【10/1(火)~11/4(月)まで開催】倉敷ハロウィンアフタヌーンティー ~ かわいい?怖い?期間限定の遊び心あふれるアフタヌーンティーでハロウィンを満喫
倉敷市内で恒例のスイーツイベントとなっている「倉敷アフタヌーンティー」。岡山県産のフルーツをふんだんに使用した倉敷アフタヌーンティーは、倉敷ならではのスイーツイベントとして毎年多くの人が参加しています。
筆者も「次はどこのお店に食べに行こうかな」と楽しみにしているファンのひとりです。
リピーターから根強い人気をほこる倉敷アフタヌーンティーは、2024年で10周年を迎え、その記念イベントとして「倉敷ハロウィンアフタヌーンティー」が開催されることになりました。
今回初となる、テーマありのアフタヌーンティーがどのようなものなのか、想像がつきません。
担当者のかたに、10周年を迎えた想いと、今回のハロウィンアフタヌーンティーが企画された経緯などを取材してきました。
「倉敷ハロウィンアフタヌーンティー」とは
倉敷ハロウィンアフタヌーンティーは、例年夏と冬に開催される「倉敷アフタヌーンティー」の10周年記念として企画されたイベントです。
岡山県産フルーツをふんだんに使う倉敷アフタヌーンティーは、市内外問わず毎年多くの人がお店に足を運んでいます。「夏は桃やぶどう、冬はいちごを必ず使用する」というルールがあり、毎回お店ごとにこだわりのメニューが用意されていました。
しかし、今回の倉敷ハロウィンアフタヌーンティーはひと味違います。
決まっているのはハロウィンというテーマのみで、どのような県産フルーツを使ってもOK。ハロウィンという共通のテーマから、各店舗の個性があふれるアフタヌーンティーが完成しました。
秋は多くのフルーツが旬を迎える時季。柿やいちじく、栗や梨など、今までの倉敷アフタヌーンティーには出てこなかったフルーツも味わえます。
ポップでかわいいハロウィンスイーツから、リアリティを追求した生々しいスイーツまで、お店ごとでまったく違うハロウィンが楽しめるのが魅力です。
開催期間は2024年10月1日(火)から11月4日(月・祝)までとなっています。
約1か月間の期間限定イベントなので、興味のある人は倉敷アフタヌーンティーのホームページをチェックしてみてください。
記念すべき10周年を迎えた倉敷アフタヌーンティー。倉敷アフタヌーンティー実行委員会・森田美紀(もりた みき)さんと、キャンドル卓 渡邉邸の店長・井上良治(いのうえ よしはる)さんに、今回のイベントについてお話を聞きました。
担当者インタビュー
──ハロウィンがテーマになったきっかけを教えてください。
森田(敬称略)──
普段の倉敷アフタヌーンティーは夏と冬に開催していたので、10周年記念のイベントは春か秋に開催しようと思っていました。
これまでの倉敷アフタヌーンティーは、使用するフルーツに指定はあるものの、テーマは特に設けていなかったんです。
そこで、季節もののイベントと絡ませたら面白いんじゃないかと思い、ハロウィンをテーマにしたアフタヌーンティーを企画しました。秋は旬のフルーツも多く、行楽シーズンでおでかけもしやすいので、ハロウィンがちょうど良かったんです。
テーマ以外はわりと自由で、「ハロウィンをイメージした食べ物が2品以上」と「岡山県産フルーツならなんでもOK」というルールでお願いしています。
今までに無い倉敷アフタヌーンティーを楽しんでいただけるかと思います。
──ハロウィンアフタヌーンティーの見どころはなんですか?
森田──
リアルな指のクッキーや真っ黒なアフタヌーンティーなど、ハロウィンならではの見た目がきっと楽しめると思います。どのお店も個性があふれているので、お店選びもぜひ楽しんでいただきたいです。
あとは、普段は無いようなメニューもたくさん並ぶので、お店によっては意外な一面を見られるかもしれません。たとえば、真面目なイメージのホテルさんが、遊び心満載の攻めたメニューを作られていましたね。
井上(敬称略)──
お店側からは「ハロウィンみたいなテーマがあるとやりやすい」っていう声がありましたね。
ハロウィンだと、お化けやドラキュラのようなモチーフがいくつもあるので、お店的にはメニューが創作しやすいのかもしれません。どのお店も「どこまで遊ぼうか」「どこまでふざけようか」と探り合いながら作っていましたよ。
──リアルな見た目のスイーツもあるのですね。ハロウィンと聞いて、かわいい感じのものを想像していました。
森田──
もちろんポップでかわいいアフタヌーンティーもあるのですが、わりと皆さん遊んでいます。本物の目玉のようなお菓子を作っているお店もありました。
あえて色だけでハロウィンを表現するお店もあって、そこは黒一色のアフタヌーンティーを作っていましたね。「そういう発想もあるんだな」って勉強になりました。
井上──
料理やスイーツの黒色は、竹炭が使われていると思います。ホームページでずらりと写真が並んだ時に、真っ黒いアフタヌーンティーはかなり目を惹きそうですね。
森田──
お店にとっても新たな挑戦になっているのかもしれません。同じテーマなのにお店ごとでまったく違うので面白いです。
──10周年記念ということで、なにか特典はつきますか?
森田──
ハロウィンアフタヌーンティーに来ていただいたお客様には、特製ステッカーをお渡しする予定です。
無くなり次第終了となりますので、気になるかたはぜひお早めに来ていただけたらと思います。
──10周年を迎えたお気持ちを聞かせてください。
森田──
倉敷アフタヌーンティーは2014年に始まり、もともとは行政が主催するイベントでした。その後2019年に倉敷アフタヌーンティー実行委員会で運営することになり、2024年で10年目を迎えました。
私は2014年の立ち上げから関わっているのですが、まさか10年も続くイベントになるとは思っていなくて、正直実感がわきません。民間が運営するとなると、お金も確保しないといけないですし、飽きられない工夫も考えないといけません。大変なことも失敗も多かったです。
でもここまで続けてこられたのは、井上さんを始めとする運営メンバーが試行錯誤してきたことと、私たちの方針にお店のかたがたがついてきてくれたからだと思います。
ハロウィンアフタヌーンティーは今回初めての試みで、プレッシャーも感じていますが、お客さんはもちろん、私たちやお店のかたも楽しみながら開催していきたいです。
井上──
倉敷アフタヌーンティーを開催するたびに、運営内で何度も話し合いを重ねて、トライ&エラーを繰り返してきました。バチバチに言い合うこともありますが、それはすべて倉敷アフタヌーンティーをより良くするためのもの。失敗もありましたが、この10年で築き上げてきたものがたくさんあります。
僕は参加店舗でもあるので、お店側の視点で意見が言えますし、森田さんはお客さん側の視点で意見を言ってくれるので、ちょうど良いバランスで運営ができているのかなと思います。
アフタヌーンティーが10年も継続できているのは、お店があるからこそ。今回のハロウィンアフタヌーンティーで、少しでもお店にも還元できたらと思います。
──読者へメッセージをお願いします。
森田──
ハロウィンシーズンの期間にしか食べられないアフタヌーンティーなので、ぜひ足を運んでいただいて、いつもの倉敷アフタヌーンティーとはひと味違う遊び心を感じてもらえたらと思います。
お店によっては、普段のイメージがガラッと変わるようなメニューを出してくるところもあるので、そのような違いも楽しんでみてくださいね。
井上──
お店側でも「また来年もやりたい」という声があるので、今回多くのかたに来ていただけたら、ハロウィンアフタヌーンティーも定例イベントになるかもしれません。ご来店をお待ちしています。
おわりに
筆者は過去に、倉敷アフタヌーンティーに何度か行ったことがあります。
季節によってアフタヌーンティーの見た目の印象がまったく違い、冬はいちごの紅色で温もりが感じられ、夏はぶどうと桃で涼しげなアフタヌーンティーだった記憶が残っています。
しかし、今回のハロウィンアフタヌーンティーは、今までに無い色合いと、味の想像がつかない独特なスイーツが並んでいました。「これはいったいなんだろう」と考えてしまうような、見ているだけでも面白いメニューが満載です。
ハロウィンならではの遊び心があふれる、美味しくて楽しい秋にぴったりなイベントになると思います。
初めての開催となる倉敷ハロウィンアフタヌーンティー。味覚で秋の訪れを感じたいかたは、ぜひ足を運んでみてください。