劣化するかも。パソコンキーボードの寿命が縮む4つのNG掃除「知らずにやってた…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。見た感じはきれいでも、“隠れ汚れ“が溜まりやすい「パソコンのキーボード」。皮脂やホコリで汚れやすいため、定期的なお手入れが必要です。しかしやり方を間違うと、キーボードがかえって劣化することも……。ここでは、”やってはいけない“「パソコンキーボードのNG掃除」についてご紹介します。
これはダメ!キーボードが傷むNG掃除
パソコンキーボードの間違い掃除は、うっかりやってしまうことが多いです。
NGその1.洗浄液をキーボードに直接かける
キーボードは水濡れ厳禁です。洗浄液を直接スプレーすると、すき間に入り込んで故障の原因になります。
NGその2.漂白剤で洗浄する
漂白剤は強い洗浄力をもっていますが、キーボードに使うと印字が薄くなる場合があります。汚れが落ちる分パワーがあるため、キーボードへのダメージも大きいです・
NGその3.アルコールで拭き掃除する
アルコールで拭き掃除をすると、消毒できて衛生を保てるイメージがあります。しかし、濃度の高いアルコールは、漂白剤同様に印字が消えてしまったり、キーボード表面のコーティングが剥げたりする恐れも……。
キーボードの適切な掃除とは言えないため、アルコール消毒の使用はおすすめできません。
NGその4.ペーパー類を使う
さっと汚れを拭き取るのに、ティッシュやウェットティッシュを使っていませんか? こういったペーパーで掃除をすると、キーボードの表面に傷がつく恐れがあります。
お手入れに使えるのは、パソコン機器専用のウェットティッシュのみです。
キーボードのただしいお手入れ方法
キーボードの汚れを落とすうえで大切なのは、やさしく汚れを拭き取ること。ゴシゴシ力を込めたり強力な洗剤を使用したりするのではなく、やわらかいクロスで丁寧に汚れを落とします。
手順1.エアダスターやブラシでホコリを取り除きます
手順2.水で濡らし、固くしぼったマイクロファイバーでキーボードを水拭きします
キーが取り外せるタイプであれば、1つずつ外して汚れを拭き取るとよりきれいになります。外せないタイプは、綿棒を使うとすき間の汚れが落ちやすいです。
水拭きで汚れが落ちない場合は、中性洗剤を少し含ませて拭き取ってください。
手順3.クロスで乾拭きして終了!
パソコンキーボードのお手入れは、週に1回を目安にすると汚れが溜まるのを防げます。
使った後のひと手間で、清潔なキーボードを維持しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア