【西武】西口文也監督インタビュー 山村崇嘉をセカンドで起用する想いとは?
9月5日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの西武―ロッテ20回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの西口文也監督にインタビューした模様を放送した。山村崇嘉選手をセカンドで起用する想い、スタメン起用を続ける平沼翔太選手への評価について訊いた。
――西川愛也選手が1軍に復帰して、ライオンズの1番・センターが固定されました。2試合を戦ってみていかがですか?
西口「ケガをする前と変わらない姿を見せてくれていると思います」
――長谷川信哉選手を押しのけて、外崎修汰選手がライトのポジションを奪いつつあるように見えますが、実際はどうですか?
西口「バッティングのことを考えると、現状は外崎のほうが調子がいい」
――ですが、長谷川信哉選手は色々な起用ができますよね。
西口「そうですね。足も使えますし、守備もいいので」
――今日の先発は髙橋光成投手ですが、前回のオリックス戦(8月29日、20回戦)では7回、7失点でした。西口監督は「最後の2イニングの腕振りを最初から見せてほしかった」とおっしゃっていました。先発投手が初回から全力で腕を振ることは簡単ではないということでしょうか?
西口「そんなことはないです。ブルペンでしっかり投げているので、入りというのは本当に重要になってくると思う」
――髙橋光成投手は前回の反省から、「最初から目一杯にいく」という話をしていました。
西口「楽しみにしています」
――1ヶ月ほど前、西口監督は「光成はやられ出したら止まらない」ともおっしゃっていました。その後、ストライクを揃えすぎる傾向は改善されたのでしょうか?
西口「試合の時に、『どういうふうになっていくか』というのは自分で考えていかなければいけない。相手打線のどういう感じで打ってきているのかも見分けながら、バッテリーでやっていかないといけない」
――今日の試合で、髙橋光成投手に求めることは何でしょうか?
西口「うちは勝つしかないので、相手に先制点をあげないことじゃないですか」
――山村崇嘉選手は水曜日(9月3日、対楽天19回戦)の試合で、1本塁打、4打点の活躍でした。監督の期待に応えていますか?
西口「打つほうは期待に応えてくれていますけど、守備でしっかりやれるようになってくれないと」
――水曜日の試合で正面のゴロを後逸したことでしょうか?
西口「そうですね」
――試合後、西口監督は「自信を持ってプレーをしてほしい」と山村選手の話をしていましたが、これはどういう意味でしょうか?
西口「本人的にもセカンドというポジションはそこまで得意にしているポジションではないと思う。2軍にいる時もセカンドを守らせていましたが、そこでも不安げな表情をする時もあったので、『レギュラーを取ろう』と思うのだったらやっていくしかない」
――平沼翔太選手のスタメン起用が続いています。ヒットを量産する要因はどこにあるのでしょうか?
西口「ここまであまりスタメンで出場する機会がなかったので、本人もこういう機会に恵まれてやる気が出ているんじゃないですか」
――去年までは、平沼選手を起用し続けると故障気味というのがありましたが、今年は大丈夫そうですね。
西口「そうですね。今のところはそこまで出場していなかったですし、今になって爆発してくれているんじゃないですか」
――水曜日までの4試合で、平沼選手は18打数9安打。アベレージ5割です。素晴らしい活躍ですね。
西口「本当にいい集中力で打席に入ってくれていると思います」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー