先輩が新入社員に期待することや、NGな行動とは? 上司ガチャ、配属ガチャへの意見も 民間調査
日経HR(東京都千代田区)は4月1日、20歳代以上の583人を対象に「新入社員への期待・活躍に関するアンケート」を実施し、その結果を発表した。
最近の新入社員の印象 仕事で評価できる新人が過半数
新入社員の仕事ぶりについて聞いたところ、「非常に優秀」(6.5%)、「優秀」(18.9%)、「部分的に優秀」(27.3%)の合計は52.7%となり、仕事ぶりが評価されている新入社員が過半数いることがわかった。
単体で最も多かった回答は、34.5%を占めた「どちらともいえない」で、それ以外の12.8%の内訳は「部分的に不満足」(5.8%)、「不満足」(4.8%)、「非常に不満足」(2.2%)だった。
組織の一員として求められる資質や、新入社員のNG行動とは
20歳代で取り組んだほうがいい学習分野については、1位が「論理的思考」(53.3%)、2位が「コミュニケーション」(48.2%)だった。以下に、「会計・財務諸表」(24.7%)、「企画提案・問題解決」(23.2%)、「PCスキル(Word・Excel・PowerPoint など)」(21.8%)が挙げられた。
また、仕事に直接かかわる能力以外で必要とされる資質は、組織で働く際に必要な「責任感」(45.5%)や「誠実さ」(41.2%)、成長に欠かせない「素直さ」(40.0%)がトップ3となった。また、4位以下には、「向上心」(28.0%)、「社会人としてのマナー・常識」(20.6%)、「積極性」(19.7%)などが続いた。
新人が質問や相談をしないのはNGだが、自分の考えもしっかり持っていることも重要
新入社員が仕事をする上でのNG行動を聞いたところ、1位は「わからないことを質問しない」(37.9%)、2位が「報連相ができない」(30.7%)だった。しかし、その一方で「自分で考えず、すぐに質問してくる」(23.7%)が3位に入るなど、「自分でしっかりと考えることの重要性」を挙げる声も多く挙げられた。
また、マナー違反については「挨拶ができない」「嘘(うそ)をつく」「お詫(わ)びやお礼の言葉をいえない」「時間にルーズ」などが挙げられた。
年代で見解が分かれる「配属ガチャ」「上司ガチャ」の考え方
近年、新入社員の間で話題になる「配属ガチャ」(配属の希望が通るかわからないこと)や「上司ガチャ」(配属先の上司を選べないこと)については、両者とも年代による捉え方の相違が見られた。
「配属ガチャ」については、全年代平均の上位回答は、「仕事の経験がないのだからさまざまな部署を経験したほうがいい」(52.7%)、「配属理由や今後のキャリアに関する説明を聞いたほうがいい」(42.9%)、「配属がうまくいかなくても、すぐに辞めないでほしい」(34.8%)。
年代別で見ると、20歳代から30歳代は、ほかの年代と比べ「配属に納得がいかないときは、気軽に相談してほしい」、「希望の部署でなければ異動を申し出たほうがいい」とする意見が多く、希望通りの配属でない場合には行動するという傾向があることがわかる。
また、40歳代以上では、「仕事の経験がないのだからさまざまな部署を経験したほうがいい」という回答が多く、希望通りではない配属でも前向きに捉えるよう促す姿勢が強い。また、「そもそも配属ガチャという考え方に違和感がある」という回答も多く、年代による価値観の相違も見受けられる。
「上司ガチャ」は、全年代では「さまざまな上司の下で働くことを経験したほうがいい」(46.3%)、「上司と仕事の進め方などについて話し合ったほうがいい」(39.3%)、「会社は上司の教育やマネジメント研修を強化すべきだ」(31.7%)が上位。年代別では「配属ガチャ」同様に、20歳代から30歳代の人は転職や異動を勧め、40歳代以上は状況を受け入れることを勧める意見が多かった。
日経転職版の登録会員が対象のこのインターネット調査は、2025年3月11日から21日に実施。発表の詳細は同社公式リリースにて確認できる。