【取材】窓ガラスに塗る〝魔法の塗料〟って?スケッチの「節電ガラスコート」は遮熱・断熱で電気代を大幅削減
もうすぐ暑い夏が来ます。
それにあたって、気になるのは「電気代」。
近年では電気代が高騰しているので、エアコンをガンガンにつけると、とんでもない金額になってしまいます。
特に、企業の方でお困りの方は多いでしょう。
そんなお困りごとを解決するのが、今回ご紹介する窓ガラスに塗布する〝魔法の塗料〟です。
本記事では、この〝魔法の塗料〟について、株式会社スケッチの高堰さんに詳しい内容をお伺いしました!
ぜひ最後までご覧ください!
「節電ガラスコート」について高堰さんにインタビュー!
「株式会社スケッチについて教えてください」
株式会社スケッチは平成元年に設立し、会社としては35年目になります。
事業内容は、主にナノテクノロジーのコーティング剤を取り扱うメーカーです。
そのコーティング剤に、遮熱、断熱、消臭、抗菌、汚れ防止などの付加価値を付け、いろいろなお困りごとに役立てるように製造・開発しています。
「〝魔法の塗料〟はどのような商品?」
〝魔法の塗料〟の正体は「節電ガラスコート」という窓ガラスに塗るコーティング剤です。
このコーティング剤を窓ガラスに塗布すると遮熱・断熱・紫外線カット・結露抑制という効果があり、それに付随して省エネや節電にもなります。
「遮熱・断熱・紫外線カット・結露抑制の効果とは?」
まず遮熱は、部屋の中に入る太陽光をカットするという効果になります。
夏は直射日光が窓にあたると、冷房の効きが悪くなって部屋の中でも暑いですよね。
これらは窓から入ってくる太陽光の近赤外線が影響しています。
冷房使用中に窓から熱が流入する割合は73%も占めています。
通常の窓ガラスですと、この近赤外線は15~20%くらいしかカットしてくれません。
それが、節電ガラスコートを塗布すると80%のカット率になります。
これだけカットしてくれると窓際でも涼しく、冷房の効きも良くなるという仕組みです。
一方で断熱は、部屋の中にある暖房器具の熱が外へ出ていくのを防ぐという効果になります。
冬は窓際が寒く、暖房をつけても効きにくいので、部屋のなかでも寒いと感じることがありますよね。
これらは暖房の機器などから放射されている遠赤外線が影響しています。
暖房の熱が、窓から外へ流出する割合は58%です。
節電ガラスコートはこの遠赤外線についても90%以上カットしてくれます。
そのため、暖房器具を使えば、熱を逃がさず効率よく部屋を暖かくしてくれるのです。
これまでお話した遮熱効果も断熱効果も、それぞれ窓ガラスが熱を吸収する役割になっています。
それにあたり、結露抑制にも繋がります。
結露が発生する条件は「冷えた窓表面で室内の暖かい空気が冷やされる」ことです。
そのため、窓ガラスが熱を吸収してくれる節電ガラスコートでは起こりにくいと言えます。
また、紫外線カットについても大きな効果があります。
通常の窓ガラスは大体15%~20%の紫外線カット率ですが、節電ガラスコートを塗ると99%以上のカット率が期待できます。
肌の日焼けなどのエイジング面はもちろん、飲食店やアパレルショップなどの店舗で紫外線による商品の劣化や損失を防ぐのに役立ちます。
また、あまり知られていませんが、紫外線をカットすることで、外から虫が入ってくるのも防ぐことができます。
なぜかというと、虫は光に集まるのではなく、紫外線に集まるからです。
中から外へ出る紫外線をカットすることで、虫が寄り付かなくなります。
特に店舗を持つ企業様に役立ちます。
「節電ガラスコートを塗布すると省エネにも繋がる?」
エアコンの設定温度を1℃変えると、大体10%が電気代の省エネになるという資源エネルギー庁のオフィシャルデータがあります。
窓ガラスに節電ガラスコートを塗ると、夏は暑かったのが涼しくなる、冬は寒かったのが暖かくなるということで、大体2、3℃部屋の温度が変わります。
つまり節電ガラスコートは20~30%も省エネの期待ができるという計算です。
これが毎月になるので、1年で考えるととんでもない額の節電や省エネに繋がります。
「節電ガラスコートの施工価格はいくら?」
節電ガラスコートは1平米12000円です。
これは他社の同様なサービスと比べると安いと言えます。
例えば二重窓の「Low-Eペアガラス」では、同じサイズでも45000円かかります。
さらに性能についても、節電ガラスコートの方が優れています。
<節電ガラスコート>
紫外線カット率:99.7%
近赤外線カット率:80%
可視光透過率:79%
<Low-Eペアガラス>
紫外線カット率:55.1%
近赤外線カット率:62.8%
可視光透過率:78%
数値にすると、一目瞭然です。
また、あまり価格が変わらない「ウィンドウフィルム」についても、耐久性の部分で差が生じます。
ウィンドウフィルムが5~7年ほどの耐久性に対して、節電ガラスコートは15年です。
場合によっては3倍も長持ちします。
これらの市場価格から、節電ガラスコートは性能が良くて安いと言えます。
「どういうお客さんが多い?ターゲットは?」
全国にチェーン店を持つ企業様が多いです。
例えば百円ショップやドラックストアなど。
ターゲットとしても大手企業や全国チェーン店がメインになります。
というのも、コロナ禍で電気代が高騰した今のご時世では省エネ対策に関心が高まっています。
そういった企業の方は、特に電気使用量が多いので、節電ガラスコートに興味を持っていただくことが多いです。
近年爆上がりしている電気代高騰の問題において、全国規模に店舗を持っている方は1円電気代が上がるだけでも何億円の損失になります。
それが節電ガラスコートで10%でも電気代が削減できたら、大きな省エネに繋がるということです。
\インタビューの様子はYouTubeチャンネル「ビジ推しめぐり」にて公開しています/
節電ガラスコートについてのより詳しい性能や実際に遮熱を体感しているシーン、大手企業への営業の仕方など盛りだくさんの内容です!
まとめ
スケッチさんが取り扱う〝節電ガラスコート〟はいかがでしたか。
既存の窓ガラスに節電ガラスコートを塗ることで、遮熱・断熱・紫外線カット・結露抑制といった性能を持つ、多機能窓ガラスに変身します!
まさに〝魔法の塗料〟ですよね!
暑い毎日を迎え、エアコンの出番が多くなるこれからの季節にぴったりです!