万博で「妙技」世界に披露② 伊賀で道場営む小野さん
開幕から2か月を迎え、連日多くの来場者でにぎわう大阪・関西万博。この特別な舞台に招かれ、世界に向けて妙技を披露した伊賀地域の2人に話を聞いた。(全2回)
「えいっ」合気道伝える演武
伊賀市石川で合気道道場「祥氣館」を営む小野健次さん(64)は、関西パビリオンの「和歌山ゾーン」で、和歌山県発祥の合気道の演武を披露した。
同県田辺市の道場から3か月ほど前に要請を受け、参加が決定。練習を重ねた後、5月30日と6月1日に計5回、木刀と杖を使った技を披露したという。
小野さんは「すぐ目の前で見ていただいたので、私が『えいっ』と大きな声で気合を入れたところ、前列の赤ちゃんを泣かせてしまったハプニングもあったが、楽しい時間を過ごさせていただいた」と振り返り、「全国各地、そして海外からもたくさんの方が来られ、合気道について広く知っていただく良い機会になった」と話した。
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