【横浜市旭区】万騎が原郵便局・北さん イラストが2年連続で年賀状採用 山下公園題材に
2026年用年賀はがきの神奈川県版に、横浜万騎が原郵便局=旭区二俣川=勤務の北瑛理奈さんが描いたイラスト「花咲く山下公園と横浜ベイブリッジ」が選ばれた。2年連続の採用で、北さんは「プロの人も応募している。まさか今年も採用されるとは」と驚きを隠せない。
今回のイラストは、今年の春に訪れた山下公園の風景が基。花を鮮やかに表現し、ベイブリッジを見やすいサイズにするなどの工夫を凝らした。休みの日のほか、仕事終わりに夜遅くまで制作したという。
絵が縁紡ぐ
2025年用年賀はがきでのイラスト採用をきっかけに、地域でのつながりも生まれた。
郵便局を訪れた人からの誘いで、4月に南万騎が原駅前で開催された「みなまきラボ」で、2025年用のイラスト「山下公園のしだれ桜とみなとみらい」や他に制作した作品を展示。多くの地域住民が訪れ、「幸せな気分になった」、「鮮やかで素敵」という感想をもらったという。北さんは「地域の人に見てもらう機会をもらい、制作のモチベーションになった」と話す。
また、7月に横浜中尾郵便局が移転しリニューアルオープンした際は、来局者に向けた記念品のデザインも担当した。
「こっそり、趣味とも言えないような感じで描いていたが、ここまで幅広く活動することになるとは」と北さんは語る。
2026年用の年賀はがきは「来年も描いてほしい」と声をかけられて応募したという。10月下旬の販売開始後は、郵便局を訪れた人から「おめでとう」、「色合いが良いね」と声をかけられるなど評判は上々だ。
北さんは「仕事が忙しいが、自分のペースで制作していけたら。地域の人に見てもらうような機会があれば、また挑戦したい」と意気込む。