ネクストブレイクが期待される俳優陣が競演 直木賞作家・辻村深月原作『この夏の星を見る』追加キャスト発表
直木賞作家・辻村深月氏による青春小説「この夏の星を見る」(KADOKAWA)を山元環が自身初となる長編商業映画の監督を務め、東映配給により7月4日(金)に全国公開する。追加キャスト出演情報が解禁となった。
ネクストブレイクが期待される俳優陣が競演!
先日発表となった桜田ひより演じる主人公・溪本亜紗と同じ茨城県立砂浦高校に通う生徒役を水沢林太郎、河村花、増井湖々、安達木乃が演じます。亜紗と同級生で同じ天文部に所属している飯塚凛久を現在放送中の NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演している水沢林太郎が務め、さらに、亜紗と凛久の一学年上の先輩・山崎晴菜を河村花が、亜紗と凛久の一学年下の後輩・広瀬彩佳と深野木乃美をそれぞれ増井湖々と安達木乃が彩りを添える。辻村氏が原作小説を執筆する際、実際に取材した茨城県立土浦第三高等学校で本作の撮影も行い、各出演者はリアリティのある場所で芝居に臨むことができたという。
コロナ禍のため部活動は制限され、合宿も行えなくなった亜紗の提案でリモート会議を駆使して同時に天体観測をする競技「スターキャッチコンテスト」を実施することになり、長崎の五島列島や東京都心に暮らす生徒たちが参加する。長崎五島に住む学生を中野有紗、早瀬憩、和田庵、蒼井旬が演じ、東京都心で暮らす学生を黒川想矢、星乃あんな、萩原護や秋谷郁甫が演じている。長崎五島の泉水高校吹奏楽部に所属する佐々野円華と福田小春を映画『PERFECT DAYS』の中野有紗、映画『か「」く「」し「」ご「」と「』の早瀬憩が繊細に演じ、同じく泉水高校3年生武藤柊と小山友悟を和田庵、蒼井旬さんが力強く演じる。
また、都心で暮らす中学生の安藤真宙を映画『怪物』の黒川想矢が憂いのある演技を体現し、同じく中学生の中井天音を映画『ゴールド・ボーイ』の星乃あんなが瑞々しく務めます。泉水高校の生徒ながら東京での生活を余儀なくされる輿凌士を萩原護が、都心部にある御崎台高校で物理部に所属する柳数生を秋谷郁甫が逞しい息吹を与える。
本作を手掛ける山元監督は「コロナに負けない中高生達、ブレイブジェネレーションが主役の物語です。マスクで見えない表情、友人との距離感、先の見えない時間、そんなコロナ禍にあった壁を突破して、時代じゃ止められない青春の躍動を映画の中に詰め込みました」と意気込みを語り、更に「当時失われた青春と言われていましたが、壁があるからこそ、青く燃える春がある。過ぎていったコロナ禍の時代に、今に繋がる大切な時間がこの映画にはきっとあると思います」とメッセージを寄せている。
映画やドラマ、CM や舞台など、各方面で目覚ましい活躍を見せるフレッシュな俳優陣が醸し出すアンサンブルは、本作を語るうえで欠かすことのできない見事なハーモニーを奏でる。ネクストブレイクが期待される若き俳優たちの競演に期待だ。