「誰も見たことがない」ワンピースがそこに!「ONE PIECE ONLY」展が2025年1月13日まで立川『PLAY! MUSEUM』で開催中!
『ONE PIECE』はどのように生まれるのか? 1000話・100巻のメイキングを中心に、一枚の紙から数百万部の本となって読者の手元に届くまでを追う、ワンピース展「ONE PIECE ONLY」展が2025年1月13日(月・祝)まで東京都立川市の『PLAY! MUSEUM』で開催される。
原画から印刷まで、『週刊少年ジャンプ』とコミックスの製作現場に迫る
新刊コミックスの初版部数が10年以上毎号300万部を超え、全世界のコミックス発⾏部数が5億1000万部(2024年4⽉現在)を超える『ONE PIECE』。
世界の人々を魅了する作品がどうやって作られるのか? 本展ではジャンプコミックス100巻×連載1000話記念の際にアーカイブした⾊校正や印刷刷版を、尾⽥栄⼀郎氏の原画とともに並べるほか、『週刊少年ジャンプ』とジャンプコミックスの製作現場を8Kハイスピードカメラで撮影、8Kプロジェクター3台で上映する映像インスタレーションなどが登場。
27年間で作られた1〜1110話までのストーリーをコミックスから切り出し、⾼さ3.6m・⻑さ140m の壁⾯にひとつなぎの巻物のようにした空間展⽰もあり、その世界にどっぷり浸ることができる。
過去最大級の規模となる本展の見どころをピックアップ!
1000話のネームや原画、印刷に関わる貴重な資料を公開!
尾⽥栄⼀郎氏が描いた原画を、出版社と印刷所のプロフェッショナルがリレーし、『週刊少年ジャンプ』となり、コミックスとなってファンのもとへ届くという一連の流れ。1000話のネームや原画、コミックス100巻のカバー原画や印刷に関わる貴重な資料を収める「宝箱」を通じて、マンガが⽣まれるプロセスを体感できるコーナーが登場。『ONE PIECE』の秘密と本質に触れられる貴重な資料は必見だ。
140mの局面に1~1100話が連なる空間展示や映像インスタレーションは圧巻
『ONE PIECE』の1〜109 巻に掲載された全1100話をコミックスから切り離し、貼り合わせて展⽰した「大絵巻」は⾼さ3.6m、全⻑140m ! 「⼤絵巻」を通して『ONE PIECE』の世界に包まれる。
また、『週刊少年ジャンプ』とジャンプコミックス、それぞれの印刷現場を超⾼速度カメラでとらえ、3台の8K プロジェクターで投影。臨場感あふれる映像インスタレーションでマンガが⽣まれる現場を体験したい。
ユニークなオリジナルグッズが勢ぞろい!
アパレル、ステーショナリーなど、活字、紙、印刷などのこだわりにつながる、ユニークなアイテムの数々が販売されるのも見逃せない(グッズの購⼊には本展の⼊場券が必要)。CMYK と蛍光⾊の配⾊ボディに「ONE PIECE ONLY」展のオリジナルロゴをプリントしたTシャツなど、特⾊を含め複数⾊の分版が使⽤されている『ONE PIECE』コミックスカバーの製作プロセスから着想を得た、「誰も⾒たいことがない」アパレルシリーズに注目だ。
開催概要
「ONE PIECE ONLY」展
開催期間:2024年10月9日(水)~2025年1月13日(月・祝)
開催時間:10:00~18:00(入館は~17:30)
休館日:12月31日(火)~1月2日(木)
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F)
アクセス:JR立川駅から徒歩10分
入場料:一般2400円、大学生1800円、高校生1200円、中・小学生800円、未就学児無料
※完全日時指定制。
※展覧会図録『ONE PIECE ONLY / 1c』(ジャンプコミックスサイズ192ページ予定 / ⾮売品)を、⼊場者全員にプレゼント(⼩学⽣以上の⽅、1⼈につき1部)。
※セブンチケット限定販売。
【問い合わせ先】
PLAY! MUSEUM☏042-518-9625
公式HP https://one-piece-only.play2020.jp/
取材・文=前田真紀 ※画像は主催者提供
前田真紀
ライター
『散歩の達人』『JR時刻表』ほか雑誌・Webで旅・グルメ・イベントなどさまざまなテーマで取材・執筆。10年以上住んだ栃木県那須塩原界隈のおいしいものや作家さんなどを紹介するブログ「那須・塩原いいとこ、みっけ」を運営。美術に興味があり、美術評論家で東京藝術大学教授・布施英利氏の「布施アカデミア」受講4年目に突入。