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西堀通にオープンした、スパイス料理の提案をするお店「spice up spot」。

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西堀通にオープンした、スパイス料理の提案をするお店「spice up spot」。

新潟市の西堀通にオープンした「spice up spot(スパイスアップ スポット)」は、カレーをはじめとしたスパイス料理を楽しみながら、スパイスに慣れ親しむことができるお店です。ユニークなデザインの店舗にお邪魔して、オーナーの今井さんからお店のこだわりについてお話を聞いてきました。

spice up spot

今井 未樹 Miki Imai

1997年群馬県生まれ。新潟県の大学を卒業した後、食品会社で研究開発に携わり、2024年に新潟市中央区で「spice up spot」をオープン。お笑いが好きで「霜降り明星」がお気に入り。

コロナ禍の「おうち時間」で、スパイス料理にハマる。

——今井さんは、いつ頃から料理に興味を持っていたんですか?

今井さん:小学生の頃から、食パンにいろいろな食材を合わせた創作料理を作っていました(笑)。中学生になってからは、粉からうどんやパンを作るようになりましたね。いろいろ試してみることが好きだったんです。

——レシピ通りに作るというよりは、新しいレシピを生み出すことに興味があったんですね。その頃からいつか自分のお店をオープンしたいと思っていたんでしょうか?

今井さん:自分のお店というものに漠然と憧れはあったんですけど、現実味はなかったので、食に携われる職に就きました。

——どんなお仕事をされていたんですか?

今井さん:食品会社に勤めて、研究や商品開発に携わっていました。ちょうどコロナ禍がはじまった頃でおうち時間が増えたので、大学時代にハマっていたスパイス料理にふたたび挑戦してみて、スパイスに大きな可能性を感じたんです。

——その可能性というのは?

今井さん:「スパイス料理」というとカレーやクラフトコーラくらいしか知らなかったんですけど、普段食べている家庭料理にも使えると気づきました。組み合わせによって味が変わることも面白かったですね。

——探究心旺盛な今井さんにはぴったりの料理だったわけですね。お店をオープンしようと思ったのは?

今井さん:夫が建築事務所に勤めていて、手がけた店舗に同行する機会があったんです。その都度、オーナーさんの姿を見ているうちに、夢だったお店の経営が手の届く現実として感じられるようになってきて、私でもチャレンジできるかもしれないと思うようになりました。

——なるほど、憧れを実現できるかもしれない、と。

今井さん:最初はキッチンカーで営業しようと考えていたんですけど、私が考えているスパイス料理を提供しようとすると、広いスペースが必要になっちゃうんですよ。仕込みを他の場所でやろうとすれば、結局どこかの物件を借りなければならないので、いっそのこと店舗を構えようと思ったんです。

——そういうことだったんですね。

今井さん:店舗を構える前に、キッチンカーをレンタルしたり間借り営業をしたりすることで、いろいろと学ぶことができたのは大きかったですね。そのときに気づいた問題点を改善して、お店にも生かしているんですよ。協力してくださった皆さんには感謝しています。

料理を提供するだけじゃなく、スパイスの提案をしていきたい。

——西堀通にお店を構えたのはどうしてなんですか?

今井さん:私自身お酒が好きなので、ゆくゆくはスパイスを使ったアルコールの提供もしてみたいと思ったからです。

——お店の内装がユニークですけど、どんな思いが込められているんでしょうか?

今井さん:夫が店舗のデザインを担当してくれたんですけど、古町の長く続いてきた歴史と新しいムーブメントをミックスしたような内装になっています。

——言われてみると、いろいろなイメージがミックスされていますね。

今井さん:ミックスすることでスパイス料理そのものも表現されているんだと思います。黄色や緑色といったスパイスカラーも使われているんですよ。でもいちばん大事にしたのは、誰もが気軽に入れる雰囲気ですね。

——ではカレーについて、こだわりを教えてください。

今井さん:旬の食材を使うようにして、それに合わせたスパイスを使っています。お客様には食べていただくだけではなくて、料理が美味しいと思ったらスパイスに興味を持っていただきたいんですよ。そしてご自身でもスパイスを料理に使ってほしいんです。

——じゃあ、スパイスについても教えてもらえるんですね。

今井さん:はい、カウンターに並んでいるフラスコにスパイスが入っているので、お気軽に手にとって香りや手触りを確かめてみてほしいんです。

——あ、そういう目的でフラスコを並べているんですね。ところで、店名の「spice up spot」にはどんな意味があるのか教えてください。

今井さん:「spot」は「スパイス好きもそうでない人も集まれる場所」、「spice up」には「スパイスを加える」という意味の他に「面白くする」「楽しくする」という意味があるので、スパイス料理やスパイスに触れることで人生が面白く楽しくなるような場所になってくれたらいいなと思いました。

spice up spot

新潟市中央区西堀通7番町1553-2

11:30-15:00(L.O14:30)

水木曜休他

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