水嫌いなのになぜ?愛猫が『お風呂場をのぞきにくる』5つの理由と気をつけたいこと
愛猫がお風呂場をのぞく5つの理由
猫がお風呂場をのぞく理由は、実はいくつかあります。主な5つの理由について、詳しく見ていきましょう。
1.好奇心がかき立てられるから
1つ目の理由は、「好奇心」です。猫は非常に好奇心旺盛な動物で、普段は入ることのできない空間や、人間が長時間過ごす場所に特に興味を示します。
とくにお風呂場は普段は閉められていて、人間が入るときだけ開けられる特別な空間です。日中は水の音がしないのに、飼い主がお風呂にいるときだけ水が流れる音が聞こえてくるといった変化も感じられます。
このような変化を楽しめるため、猫はお風呂場を「魅力的な探検スポット」と認識し、飼い主がお風呂に入っていると覗きに行きたくなってしまうのです。
2.飼い主と離れたくないから
多くの猫は、飼い主との絆を大切にしています。しかしお風呂に入っている間は飼い主の姿が見えなくなるので、「なにをしているの~一人にしないで~」とわざわざお風呂場まで来てしまうのです。
シンプルに飼い主と一緒にいたいという気持ちから、お風呂場までついてきてしまうのですね。
3.流れる水が気になる
一般的に猫は水が嫌いだと言われていますが、実際には水に興味を持っている猫も少なくありません。
とくに流れる水や滴る水の動きに興味を示す猫は多いもの。お風呂場では水の音や湯気、水滴の動きなど、猫の興味を引く要素がたくさんあります。
そのため「水への興味」が掻き立てられて、わくわくした気持ちでお風呂場までやってきてしまうのです。
4.快適を求めたいから
4つ目の理由は、「涼しさや温かさを求めたいから」です。
季節によっては、お風呂場が家の中で最も涼しい場所や温かい場所になることがあります。
夏の暑い日には涼を求めて、冬の寒い日には暖を求めて、猫がお風呂場に集まってくることもあるようです。
5.新しい遊び場を見つけたいから
猫は日々の生活の中で新しい刺激を求めています。お風呂場には水はもちろん、タオルや洗面用具など、猫にとって魅力的な「おもちゃ」がたくさんあります。
加えてお風呂場は、なかなか足を踏み入れられない「ミステリーゾーン」。猫が感じる魅力はマックスです。
猫がお風呂場に来る際に気をつけたいことは?
猫がお風呂場に来る際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。お風呂場は家庭内でも危険な場所となりやすいので、以下の注意点を押さえておきましょう。
滑りやすい床での事故防止
お風呂場の床は水分で滑りやすく、猫が足を滑らせてケガをする可能性があります。特に高齢の猫や子猫は、筋力が弱く滑りやすいので注意が必要です。
もし猫が頻繁にお風呂場に来る場合は、滑り止めのマットを敷くなど、事故を防ぐ対策を講じましょう。
シャンプーや洗剤の誤飲防止
お風呂場にはシャンプーや石けん、洗剤などの化学物質が置かれていることが多いです。
これらを誤って大量に舐めてしまうと、猫の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるので注意してください。
猫は特に好奇心が強いため、使用後のボトルや容器はしっかりとふたを閉め、手の届かない場所に保管するようにしましょう。
溺れるリスク
お風呂場では浴槽に水が張ってることが多いので、溺れる事故にはとくに注意しましょう。
猫が不意に浴槽の中に飛び込んでしまうと、溺れる危険性が非常に高いです。
浴槽を使用中はできるだけ猫が近づかないようにし、浴槽のふたをしっかり閉めるのを忘れないようにしましょう。
ドアの挟まり事故に注意
猫が頻繁にお風呂場に出入りする場合、ドアに挟まれる事故も考えられます。
とくにドアを閉める際には、猫が出入りしていないかを確認し、ドアの開け閉めを丁寧に行いましょう。
まとめ
猫が水嫌いでありながらもお風呂場をのぞきに来る理由には、好奇心や飼い主との絆、水そのものへの興味、快適な場所を探しているなど、さまざまな要因が考えられます。
しかしこの行動には危険も伴うため、お風呂場での事故防止には注意が必要です。
猫の気持ちを尊重しつつ適切な対応を心がけながら、お風呂場が猫と飼い主の双方にとって、楽しい交流の場となるようにしましょう。