川崎のイメージ調査 愛着や誇り、過去最高 市、速報公表「レガシーに」
川崎市が毎年実施している「川崎市都市イメージ調査」の直近の調査で、川崎市のイメージを「よい」と答えた市民は昨年度比で10ポイント以上アップの74・2%に達したことが、市の速報で分かった。市制100周年に向けて市が向上を目指してきた市民の「シビックプライド」も、過去最高値となった。
市は2014年度に「シティプロモーション戦略プラン」を策定し、イメージ戦略を続けてきた。その一環として毎年、「都市イメージ調査」を、川崎市民と近隣の1都3県の住民に実施。24年度は昨年11月12日〜28日、市民2800人と近隣都市の1200人を対象にインターネットで調査した。
まず「市のイメージ」では、「よい」と答えた市民が前年度より10・9ポイント上昇して74・2%、近隣都市住民は13ポイントアップの58・5%と、いずれも過去最高だった。自身が居住する都市への愛着や誇りの指標「シビックプライド」では、「愛着がある」が前回より0・6ポイント高い6・3、「誇りが持てる」が0・8ポイント高い5・9と、こちらも過去最高を更新した。
自身の居住地に住むことを勧めるか否かの指標では、市民が前年度より14ポイント増の21・7で、目標値の20を超えた。自身の居住地を「訪ねること」を勧めるか否かの指標も、14・8ポイント増の23・0と、目標値の7を大幅に超えた。
また市制100周年に向けたブランドメッセージ「いろいろって、未来。」とロゴの認知度では、市民の91%が「見たことがある」と答え、初めて9割を超えた。
毎年3月に結果を公表してきたが、主要な指標が過去最高だったため、市制100周年の機運を高めるうえで速報として発表した。担当者は「100周年のレガシーとして、市民と共有していきたい」と話している。詳細は3月末の発表予定。