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『仮面ライダーガヴ』“だるい”くらいに心掴まれる!? 多くの視聴者を虜にする仮面ライダーヴラム/ラキア・アマルガの魅力に迫る

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2024年9月に放送がスタートした『仮面ライダーガヴ』。令和ライダーシリーズ第6作となる本作は「お菓子」をモチーフにした仮面ライダーです。

放送開始から約半年が経ち、折り返しを迎えた本作。その人気をさらに加速させたのがラキア・アマルガ(以下、ラキア)というキャラクターではないでしょうか。

SNSではラキアが登場するたびに「好きにならない人がいない」「メロすぎてだる……」「だる……が尊い」と、熱い感想が飛び交うこともしばしば。今回は、本編のオススメシーンと共に、ラキアの魅力をたっぷりとお届け。本作のファンはもちろん「最近SNSでラキアの名前をよく見かける」というそこのあなたも、これを読めばラキアの魅力から抜け出せなくなるかも…⁉

【写真】『仮面ライダーガヴ』仮面ライダーヴラム/ラキア・アマルガの魅力に迫る

ラキアのビターなこれまで

ラキアの初登場は、 第12話『ドーナツがつなぐ絆』。彼は異世界人・グラニュートであり、人間ではありません。そして、その人生は決して甘くなく、まるでプリンのカラメルのようにほろ苦くビターなものでした。

その理由は、最愛の弟・コメルの死。コメルはかつて、中毒性のある“闇菓子”を製造するストマック社に関わり、そこで何者かに命を奪われたのです。

「コメルの死の真相を、この手で突き止める——」

ラキアは強い想いを胸に、ストマック社へバイトとして潜入。表向きは幹部たちに認められるほどの働きを見せつつ、水面下で復讐の糸を紡いでいました。やがて彼は「ヴラスタムギア」を与えられ、仮面ライダーヴラムへと変身する力を手に入れます。

そんな彼の前に立ちはだかったのが、ストマック社と対立する主人公・ショウマでした。ショウマの説得を受けたことでラキアは次第に考えを変え、やがてストマック社と決別。ショウマと共に戦う道を選ぶのでした。

ラキアとは「ギャップの宝石箱」である

ラキアは一見すると 「だる……」が口癖の気だるげな男ですが、その裏には熱さがあり、責任感が強く、仲間思いな一面も持っています。

例えば、ストマック社でのバイト時代。ただの労働者(バイト)ではなく、自身の能力を発揮し、組織の幹部に認められるほどの働きを見せていました。目的のためとはいえ、決して手を抜かず、与えられた役割を全うする姿勢はまさに「仕事人」。

第21話『ビターすぎるガヴ』でも、八方塞がりの状況に陥りながらも自分の足で動いて突破口を探る姿が印象的でした。

そんなラキアは、基本的に無愛想で人付き合いを好まないタイプ。しかし、第24話『復活のアイスひとさじ』では、体調不良のショウマが敵に襲われると、「こんな時はさっさと呼べ。だるい」と素っ気なく言いながらも、迷わず助けに向かいます。

さらに、コメルの死に繋がる“闇菓子”の開発者でありショウマの叔父でもあるデンテと対峙した際には、感情に流されることなく、まずは体調の悪いショウマを気遣う冷静さを見せました。仲間を思う優しさが垣間見えるシーンです。

また、ラキアはコメルと二人きりで生きてきた過去からか、どこか"お兄ちゃん気質"なところも。第25話・第26話では、人間の少年・浩二の護衛を担当。当初はそっけない態度を取っていたものの、次第に浩二にコメルの面影を重ね、寄り添うようになっていきます。

普段は“石”しか食べない彼(※)が、浩二にすすめられたプリンを迷いながらも口にし、「悪くない」と微笑んだ瞬間は、多くの視聴者の心臓を鷲掴みにして離しませんでした!

※脚注:グラニュートの主食は“石”などの鉱物類。

圧倒的なビジュアルがズルい

ラキアを演じる庄司浩平さんは、188cmの長身に切れ長の目が印象的。端正な顔立ちとスタイリッシュな雰囲気から、一見クールで近寄りがたい印象を受けるかもしれません。

しかし、本編ではそのクールなビジュアルに反して、驚くほど豊かな感情を見せてくれます。冷たい表情の奥に揺れる繊細な感情、鋭いまなざし、切なげな微笑み……。 庄司浩平さんの演技が、ラキアというキャラに息を吹き込んでいるのです。

特に 第26話『怒りのぷっつんプリン』 の変身シーンは圧巻の一言。それこそ、映画のワンシーンかと思うほどの美しさでした。

さらに、庄司さんのテレビドラマ初出演作は『魔進戦隊キラメイジャー』の追加戦士・クリスタリア宝路/キラメイシルバー。溺愛する妹を持つキャラクターを演じた経験が、ラキアの“お兄ちゃん気質”にも自然と滲み出ているのかもしれません。

あなたもきっとラキアの「だる……」がクセになる

『仮面ライダーガヴ』のストーリーが進むにつれ、ラキアの人気は加速度的に上昇中。本作はついに折り返し地点を迎え、ますます彼の魅力が爆発するであろう後半戦に突入しています。

ラキアとストマック社の因縁はどのような結末を迎えるのか? ショウマたちとの関係はどう変化していくのか? すべての答えが明かされるその瞬間まで、彼の姿を見届けずにはいられません!

今からラキアを知る人でも、気づけば、そのギャップに心を揺さぶられ「だる……」という口癖すらも愛おしく感じてしまうはず。

ラキアのカッコよさ、可愛さ、強さ、切なさ……そのすべてを受け止める準備はできていますか? ラキアの魅力を味わいながら、『仮面ライダーガヴ』の世界にどっプリンと浸かりましょう!

[文/五六七 八千代]

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