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“羊肉の魅力を気軽なビストロスタイルで広げたい” 「ヒツジパブリック」が虎ノ門ヒルズステーションタワー T-MARKETにオープン

料理王国

“羊肉の魅力を気軽なビストロスタイルで広げたい” 「ヒツジパブリック」が虎ノ門ヒルズステーションタワー T-MARKETにオープン

12月14日(土)、虎ノ門ヒルズステーションタワーT-MARKET内(東京)に「ヒツジパブリック(HITSUJI PUBLIC)」が開業。牽引役は、羊肉の普及活動に情熱を注ぐ「No Code」の米澤文雄氏。熱い思いを持つ4人の羊肉大好きシェフともコラボし、個性あふれるメニューをカジュアルに楽しめるビストロ居酒屋が誕生した。

羊ブームの火付け役「SHEEP FREAKS」の5人のシェフがメニューで競演

名は体を表す。
「ヒツジパブリック(HITSUJI PUBLIC)」という、店名の由来は、「羊肉(ヒツジ)をもっと大衆(パブリック)食にしていく!」という強い想いから。
通称「ヒツパブ」。羊肉ビストロではあるものの、看板でも「ヒツパブ」を打ち出し、またテーマカラーは元気の出る黄色と、親しみやすさを前面に出して、展開する。

「ヒツジパブリック」は、羊肉の普及活動に情熱を注ぐ米澤文雄氏が代表取締役を務める「No Code」が、今年4月にオープンさせたカジュアルビストロ「NY BISTRO by No Code」に続く、同社直営3店舗目となる。
目玉は羊肉料理の幅の広さだろう。羊肉の普及活動に情熱を注ぐユニットで、米澤氏自身も所属する「SHEEP FREAKS」とタグを組み、5人もの羊肉ラバーシェフ監修のスペシャリテが並ぶ。
気になるシェフの布陣は、「No Code」オーナーシェフの米澤文雄氏を筆頭に、「羊SUNRISE」関澤波留人氏、「TACUBO」田窪大祐氏、「meli melo」佐藤大典氏、「プルマン東京田町」福田浩二氏)。豪華な競演とあって、当然料理への期待が高まる。

そのメニューに目を向けると、メイン食材の羊肉はラムもマトンの両方を揃え、羊肉料理の定番「ラムチョップ」から、「羊が大好きになるラム焼売」や「柔らかマトンの絶品唐揚げ毛沢東スパイス」といった、いかにもお酒がすすみそうなスパイシーな一皿から、ラム肉を使ったパスタ「らむぼなーら」など、ネーミングも楽しいメニューが満載だ。
個性的なメニューは25種類ほどで、新しい感覚と解釈で作った、こんなアプローチがあったか、と思わせる多彩さが魅力だ。

「melimeloノリ君しか作れない今日の料理(グラタン)」
この日はグラタン。今日の料理、とあるように、どんな羊肉料理が出てくるのか、楽しみだ

「TACUBOらむぼなーら」
羊肉をグアンチャーレに見立てて、カルボナーラならぬ、ラムのパスタ料理に

「★ラムバサダーこうじ君のプルドラムアジアンサラダモホベルデ」

価格は、羊串1本290円(税込み319円 ※注文は2本から)と、お手頃なビストロ居酒屋。
とはいえ、自家製アリッサ、ミント、スパイスミックスなどの5種類ものソースを揃えているところが、羊肉と料理に確かな知識と技術を持つ料理人が集まったからこそといえよう。

カジュアルに羊肉を楽しむ。あくまでビストロ、あくまで居酒屋

「ヒツジパブリック」の立ち位置は、あくまでカジュアル居酒屋。店舗のある虎ノ門ヒルズで働いている方々をメインターゲットに、仕事帰りに来て、気軽に飲み食いできる日常使いの店を目指す。予算ひとり5,500円ほどで3〜4杯飲んで数皿食べて、を想定している。
もちろん、駅直結なので、虎ノ門ヒルズにやってくる人たち、2軒目3軒目の店としても視野に入れていることは言うまでもない。
そのため、ドリンクはワインやビールを揃えているものの、ハイボールやレモンサワーにより注力し、それぞれ6種、5種を揃える。スパイスをきかせたものなど、羊肉料理に合うドリンク展開となっている。

夜は羊肉を中心とした手頃なビストロ料理を提供する一方で、ランチタイムはハンバーガーが中心。
「ラムと揚げ茄子のアリッサバーガー」「プレミアム神戸ビーフバーガー」「ソイミートのベジタブルバーガー」といった、今の感覚を取り入れた8つのハンバーガーメニューのほか、8食限定で「マトンビリヤニ」もラインナップ。ビリヤニが注目を集める今、この限定ランチも人気メニューとなりそうだ。

ひとつ気をつけたいのは、「ヒツジパブリック」があるのは、虎ノ門ヒルズステーションタワー地下2階の「T-MARKET」で、いわばフードコートのようなスポット。テーブルによっては他店のメニューも飲み食いできる。
その場合、注文を運んでもらうのに別途料金がかかるため、「ヒツジパブリック」だけを目指す場合は、「ヒツジパブリック」のスペースで飲食することをおすすめする。
見極めは床。白いタイル張りが「ヒツジパブリック」専用の場所となる。

「羊肉にはまだまだ可能性がある。実は、日本人が1年間で食べる羊肉は2004年の時点で平均200g。20年経って増えたとは300g。それを1kgにしたいと思い、お店を始めた」。
自身の羊肉の店を開業した理由をこう語ったシェフの言葉のように、「ヒツジパブリック」は羊肉の身魅力を伝え、裾野を広げるスポットになりそうだ。

ヒツジパブリック(HITSUJI PUBLIC) 通称「ヒツパブ」
〒105-5590 東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズステーションタワー B2F T-MARKET
TEL: 03-4400-5537
11:00〜15:00(LO 14:00) / 17:00-23:00(LO料理22:00 /ドリンク22:30)
当面無休、年末年始休暇あり(未定)
https://www.instagram.com/hitsujipabulic/

Text:羽根則子

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