【家電批評公式】プリメインアンプのおすすめランキング7選。オーディオのプロが高音質の人気商品を予算別で徹底比較【2025年】
『家電批評』特別編集のムック『アナログオーディオがまるごとわかる本』から、おすすめをご紹介! 雑誌『家電批評』で検証テストして選んだアナログ機器に関するベストバイが大集合。今回は、プロがえらんだ「プリメインアンプ予算別ベストバイ7選」を紹介します!
家電批評が検証テストした最高のアナログ機器の選び方を紹介!
『家電批評』特別編集のムック『アナログオーディオがまるごとわかる本』は、これまで雑誌『家電批評』で検証テストしたアナログ機器の中から、実際に試してわかった、本当におすすめできる商品だけを紹介しています。
最近はBluetooth対応のレコードプレーヤーが増えており、アンプなしでもレコードを楽しむことはできます。しかし、良質な音でレコードを楽しみたいのなら有線をおすすめします。
そこで今回は、レコードの音をしっかり増幅させてくれるプリメインアンプ7製品をオーディオのプロとともに検証テストをした、プロがえらんだ「プリメインアンプ予算別ベストバイ7選」を取り上げます!
そもそもプリメインアンプとは?
音源ソースの選択や左右のスピーカーのバランス調整、音量・音質の調整などを担う「プリアンプ」と、そのプリアンプから出力された信号電圧を、スピーカーで鳴らすのに必要なレベルに増幅する「パワーアンプ」の機能を1台に搭載させたのが「プリメインアンプ」です。
プリアンプとパワーアンプそれぞれのアンプをケーブルで接続する場合は、電気信号のロスやノイズが発生してしまいますが、プリメインアンプならそうしたデメリットを防げるのがメリットです。
また、1台で完結するため設置場所にも困りにくいです。
スピーカーによってアンプは選ばれる
いくら高額なスピーカーを買っても、安いアンプを使っていてはもったいないですし、その逆もしかりです。
しっかりとバランス(予算の割合は、スピーカー:5、アンプ:3、レコードプレーヤー:2が理想)を考え、価格帯の合ったアンプを購入しましょう。
レコードを聴くためにアンプを購入する際の注意点
レコード再生には、レコードの音を復元してくれる「フォノイコライザー」が必須です。
レコードプレーヤーに内蔵しているものも増えていますが、小型で能力に限界があるため、最低限アンプに内蔵しているものを利用しましょう。
また、レコードプレーヤーのカートリッジには、「MM型」と「MC型」があり、ほとんどのアンプはMM型のみの対応です。
MC型を利用したい場合は、両方の針に対応したフォノイコライザーなどを用意する必要があります。
フォノイコライザーを内蔵しているかどうか
アンプに「フォノ入力(PHONO)」という端子があればフォノイコライザーを搭載しています。
使用したいカートリッジに対応しているか
使用したいカートリッジに対応しているかを確認してください。中にはMMとMCを切り替えられるアンプもあります。
プリメインアンプの検証項目
今回は、同じレコードプレーヤーとスピーカーを接続し、下記の7項目でプリメインアンプの音質をチェックしました。
フォノイコライザー非搭載のモデルは、ティアック「PE-505-S」に接続してレコードを再生してチェックしました。
検証項目1:低域
低音域の出力や豊かさ、音の歯切れのよさなどをチェック。
検証項目2:中域
主にボーカルの質感や細かなニュアンス、リアリティがあるかなどを確認しました。
検証項目3:高域
音がこもらず伸びやかに低音が出ているかどうかを確認しました。
検証項目4:音色
音の固有の響きをチェック。同じ周波数や音圧でも違いが出ました。
検証項目5:解像度
ボーカルや楽器のディテールまでしっかり感じられるかをチェックしました。
検証項目6:音場
音のスケール感や広がりをチェック。音場がよいほど広がりを感じられました。
検証項目7:レコードとの相性
5種類のレコードを聴き比べ、レコード音源との相性を評価しました。
検証に使用したフォノイコライザーはこちら
ティアック(TEAC)「PE-505-S」
実勢価格:168,330円
サイズ:W290✕D252.5✕H84.5mm
重量:4.5kg
入力インピーダンス:MM:47kΩ、MC:1kΩ(最大)
出力インピーダンス:126Ω(バランス最大)
【U5万円部門】プリメインアンプのおすすめは?
【1位】デノン「PMA-600NE」
PMA-600NE イメージ
デノン
PMA-600NE
実勢価格: 43,857円〜
総合評価: 4.04
低域: 4.00
中域: 4.00
高域: 4.25
音色: 4.25
解像度: 3.75
音場: 4.00
レコードとの相性: 4.00
ワイヤレス接続にも対応! レコードの音をバランスよく奏でる
プリメインアンプU5万円部門のおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のデノン(Denon)「PMA-600NE」です。
十分な音質・機能ながら手が届きやすい価格が魅力で、デノンのフルサイズHi-Fiアンプ(筐体の横幅が430mm前後のアンプ)の中で唯一Bluetoothに対応しています。これによってスマホと接続し、ストリーミング再生が可能です。
気になる音質ですが、日常的に楽しむには十分なクオリティといえるでしょう。フロントパネルにある「Bluetooth PAIRING」ボタンで接続でき、スマホ側で「PMA-600NE」を選択するだけなので簡単です。
また、「PMA-600NE」はアナログ入力時にデジタル入力回路を完全に停止させたアナログモードを使用できます。デジタル回路からのノイズをシャットアウトできるため、アナログアンプとしての音質を追求できます。
NEシリーズの高音質技術を踏襲した音質に加えて十分な機能がありながら、実勢価格で5万円以下とリーズナブルです。これからオーディオを深く楽しみたいという人にはうってつけの、エントリーモデルとして最適な一台といえるのではないでしょうか。
幅: 434mm
奥行: 307mm
高さ: 122mm
重量: 7.4kg
入力端子: アンバランス✕4、PHONO(MM)✕1、同軸デジタル✕1、光デジタル✕2
出力端子: アンバランス(RECORDER)✕1、サブウーハープリアウト✕1、ヘッドフォン✕1
型番: PMA-600NE-SP
オーディオライター ゴン川野 氏のコメント
「温かみのあるボーカルが魅力的。低音の量感もしっかりあり、低域から高域のバランスもよく、安定したサウンドで再現されます。」
アナログ専用モードを搭載
デジタル入力回路の機能を停止して高周波ノイズの発生をなくす
デジタル/アナログ両対応のアンプでアナログ入力を使用すると、デジタル入力回路の通電が音質に影響を及ぼし、高周波ノイズが発生してしまう場合があります。
「PMA-600NE」はアナログモードを搭載しており、アナログ入力を使用しているあいだはデジタル入力への給電を絶って完全に機能を停止させることができます。
これによってノイズの影響がないクリアな音質を楽しめます。
アナログモードに設定しているあいだは同軸デジタルや光デジタル入力、Bluetooth機能が使用できなくなるので注意が必要です。
必要に応じてアナログ/デジタル入力を使い分けることが可能です。
【2位】ヤマハ「A-S301」
A-S301 イメージ
ヤマハ
A-S301
実勢価格: 34,679円〜
総合評価: 3.54
低域: 3.25
中域: 3.50
高域: 3.25
音色: 3.25
解像度: 3.75
音場: 3.75
レコードとの相性: 4.00
ヤマハらしい繊細でピュアな聴きやすいサウンドを出す
プリメインアンプU5万円部門のおすすめランキング2位は、ヤマハ(YAMAHA)「A-S301」です。
ヤマハ伝統のピュアオーディオ思想である「ToP-ART」を設計に取り入れ、音楽信号の流れを阻害しない回路レイアウトが特徴です。このおかげで純度が高く、正確なステレオイメージを再現することができます。
再生音量に応じて低音や高音のバランスを自動で調節してくれる機能を搭載しているため、音量を変えても聴きやすさが変わらないのが魅力です。
192kHz/24bit対応の光/同軸デジタル入力を搭載しているため、一般的なオーディオ機器はもちろん、テレビやパソコン、ゲーム機なども手軽に高音質化することができます。
「A-S301」にはスピーカーターミナルが2つ搭載されているため、異なる2種類のスピーカーセットを接続することが可能です。
フロントパネルにあるセレクターで簡単に切り替えられるため、聴きたい楽曲に合わせて最適なスピーカーを選べます。
「A-S301」の発売は2014年ですが、シンプルで高級感があるデザインやアナログサウンド人気の再燃から、現在でも人気が高いプリメインアンプです。実勢価格で3万5000円前後とコストパフォーマンスが優秀なのもうれしいポイントといえます。
幅: 435mm
奥行: 387mm
高さ: 151mm
重量: 9.0kg
入力端子: CD✕1、チューナー✕1、ライン✕3、PHONO(MM)✕1、光デジタル✕1、同軸デジタル✕1
出力端子: レックアウト✕2、サブウーファー✕1、ヘッドフォン✕1、DCアウト✕1
型番: A-S301(S)
オーディオライター ゴン川野 氏のコメント
「ヤマハらしい繊細な音の表現で女性ボーカルのニュアンスが伝わります。音色はウォームでなめらかさもあります。」
音の純度を高める「ピュアダイレクトスイッチ」
音量に合わせて低音と高音のバランスを自動で調整してくれる
「A-S301」には自分好みの音に調整するトーンコントロール機能がありますが、元の音質をそのままダイレクトにスピーカーに伝える「ピュアダイレクトスイッチ」も搭載しています。
トーン/ラウドネス/バランスの各コントロールと、後段バッファーアンプをバイパス接続することで音の純度が高まり、元の音が持つ細かなニュアンスもしっかり楽しめます。
また、組み合わせるスピーカーや再生環境に応じて低音や高音のバランスが自然になるように調整してくれます。
コンパクトスピーカーを使っている人や、夜間など小音で再生することが多い人にはうってつけの機能といえます。
【5〜10万円部門】プリメインアンプのおすすめは?
【1位】ヤマハ「R-N600A」
R-N600A イメージ
ヤマハ
R-N600A
実勢価格: 62,800円〜
総合評価: 4.39
低域: 4.25
中域: 4.25
高域: 4.50
音色: 4.50
解像度: 4.25
音場: 4.50
レコードとの相性: 4.50
解像度の高いサウンドでボーカルもウォームな音色で再現
プリメインアンプ5〜10万円部門のおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のヤマハ「R-N600A」です。
U5万円部門2位の「A-S301」と同様、「R-N600A」もヤマハ伝統のピュアオーディオ設計思想「ToP-ART」がベースになっています。
加えてESS社製の高性能コンバーターを採用するなどして、ハイレゾ特有のデリケートな音のニュアンスを忠実に再現することが可能になっています。
「R-N600A」最大の特徴は、独自のワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」に対応していることでしょう。
専用アプリでスマホから簡単に操作することが可能です。多彩なストリーミングサービスに対応しているため、幅広い楽曲を楽しめるほか、もちろんBluetoothにも対応しているのでスマホ内の楽曲を再生して楽しむことができます。
192kHz/24bit対応の光/同軸デジタル入力を搭載しており、テレビやパソコンなどからの音声も無劣化で楽しめます。
デジタル入力端子4系統のほか、アナログ入力端子も5系統搭載しているため拡張性も高いです。
シンプルで質感の高いアルミヘアライン仕上げのフロントパネルは高級感があり、ワンランク上のプリメインアンプを探している人に最適な一台です。
幅: 435mm(脚部、突起物を含む)
奥行: 151mm(脚部、突起物を含む)
高さ: 392mm(脚部、突起物を含む)
重量: 9.8kg
入力端子: ステレオ✕5(PHONOを含む)、光デジタル✕1、同軸デジタル✕2、USB✕1、Network✕1
出力端子: スピーカー✕4、ステレオ✕2、サブウーファー✕1、ヘッドフォン✕1
型番: R-N600A(B)
オーディオライター ゴン川野 氏のコメント
「音の解像度が非常に高いにもかかわらず平面的にならず、ウォームな音色。ボーカルも聴きやすくキレイに再現してくれます。」
多彩な音楽コンテンツの再生が可能
ストリーミングサービスもハイレゾ音源もまとめてHiFiサウンドで楽しめる
「MusicCast」は専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」を使うことで、家中どこでも音楽を楽しめるヤマハ独自のネットワーク機能です。聴きたい音楽のソースを選択するのはもちろん、音質の調整もスマホから行えます。
Amazon Music HDやSpotifyなど幅広いストリーミングサービスに対応しており、ハイレゾ/ロスレス音源を気軽に楽しむことができます。
ハイレゾ音源の再生に対応したUSB端子をフロントパネルに配置、背面には4系統のデジタル入力端子と5系統のアナログ入力端子(MMカートリッジ対応のフォノ入力を含む)を備えているため、アナログレコードプレーヤーも直接接続できます。
【2位】マランツ「PM6007」
PM6007 イメージ
マランツ
PM6007
実勢価格: 54,000円〜
総合評価: 4.36
低域: 4.25
中域: 4.25
高域: 4.50
音色: 4.50
解像度: 4.25
音場: 4.25
レコードとの相性: 4.50
内蔵フォノイコライザーが優秀! ライブハウスのような雰囲気に
プリメインアンプ5〜10万円部門のおすすめランキング2位は、A評価のマランツ(Marantz)「PM6007」です。
海外、とくに欧州市場で高い評価を受けたHi-Fiコンポーネント「6000シリーズ」のプリメインアンプがこの「PM6007」です。
ウォームで滑らかな音が特徴で中域の伸びがよく、ボーカルを美しく聴かせてくれます。
5万円台ながらも上位モデルにも搭載されているDAC「AK4490EQ」を採用しており、デジタルフィルターの切り替え機能が追加されています。このおかげで再生する楽曲や好みに合わせてフィルターを切り替えられます。
また、D/Aコンバーター以降のアナログ出力回路をDACに合わせて最適化。これによってノイズレベルが改善するほか、電源ラインのノイズを低減するため、アナログオーディオ用電源回路に定電流回路を追加しています。
192kHz/24bit対応の光/同軸デジタル入力を2系統搭載しているため、ハイレゾ音源にも対応しているほかネットワークメディアプレイヤーやテレビ、パソコンなどデジタル音声出力を持つ機器を直接接続することができます。
性能のわりにリーズナブルですが、DACは進化が激しいため、将来的にはDACだけを別にすることも検討する方がいいでしょう。
幅: 440mm
奥行: 370mm
高さ: 105mm
重量: 7.6kg
入力端子: アナログバランス✕4、PHONO(MM)✕1、同軸デジタル✕1、光デジタル✕2
出力端子: アナログバランス✕1、サブウーハープリアウト✕1、ヘッドフォン✕1
型番: PM6007
オーディオライター ゴン川野 氏のコメント
「解像度の向上でさらにボーカルのニュアンスが伝わります。ピアノ、ベースも高音質でライブハウスのような雰囲気に。」
DAC内蔵でデジタル音源にも対応
デジタル音源もアナログ音源も高い音質で楽しめる
「PM6007」に搭載されているDACは旭化成エレクトロニクスの「AK4490EQ」。上位モデルにも採用実績がある優秀なDACです。
また、デジタルフィルターの切り替え機能を備えており、楽曲や好みに合わせてサウンドを調節できるのも本機の魅力でしょう。
フィルター1は原曲を忠実に再現するのに向いており、フィルター2はニュートラルなトーンバランスでわずかに明るい曲調になります。
また、「PM6007」はデジタル回路にシールドボックスを使用しています。これによってアナログ入力を使用した場合に起こるノイズを低減し、アナログの音質が損なわれないようになっています。
【10〜20万円部門】プリメインアンプのおすすめは?
【1位】マランツ「MODEL 50」
MODEL 50 イメージ
マランツ
MODEL 50
実勢価格: 313,830円〜
総合評価: 4.61
低域: 4.50
中域: 4.75
高域: 4.75
音色: 4.50
解像度: 4.75
音場: 4.50
レコードとの相性: 4.50
音質も機能性もプロが大絶賛! 予算が許すならコレで間違いなし
プリメインアンプ10〜20万円部門のおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のマランツ「MODEL 50」です。
「MODEL 50」は、デジタル入力を持たないピュアアナログのプリメインアンプで、パワフルな出力と繊細な音質を兼ね備えたAB級アンプです。
フォノ入力を含む6系統のアナログ入力があり、拡張性が高いため、「MODEL 50」を核としてオーディオシステム全体を発展させるような楽しみ方もできます。
入力だけでなく出力も豊富で、スピーカー✕4、アナログ✕1、サブウーハー出力✕1のほか、フロントパネルにヘッドフォン出力✕1という構成です。
ヘッドフォン出力があることで、深夜など音を出しづらい環境でも気軽に音楽を楽しむことができます。
また、プリアンプには、ハイスピードかつ低ノイズ、低歪みという特長を備えた高性能な増幅回路を採用。これによって透明感と温かみを両立した、高品位な音質を実現しています。
さらにボリュームコントロールICは可変ゲイン構成で可変抵抗体が存在しないため、経年劣化にともなう音質変化も起こりにくいというのもうれしいポイントです。
このため、音質の劣化を気にせず長く使い続けることが可能で、性能、音質ともにクオリティが高く、価格に対する満足度が非常に高いプリメインアンプといえます。
幅: 217mm
奥行: 239mm
高さ: 84mm
重量: 2.2kg
入力端子: アンバランス✕5、PHONO(MM)、POWER AMP IN✕1
出力端子: 2.1chプリアウト✕1、RECアウト✕1、ヘッドフォン✕1
型番: MODEL50/FB
オーディオライター ゴン川野 氏のコメント
「音の厚みと解像度を両立して、豊かな響きと立体的な空間を再現。柔らかな音色で、ボーカルも心地よく聴こえます。」
豊富な端子を備えコンテンツへの対応力も高い
6系統のアナログ入力でさまざまな機器を接続可能
「MODEL 50」の大きな特徴となっているのが豊富な端子です。
レコードプレーヤーと接続できるフォノ端子を含め、6系統ものアナログ入力を備えています。このおかげで多彩なソース、コンポーネントと組み合わせることが可能で、拡張性に優れています。
CD及びフォノ入力端子は高品位な真鍮削り出しです。接触抵抗値を抑えることができ、音質の向上につながっています。
また、プリアンプとしても使えるプリアウトや、パワーアンプに接続できるRCAシングルエンドの端子も搭載しています。出力も豊富なので、「MODEL 50」を基点として自分好みのオーディオ環境を構築するのにも最適です。
【2位】ソウルノート「SOULNOTE A-1」
SOULNOTE A-1 イメージ
ソウルノート
SOULNOTE A-1
実勢価格: 188,100円〜
総合評価: 4.36
低域: 4.75
中域: 4.50
高域: 4.50
音色: 4.50
解像度: 4.00
音場: 4.25
レコードとの相性: 4.00
J-POPなどボーカルをしっかり聴きたいような楽曲に強さを発揮
プリメインアンプ10〜20万円部門のおすすめランキング2位は、A評価のソウルノート(SOULNOTE)「SOULNOTE A-1」です。
入力時点でのシグナルと出力時点でのシグナルを監視、調整するフィードバックを行わない無帰還回路を搭載。
このおかげでより直接的な音色を楽しむことができます。そのため、ボーカルなどはより生々しく、鮮やかな音を楽しめるのが「SOULNOTE A-1」の魅力です。
リアパネルの入出力構成がシンプルでわかりやすく、無駄なものがないのも好印象です。
音源が持つ生々しさや鮮やかさをそのまま再現しているので、調整が施されて整った音色よりも、ダイレクトな音色を追求したい人におすすめです。
幅: 430mm
奥行: 418mm
高さ: 418mm
重量: 10.0kg
入力端子: アナログバランス✕1、アンバランス✕3
型番: A-1 プラチナム・シルバー
フォノイコライザーは非搭載
【3位】ソウルノート「SOULNOTE A-0」
SOULNOTE A-0 イメージ
ソウルノート
SOULNOTE A-0
実勢価格: 128,700円〜
総合評価: 4.29
低域: 4.75
中域: 4.25
高域: 4.25
音色: 4.50
解像度: 4.00
音場: 4.25
レコードとの相性: 4.00
音のなめらかさと厚みが全面に出た濃厚なサウンドを鳴らす
プリメインアンプ10〜20万円部門のおすすめランキング3位は、A評価のソウルノート「SOULNOTE A-0」です。
出力を抑え、その分音のクオリティを向上させたプリメインアンプ。
sa1.0の無帰還ディスクリートアンプ回路を見直して再構築し、以前よりも透明で躍動感のある音を実現しています。
バランス入力を2系統搭載しており、バランスのまま音量調整と電圧増幅段の差動入力への伝送が行われます。
中低域に厚みのある音で、解像度よりはなめらかさと厚みが前面に出た濃厚な音色を楽しむことができます。
プリアンプやヘッドフォンアンプとしても利用可能です。
幅: 430mm
奥行: 418mm
高さ: 109mm
重量: 8.0kg
入力端子: アナログバランス✕2、アンバランス✕2
出力端子: アンバランス(プリアウト出力)✕1、ヘッドフォン✕1
型番: A-0 プラチナム・シルバー
中低域に厚みのあるサウンド
予算別プリメインアンプのおすすめ まとめ
以上、『家電批評』特別編集のムック『アナログオーディオがまるごとわかる本』から、プロがえらんだ「プリメインアンプ予算別ベストバイ7選」でした。
今回は【U5万円部門】【5〜10万円部門】【10〜20万円部門】の3つのクラス別に、おすすめランキングを紹介しました。それぞれのクラス別にベストバイを振り返っていきます。
【U5万円部門】1位でベストバイを獲得したのは、デノン「PMA-600NE」。
十分な音質・機能ながら手が届きやすい価格が魅力で、初めてのフルサイズアンプにもおすすめです。
【5〜10万円部門】1位でベストバイを獲得したのは、ヤマハ「R-N600A」。
多彩な音楽コンテンツの再生が可能で、最新のネットワーク機能を豊富に搭載しています。
【10〜20万円部門】1位でベストバイを獲得したのは、マランツ「MODEL 50」。
存在感のあるクールなボディで、ジャンルを問わず高音質で楽しめる。性能・音質ともに申し分なしの満足度が高い一台です。
今回検証したプリメインアンプも、他のスピーカーと組み合わせれば音質が向上する可能性があります。
アンプやスピーカー、レコードプレーヤーなど色々なオーディオシステムの組み合わせを探るのもカスタマイズの醍醐味ではないでしょうか。
プリメインアンプが気になっている人は、本記事を参考に、お気に入りをみつけてみてください。
プリメインアンプの売れ筋ランキングもチェック!
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