福岡県が【街の魅力度ランキング2024<都道府県版>】で三連覇を達成
毎年、恒例となっている『いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>』が先日、発表されました。3年前に街の住みここちランキング特別集計としてスタートした同ランキングの内容を紹介していきます。
18万人対象のランキング調査で福岡県が3年連続で第1位
出所:『いい部屋ネット街の魅力度ランキング2024<都道府県版>』(画像提供:大東建託)
【いい部屋ネット街の魅力度ランキング2024<都道府県版>】
◎第1位:福岡県(昨年第1位)
◎第2位:神奈川県(同第2位)
◎第3位:東京都(同第5位)
◎第4位:京都府(同第3位)
◎第5位:兵庫県(同第4位)
大東建託株式会社(東京都港区、竹内啓社長)は2024年10月2日、18万3727人を調査対象とした『いい部屋ネット街の魅力度ランキング2024<都道府県版>』の集計結果を発表した。
同ランキングにおける第1位は、3年連続で福岡県だった。
また、同ランキングでは、居住者評価と非居住者評価に分けて、回答の平均値から順位付けを行っている。
福岡県の場合、居住者評価で第2位、非居住者評価で第1位だった。
居住者評価では「行政サービス」や「物価家賃」で第2位の評価を得ている。
一方、非居住者評価では、「仕事で行ってみたいと思う」で第1位、「住んでみたいと思う」「住みやすそう」「食べ物がおいしい」で第2位となり、「買い物や飲食、娯楽が楽しめる」では第3位だった。
本ランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が、住んでいる街についてどれくらい満足しているか。
また、住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを指す。
今回、実施した調査方法は、株式会社マクロミルの登録モニターに対してインターネット経由で調査票を配布・回収して実施した。
2024年版では47都道府県(対象自治体1890)に居住する20歳以上の男女、18万3727人を対象に集計した。
調査期間は、2024年2月21日~3月14日。調査企画・設問設計・分析は、東建託賃貸未来研究所の宗健フェローが担当した。
出所:『いい部屋ネット街の魅力度ランキング2024<都道府県版>』(画像提供:大東建託)
「観光で訪れたい」のは魅力によるものでメディア報道や訪問体験等が影響
『いい部屋ネット街の魅力度ランキング2024<都道府県版>』に関するプレスリリースでは、『参考:「魅力的だと思う」という設問が評価している「魅力」とは』というレポートが掲載されていた。
同レポートによると、非居住者評価における評価対象の都道府県が「魅力的だと思う」という設問について、本ランキングでの算出対象外しているとのことだった。
同設問における、「魅力的」については、回答者に任されている。
その上で「魅力的だと思う」という設問について、他の設問との相関係数を算出した。
すると、「観光に訪れたい」という設問の相関係数は0.903、「仕事で訪れたい」でも同じく0.843と非常に高かった。
このため、「魅力的だと思う」という設問だけでランキングを作成すると「観光・仕事で行きたい都道府県ランキング」になる。
そして、「観光・仕事で行きたい」という設問の評価を上乗することになるため、本ランキング算出では除外しているとのことだった。
つまり、都道府県を「魅力的だと思う」上では、出張や観光で訪れるという要素が大きく作用するといえる。
また、同レポートでは、「観光に訪れたい」という設問と他の相関係数を算出してみたところ、「メディアでよく情報を見る」との相関係数は0.560であり、「観光等で行ったことがある」が同じく0.511だった。
このような相関関係の結果を踏まえて、同レポートでは、「<観光に訪れたい>≒<魅力がある>と思うのは、<メディアでよく見る><観光等で行ったことがある>ことが影響している可能性が高い」としている。
出所:『いい部屋ネット街の魅力度ランキング2024<都道府県版>』(画像提供:大東建託)
参照サイト
大東建託株式会社『街の住みここちランキング特別集計 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>』
https://www.eheya.net/sumicoco/2024/ranking/attraction/sumicoco_area_pref.html