リーガルの中間期決算は直営小売事業が1億4700万円の営業赤字
リーガルコーポレーション(以下、リーガル)は11月8日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は103億円(前年同期比1.1%増)、営業利益は2億3100万円の赤字(前年は3億1900万円の赤字)、親会社株主に帰属する中間純利益は7000万円の赤字(同1億9000万円の赤字)となり、赤字幅は縮小したものの厳しい状況が続いている。
リーガルのメルマガ登録会員数は25万人ほどで、店舗やEコマースサイトだけではなく、アプリなども含めて顧客接点の拡大を目指している。外部Eコマースの売上高も前期比で72.9%増と、取り組みの成果があらわれている。
一方、国内の直営小売店は116店舗を展開しているが、夏物のシューズの不足や秋物の商戦の立ち上がりの遅れなどにより、特に婦人靴を中心に苦戦した。売上高は前期比3.3%増となる64億5800万円を計上したが、営業利益は1億4700万円の赤字(前年同期は1億2400万円の赤字)だった。靴の卸売事業も8200万円の赤字(前年同期は2億800万円の赤字)だった。売上高は前年同期2.4%減となる38億3300万円だった。
リーガルの2025年3月期の連結業績予想は、売上高は250億円(前期比5.3%増)、営業利益は9億円(同73.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億円(同63.6%増)としているが、業績予想に対して中間期決算は厳しい内容であった。