Yahoo! JAPAN

なぜジャングリアは「未経験者大歓迎」なのか? お仕事相談会で語られた”みんなで作る”の真意

OKITIVE

テーマパークで働いたことがない自分も働けるかな―。 2025年7月25日に沖縄本島北部の今帰仁村で開業を予定している大型テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」。 運営会社のジャパンエンターテイメントが5月31日、那覇OPAで「お仕事なんでも相談会」を開催しました。会場には、ジャングリアでの仕事について関心を持つ方やアトラクションの内容に興味を持つ方が訪れ、活気あふれる一日となりました。

ジャングリアの仕事内容やアトラクションに興味津々

テーブルが点在する会場では、ブースごとに説明が行われ、JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)の仕事やアトラクションの内容など、参加者が興味のある分野について気軽に相談できる雰囲気が作られていました。来場者の年代も20代から70代までと幅広く、沖縄初の本格テーマパークへの関心の高さがうかがえます。 「途中参加OK! お子様と一緒にご参加大歓迎!」という呼び掛け通り、隣接する県立図書館の来館ついでに立ち寄る家族連れの姿も見られ、和やかな雰囲気の中での説明会となりました。

ジャングリアでは夏季限定のアルバイトも募集

JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)で働きたい人を募集している中で、特に目を引くのが7月から8月末または9月末までの夏季短期アルバイトです。 募集職種は「アトラクション」「調理」「レストラン接客」の三つで、いずれも時給1200円からとなっています。2025年6月現在の沖縄県の最低賃金が952円であることを踏まえると、かなり戦略的な時給設定だと言えそうです。 勤務時間は7:00〜23:00のシフト制で、基本週5日としっかり稼げる条件が整っています。社会保険・雇用保険の対象となる点も特徴的です。夏休み期間の短期アルバイトでありながら、安心して働ける環境が用意されています。

「まずはジャングリアそのものの魅力を感じてほしい」

会場でアトラクション担当として説明にあたっていたオペレーション部アトラクションリーダーの入沢正樹さんは、来場者との対話を重視していました。 「ジャングリア自体の楽しさ、魅力を伝えるところから始めています。ゲスト目線でジャングリアの魅力を感じていただいた上で、お仕事の話ができるように心がけています」 入沢さん自身、2024年10月に沖縄県内リゾートホテルでのウェディングプランナーの仕事を辞めて、ジャパンエンターテイメントに入社した経歴を持ちます。 「ジャングリアのオープンに関われるのは、今後一生待ってもこないチャンスだろうなと思って。ジャングリアへの思いがどんどん大きくなっていって、面接を受けました」

テーマパーク未経験者も安心の研修制度

求職者の最も大きな心配ごとの一つが「テーマパークで働いた経験がない」でしょう。入沢さんはこの点について詳しく説明しました。 「アトラクション担当の場合、最初の2日間で全社共通の研修を受けていただきます。その後の3〜5日間は、担当するアトラクションに特化した研修を受けていただいて、お客さまの前に立てる状態になります」 ジャングリアで働くための研修は座学だけでなく、実際の車両に乗ったり、入口でのお客さま案内を体験したりと、実技も交えながら進められるということです。 「テーマパークでの経験がない人がほとんどだと思いますが、そういった方でもジャングリアで用意している計5日から7日間の研修を受けていただければ、お客さまの前に立ってスタッフとしてご案内できる準備は整います」

キーワードは 「一緒に作り上げる」

ジャングリアの研修で特徴的なのは、マニュアルに則った接客にとどまらず、スタッフの経験を活かして「一緒に作り上げる」アプローチです。 人事総務部採用担当の小波津麻子さんは具体例を挙げて説明しました。「例えば、コールセンターで働いていた方がレストランのサービススタッフになる場合、レストランの経験はないけれども、言葉遣いやお客さまに対しての姿勢はすごく経験が豊富です。スタッフとして集まったみんなでアイデアを出し合いながら、どうやってサービスを向上させていくかを一つずつ考えていっています」 テーマパーク未経験だけれども他業種での経験を持つメンバーの提案によって、サービスの細部に魂が宿る。ジャングリアが未経験者を歓迎する理由の一つが垣間見えた気がします。

レストランは「感情を刺激する食体験」を提供

レストラン部門では、単なる食事提供ではなく「感情を刺激する食体験の提供」をテーマに掲げています。沖縄県産の食材にこだわり、生産者の思いも聞きながら、素材をどう活かすかを考え抜いているのが特徴だと、人事総務本部開業採用課マネージャーの橋本裕美子さんは説明します。 「テーマパークの中で食を提供することで、ゲストに喜んでいただける。特別な世界観の中でお仕事できるのが特徴だと思います」 パーク内には多様なレストランが展開される予定で、コース料理を楽しめる高級レストランから、南国感あふれる料理を提供するフードフィールド「ワイルド バンケット」、気軽に楽しめるフードカートまで、さまざまな世界観での食事体験が用意されています。 調理担当について「アルバイトの方に関しては未経験の方も大歓迎です。お料理が好きな方や普段、お家で料理されている方を、しっかりトレーニングでサポートする体制を組んでいます」と、門戸を広く開いています。

アトラクション担当者は現場の声に手応え

相談会を通じて、担当者たちは確かな手応えを感じていました。入沢さんは来場者の反応についてこう語ります。 「ジャングリアが2025年7月25日にグランドオープンするということは皆さん知っていただいているんですけど、実際に働くとなるとどういう業務内容で、どういう時間帯で働けるのかまでは浸透していません。説明会に来ていただき、情報をキャッチして帰られていることを手応えとして感じています」 働きたい部署がはっきり固まっていない来場者には、会話を通し、「この職場が向いているのではないか」とおすすめすることもあるといいます。 「皆さん、『ちょっと働いてみようかな』という感じで来られる方が多いです。『お客さまだと、この部署が合っているかもしれないですね』というやり取りを経て、『そうかも』と納得されて帰っていただいている印象があります」

お仕事相談会は6月に県内6カ所で開催

那覇での相談会に続いて、6月上旬には沖縄本島北部の各地域でも説明会が予定されています。 時刻はいずれも18:30〜19:30(6月7日の名護市産業支援センターのみ14:00〜15:00) – 6月4日(水) 宜野座村中央公民館 – 6月5日(木) 金武町立中央公民館 – 6月6日(金) もとぶ文化交流センター – 6月7日(土) 名護市産業支援センター – 6月9日(月) 今帰仁村コミュニティセンター – 6月10日(火)恩納村コミュニティセンター いずれも申込不要で、途中参加も可能です。お子さま連れでの参加も大歓迎となっています。

2025年7月25日オープニングスタッフとしての特別な体験

入沢さんは最後に、オープニングスタッフとして働くことの意義についてこう語りました。 「7月25日のグランドオープン時にいるメンバーしか体験できない、ワクワクがあると思います。経験がなくても大丈夫なので、試行錯誤しながら楽しむ仲間に加わりませんか」 沖縄に長らくなかった本格的なテーマパークで、オープニングスタッフとして働けるのは、一生に一度の機会になるかもしれません。ジャングリア沖縄の開業まで残り2カ月を切った今、新たな挑戦を求める人にとって、魅力的な選択肢となりそうです。

ジャングリア沖縄 募集概要

【夏季短期アルバイト】 – 契約期間 2025年7月〜8月末・9月末まで(最長3カ月) – 時給 1,200円〜 – 仕事内容 アトラクション/調理/レストラン接客 – 勤務時間 7:00〜23:00(シフト制) – 条件 基本週5日、社会保険・雇用保険対象 【応募方法】 – 公式サイトから随時受付中 – オンライン・対面どちらでも選考会を実施 – 詳細は「JUNGLIA OKINAWA 採用」で検索

説明会URL・SNS

おすすめの記事