『不幸な猫を減らしたい』そんなあなたにできる5つのこと 気軽に参加できるものも
1.保護猫カフェにいく
保護猫カフェとは、保護された猫とふれあえる猫カフェのことです。保護猫カフェのほとんどは、入店料が猫のフードや猫砂といった飼育費となるため、来店することそのものが猫たちのためになる行動なのです。
中には「猫ちゃんをお迎えすることはできないのに猫カフェに行くことは、ひやかしにならない?」と、ちゅうちょしている人もいるようですが、保護猫カフェは、猫とふれあうことで猫を支援できる場所。事情があって猫を飼えない人でも気軽に訪れることができますよ。
なお保護猫カフェでは、猫たちを迎え入れてくれる家族も募集しています。譲渡会も定期的に開催しているところが多いですが、保護猫カフェに足を運ぶうちに愛着がわいたときには、家族にすることもできますよ。
2.寄付つきの猫グッズを購入する
売上や収益の一部を、保護猫たちの支援機として寄付するという「寄付つきのグッズ」があることをご存じですか?
商品は、猫用アイテムから人間用の生活雑貨、衣類、アクセサリーなどまで多岐にわたり、SNSで使えるスタンプにも寄付付きのものがあるほどです。
猫の支援グッズやチャリティーグッズのほとんどは、猫をモチーフにしたデザイン。店置きからオンラインショッピング、保護猫カフェなど、身近なところで購入することができます。
お気に入りの猫グッズを買うだけで保護猫を支援できるという仕組みなので、気軽に参加できますよ。
3.SNSで情報を発信する
現代の「情報世界」はSNSが大きな影響力をもっています。InstagramやX、YouTubeをはじめ、あらゆるツールで猫の情報をチェックすることができますよね。
よって、「保護猫」や「地域猫」「譲渡会」「迷い猫」など、猫に関するあらゆる情報を発信するのも、不幸な猫を減らすための一助となります。
自ら発信しなくても、リツイートやリポストでシェアしたり、コメントや「いいね♡」でアクションをするだけでも、小さな一歩です。
また身寄りのない猫だけでなく、新しい家族に迎えられた「元保護猫」の生活を応援するのも有効。1匹の保護猫の幸せな未来は、次の猫の幸福にもつながるからです。「自分も支援したい」といった人が、また1人、2人と増え、良い連鎖になるはずですからね。
4.「地域猫」への理解を深める
「地域猫」という活動をご存じですか?これは、飼い主がいない猫を地域の協力と理解のもと、管理するというものです。目的は「不幸な猫を増やさない」ことで、具体的には去勢や不妊手術をして耳先カットを行う(さくら猫)というもの。
生活のケアは、糞尿を掃除することで猫の迷惑行為を防止したり、決められた場所や時間などでの餌やりをしたりなどです。いずれも決められたルールにのっとり、地域ぐるみで猫を見守るという活動ですね。
ご自身が主だって動かなくても、この目的や活動をきちんと理解することも不幸な猫を減らす小さな一歩となることでしょう。
5.助成金を活用した「不妊去勢手術」
「不幸な猫を減らす」という目的を果たすために必要なことは、今存在する命を大切にすることと、望まれない命を増やさないことの2方面からのアプローチが必要です。
よって、「野猫」は不妊手術および去勢手術を行い「地域猫」となるのですが、この一連の流れを「TNR」と呼ばれています。このアルファベット3文字が意味するのは、「T=Trap(捕獲)」、「N=Neutuer(不妊手術)」、「Return(元の場所に戻す」です。
こういった活動はボランティア団体や個人のボランティア活動で支えられているので、猫たちのために、活動に参加することもできるのです。
なお、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術には、各自治体や各団体から補助金がおりることがあります。金額やルールは団体によって異なりますので、ご自身の在住するエリアで調べてみましょう。
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、以前と比べると「不幸な運命をたどる猫」の数は、激減しています。これは、保護猫活動や地域猫、TNRといった活動のたまものではないでしょうか。
しかし、数が減ったといってもまだ「ゼロ」ではありません。1人1人の活動は小さいものかもしれませんが、多くの人が意識することで、よりいっそう「不幸な猫」は減らせるはず。
1日も早く「ゼロ」に近づくように、気軽にできるものからチェックしてみてくださいね。