「事情はわかりました!」と言ってくれていたはずが、まさかの事態でガッカリ #母の認知症介護日記 179
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんのお財布がなくなったことがきっかけで、ワフウフさん姉妹と父は、病院で口論になってしまいます。父は相変わらず、ワフウフさん姉妹にあーちゃんの通帳とカードを返すように迫りますが、あーちゃんから管理を任されていることを理由にワフウフさん姉妹はそれを拒否。しかし、口論の中で「自分のお金は自分で持ちたい」というあーちゃんの発言があり、ワフウフさん姉妹はあーちゃんがどうしたいのかがわからなくなり、困惑……。おそらく、父が何度もあーちゃんに刷り込んで言わせたものだと思いますが、話は平行線のまま進みません。そうこうしているうちに、病院のスタッフから「他にも患者さんがいるから」と言われ、一家で別室に案内されてしまう事態に……。
この先生に任せて大丈夫…!?
別室に案内されてからも、口論を続けていたワフウフさん一家。しかし、診察の順番が回ってきたため、一時中断することに。結局、一家総出で診察室へ入ることになり、診察中も父は「僕が一番あーちゃんを心配しているんだ!」と声を荒らげたため、ワフウフさんも「生活費も渡さないで心配してるって言われてもねぇ?」と嫌みで返します。すると、あーちゃんは先生の前でそんな話をしないでほしいと父をかばうような発言をして、ワフウフさんはまたもや困惑してしまいます。先生もそんな一家の様子を見て、なんとかその場を丸く収めようと、気をつかってくれたのでした。
どうやら、あーちゃんの認知症の状態を知りたい様子の父。私たちが説明しても、聞く耳を持たず……。そもそも、父も私たちと同じく専門的な話なんてわかるわけがないのに、あくまでも先生から話を聞きたいようで……。
今日は糖尿病の診察を受けに来ているのに、父は認知症の状態について先生に聞いています。そして、先生もなぜかそれに答えていて、私たちは困惑してしまいます。
認知症は専門医で診てもらうことにしたと伝えていて、カルテにも書いてあるはずなのに……。そのカルテを見ながら、すらすらと質問に答える先生は、ついに介護認定の診断書も書いたと言い始めました。
これはスルーできないと思い、慌てて口を挟みましたが、父も先生も状況がよく理解できていない様子です。
父が暴走していることについて先生に相談したのは、つい先日のこと。そのときは、力強くこんなふうに言ってくれていたのに、一体どうしたものか……。
先生もだいぶ混乱しているようで、院外処方の処方箋をお願いしているのに院内処方の処方箋を出されたり、認知症の薬を出しているかどうかがわからなくなったり……なんかもう、ダメダメです。
糖尿病は数値である程度の状態が把握できるとはいえ、このまま任せていて大丈夫なのか不安になってきました……。
父は、数年ぶりに顔を合わせたときから、あーちゃんの認知症の状態を知りたがっていました。私たち姉妹が、あーちゃんは認知症の診断を受けていることやMRIも撮っていること、そして認知症テストの点数などを説明しても「僕は先生から医学的な話を聞きたいんだ!」と言って、聞く耳を持ちません。父も素人なので、先生からの説明も私たちが聞いているものと同じになると思うのですが……。
ちなみに今日あーちゃんを連れてきたのは、ずっと糖尿病を診てもらっている病院。しかし、父はひたすら先生に認知症のことばかり聞いていました。先生には、あーちゃんの認知症は専門医に診てもらうことにしたと伝えていて、カルテにもそう書かれているはずなのですが、先生はカルテを見ながら、さも自分が治療しているかのように父の質問に答えていて、私たち姉妹は驚きを隠せませんでした。
なんと、先生は介護認定の診断書も自分が書いたと言いだしたので、さすがにスルーできなくなった私たち姉妹は、診断書は専門医に書いてもらったと口を挟みました。……が、父も先生も、なんだか状況を理解できていない様子です。つい先日、先生に父のことを相談したとき「事情はわかりました!」って言ってくれていたのに……!? あまりにもダメダメになってしまった先生を見て、果たして糖尿病の治療をこのまま任せていいのか、不安になってきました……。
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相談してから時間がたっているなら仕方ないと思えますが、つい先日相談したばかりだというのに、まったく頼りにならなかったのはガッカリしてしまいますね……。あーちゃんの状態を考えると、環境を変えるのは勇気が必要かもしれませんが、持病の治療はこれからも長く続くことなので、信頼関係を築けない医師に任せられないと思うのはごく自然なこと。皆さんなら、こんなときどうしますか?
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