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『サンダーボルツ*』謎の女性、ヴァルの計画「すべてが解明される」 ─ 過去作とは異なり、キャラクターを掘り下げる一作に

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「ファルコン&ウインター・ソルジャー」(2021)から『ブラック・ウィドウ』(2021)、そして『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)。現在の(MCU)において最も謎めいた存在のひとりが、“ヴァル”ことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌだ。

次なる登場作は、MCUのアンチヒーローが集結するチームアップ映画『サンダーボルツ*』。演じるジュリア・ルイス=ドレイファスによると、本作ではいよいよヴァルの背景やその真意が明らかになるという。

米にて、ルイス=ドレイファスは本作を「(今までの登場作品とは)まったくの別物。ヴァルをきちんと掘り下げる絶好の機会であり、彼女を構成するものや、その背景を知ることができます」と語った。ただし『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』で明かされた、ヴァルとエヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)の元夫婦関係をさらに探究する内容ではないとのこと。「それでも、彼女による以前の企みが明かされ、その行動原理もより理解してもらえると思います」。

『サンダーボルツ*』のヴァルは、チームの結成に関わるキーパーソンともみられているが、現時点でその真意は不明。「彼女の計画すべてが解明される」というから、そこになんらかの秘密があることは確かだ。

「たくさんの謎があり、どんでん返しもあるので先が読めないのがいいところ。サスペンス要素が多くて楽しいですね。彼女の狙いは必ずしも純粋ではないんです。ヒーローがいれば、アンチヒーローもいて、ヴィランがいれば……“アンチ・ヴィラン”なんているの?(笑)」

もっとも、ヴァルとサンダーボルツの関係も一筋縄ではいかないようだ。ヴァルは自分のことをアベンジャーズにおけるニック・フューリー的な存在だと捉えているのかもしれないが、現実にその通りだとは限らない。「権力欲の強い彼女は、自分がリーダーでありチームのまとめ役だと思っています。しかし、彼らがヴァルのことをそう捉えているかはわかりません」とルイス=ドレイファスは言う。

「ヴァル自身がそう思っていなくとも、ある意味で彼女は一種の不適合者です。そして、自分自身をなんとか証明しようとしている。そこにはサンダーボルツとの共通点があるのかもしれませんが……それは私の言い分なので、彼女がそう思っているかどうかは別ですね。」

サンダーボルツのメンバーを演じるのは、エレーナ・ベロワ役のフローレンス・ピュー、レッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバー、バッキー・バーンズ役のセバスチャン・スタン、ジョン・ウォーカー役のワイアット・ラッセル、タスクマスター役のオルガ・キュリレンコ、ゴースト役のハナ・ジョン=カーメン、そしてボブ役のルイス・プルマン。ヴァルと同じく謎めいたプロットの真実やいかに?

映画『サンダーボルツ*』は2025年GW公開

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