ちになりました。「どうして私がこんな目に遭わないといけないの?」と涙がとまりません。ぐちゃぐちゃな気持ちです。
ジュンコと夫はずっと俯いたままです。ジュンコは彼との関係が壊れるのが怖いのか、白々しいほどメソメソして反省しているふりを見せます。 一通り話し終えると、ジュンコは「どうして私だけが悪者なの? あなたの旦那も同罪でしょ?」といいました。 私「既婚者に手を出したジュンコが言うことじゃないでしょ。出会いがお店っていうのも嘘みたいね。お互い出会い系アプリに登録していたらしいじゃない」 私は元彼から聞いていた情報をバラしました。 ジュンコ「ねえ! なんで私の幸せを次々壊していくのよ!?」と逆ギレするではありませんか。 するとジュンコの婚約者はため息をつきながら「ねえ、ジュンコは悪いことしたんだよね? さっきから一度も謝っていないよ。どれほどのことをしたか自覚あるの?」と至極真っ当な意見を言ってくれました。思っていた上に常識的な人で救われました。 ジュンコ「謝ったってどうせ許してくれないじゃない。金を脅しとられるに決まっている」 私「何言ってるの? 慰謝料請求は脅迫じゃないよ。被害者が受け取る権利のあるお金よ」 そういうとジュンコは黙りました。もうジュンコと直接話しても無駄な気がしました。色恋が絡むと、人はこんなにも変わるのでしょうか? 見たこともない親友の様子にショックも受けました。
話し合いから1ヶ月。 私はジュンコに夫と今後一切会わないことを約束させ、慰謝料200万を請求しました。さらに、同じ県内の離れた町に引っ越しさせました。ジュンコとはもう二度と顔を合わせたくなかったからです。 ジュンコと婚約者は別れたようでした。
表向きは夫に「やり直すために、気持ちが落ち着くまで前向きな別居したい」といい、その間に離婚の準備を進めることにしました。
何事も経験といいますが、不倫に巻き込まれて良いことなんて何一つありませんでした。しかし恨み続けて、あんなやつらのために、気持ちが病んでしまうのもバカらしいです。起きてしまったことに、どうにか意味を見出して生きていくしか道はありません。 不倫の快楽の裏に、多くの犠牲があることを一人でも多くの人に知ってほしいです。私はまだしも、何の罪もない私の子どもたちは、理性を失い恋に溺れた父親と女のせいで人生を狂わされたのですから。 私だけは真っ当に子どもたちのために強くあろうと誓いました。