GWは夏日続出!? 蓬莱大介さんが教える“5月の気象注意報”とおでかけ対策
いよいよゴールデンウィークがスタート。今年は、晴れる日が多く、屋外でのレジャーや旅行を楽しむにはぴったりの天気が続きそうです。ただし、油断は禁物。気温の急上昇に加えて、黄砂や紫外線など“春から初夏”にかけて気をつけたいポイントもちらほら。そこで今回は、読売テレビ『かんさい情報ネットten.』のお天気コーナー「スケッチ予報」でおなじみの気象予報士・蓬莱大介さんに、この時期ならではの気象情報とおでかけ時の対策を教えていただきました。
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GW前半はお出かけ日和。ただし…5月は一気に夏日モードに。紫外線は9月並み!?万博へ行く人にも役立つ“服装アドバイス”
GW前半はお出かけ日和。ただし…
今年のゴールデンウィークは、比較的に晴れの日が多くなるでしょう。2025年4月29日(火)までの前半は大阪市内では昼間は22℃前後と過ごしやすい日が続きます。ただし、朝晩はヒンヤリするので、軽く羽織れるものがあるとよさそうです。PM2.5がやや多いので、咳がでやすい、喘息など呼吸器疾患がある方はご注意ください。
花粉については、スギやヒノキのピークはすでに過ぎていますが、ケヤキ、クヌギ、コナラ、マツ、ハンノキなど、さまざまな樹木が花粉を飛ばす時期に入っています。症状が続いている方は、引き続き対策が必要です。
5月は一気に夏日モードに。紫外線は9月並み!?
4月30日(水)以降、大型連休後半は連日晴れて昼間は25℃以上の「夏日」となる見込みです。特に5月3日(土)〜6日(火)のの4連休中には、場所によっては30℃を超える「真夏日」になる可能性も。気になる雨のタイミングはというと……、今のところ、連休明けになりそうです。
この時期はまだ体が暑さに慣れていないため、気温以上に熱中症リスクが高まります。「これぐらいの暑さなら大丈夫」と油断せず、特に屋外での活動はこまめに水分補給を。毎年、車の中に子どもをおいたまま出かけてしまって、熱中症になる事故も起きているので、注意が必要です。
また日陰では、空気が乾いていて涼しく感じますが、日向での紫外線は真夏並みに強い時期。油断せず、帽子や日傘、日焼け止めでしっかりと対策をしましょう。
万博へ行く人にも役立つ“服装アドバイス”
連休中のおでかけ先として「大阪・関西万博」を計画されている方も多いのでは? 訪れる予定の方は、昼間は半袖+ハンディ扇風機、日傘などで暑さをしのぎましょう。ただし、日が沈むと海風が強まり、ぐっと涼しく感じられるため、羽織るものを一枚持っておくのがおすすめです。
実際に僕も万博会場を歩いてみましたが、自動販売機や給水所もたくさん設置されていて、暑さ対策はしやすい環境でしたよ。駅から入場入り口までの列の待ち時間、パビリオンの列の待ち時間は、直射日光、照り返し対策をしておいた方がいいでしょう。
5月の太陽は想像以上にパワフル。まずは、しっかり備えて、楽しいゴールデンウィークを過ごしてくださいね!
蓬莱 大介(ほうらい だいすけ)
2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」「ウェークアップ」に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる「スケッチ予報」では、ユーモアあふれるイラストが大人気!
画像/蓬莱 大介 解説/蓬莱 大介