【ブチギレ】8歳の娘と実写版『リロ&スティッチ』を観たら父はイライラMAX! 娘は半ギレからの……
現在、ディズニー最新作『リロ&スティッチ』が公開中だ。同作は2002年に公開されたアニメーション作品の実写版で、興行収入は全米3週連続NO.1を記録するなど、なかなか好評を博しているらしい。
私は代理店経由でディズニーから「良ければ娘さんとどうぞ~」とムビチケを貰ったので『リロ&スティッチ』を観て来たのだが、鑑賞中に静かにブチギレ! ぶっちゃけ、こんなにイライラするディズニー作品は滅多にねえ!!
・ややネタバレあり
まず大前提として『リロ&スティッチ』は20年以上前に公開された作品であるため、この記事はある程度のネタバレを含んでいることをお伝えしておく。ただし、アニメと実写のストーリーの違いについては記述しない。
さて、ご承知の通り『リロ&スティッチ』はハワイを舞台に繰り広げられるハートフルファンタジー作品。両親を失った6歳のリロ、親代わりで姉のナニ、そして宇宙から飛来したエイリアン・スティッチが主な登場人物となっている。
・期待大
私も8歳の娘もアニメ版の『リロ&スティッチ』は鑑賞したことがあり、娘にとっては「ディズニーで1番ではないけど好き(な作品)」とのこと。私の記憶では「プリンセスが登場しない家族愛推しの映画」といったところだ。
また「アラジン」や「クルエラ(101匹わんちゃん)」に代表されるよう、個人的に「ディズニー作品の実写版にハズレなし」と考えている。『リロ&スティッチ』もメッチャ感動しないにせよ、リメイクゆえの安定感はあるに違いない。ところが……。
冒頭でもお伝えした通り、映画鑑賞中、私は静かにブチギレていた。というか、リロとスティッチが出会ってからイライラが止まらなかった。というのも……
リロとスティッチ暴れすぎやろがいッッ!!!!!
・理不尽やろ
リロの親代わりをしている姉のナニは、妹と暮らすため必死に就職活動を続ける。悪意は無いにせよ、結果的にそれを妨害し続けるリロとスティッチ。おいおいおい、ちょっとはジッとしたらんかい!
ナニの視線から見るとリロ&スティッチの妨害は理不尽でしかなく、単なるいたずらや悪ふざけのレベルを軽く超えていた。ムキーーー! ちょっとリロ!! お姉ちゃんはあんたのために頑張ってるんだよ!
このくだりに関しては8歳の娘も「あんなに暴れちゃダメだよね。イライラとした」と語っていた。私も娘もアニメの『リロ&スティッチ』を観てイライラした記憶は全くない。
・実写マジック
逆説的ではあるが、つまりこの現象は「実写版の方が感情移入しやすい」ということなのではないだろうか? 同じスティッチがグラスを割るシーンでも、アニメと実写ではイラっと指数が天と地ほど違う。
事実、アニメではそこそこしか泣いていなかった娘も実写版では3回に分けてオウオウ泣いていた。「頼むから静かに泣いてくれ……!」とヒヤヒヤしたことはさておき、やはり実写版の方が感情移入しやすいと感じた次第だ。
つまり中盤のイライラも、アニメをも凌ぐ大感動で最終的に全てをかっさらう実写版『リロ&スティッチ』の作戦なのかもしれない。だとすると私も娘もまんまと手のひらの上で転がされていたのだろう。
いずれにせよ実写版『リロ&スティッチ』は、親子で鑑賞するにはおあつらえ向きな作品である。中盤のイライラを乗り切ればちゃんと感動が待ち受けているので、ディズニーを信じ最後までご鑑賞いただきたい。
参考リンク:リロ&スティッチ
執筆:P.K.サンジュン
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