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【マジか】秋葉原で訪日外国人が行列を作るラーメン屋を発見 → 看板メニューが「肉と脂の糖のバイオレンス」でビビった

ロケットニュース24

日本有数の観光スポット、東京は秋葉原。もはや視界に訪日外国人が入らないことの方が珍しいほど、現在アキバには多くのインバウンド客が押し寄せている。彼らのお目当ては観光やショッピング、そしてグルメなのだろう。

つい先日のこと。秋葉原をふらりと歩いていると、あるラーメン店の前に行列が出来ていた。どうやら訪日外国人の御一行様だと思われるが、その店のメニューがかなりパンチが効いていたため、私もそっと入店してみることにした。

・ラーメン人気爆発

以前の記事でチラッと触れたことがあるが、10年以上前から秋葉原で訪日外国人が行列を作るラーメン店といえば「九州じゃんがら」一択であった。今なおその人気は衰えず、この瞬間も店の前には行列が出来ているに違いない。

……が、コロナ禍を経て過去最高レベルのインバウンド客で賑わう秋葉原に異変が起きている。簡単に言えば「九州じゃんがら」だけではなく「博多風龍」など、他のラーメン店にも多くの行列が出来ているのだ。

ガイドブックにでも掲載されているのか? それとも口コミなのか? その真相まではわかりかねるが、訪日外国人たちが日本でラーメンを求めるのは、日本人がアメリカでハンバーガーを求めるようなものなのだろう。

・きたろう

だもんで、当初は『きたろう』に行列が出来ているのを見ても「ここもインバウンド客に人気なんですね~」としか思わなかった。調査によると『きたろう』は今年5月にオープンした比較的新しいお店のようだ。

……が、店の看板に「こってり脂らーめん」と書かれていると話は変わって来る。というか、訪日外国人たちは背脂チャッチャ系まで押さえているのか? それとも単純に区別がついていないのだろうか?

しかも店頭には恐ろしいほど肉を詰め込んだ「てんこ盛り(1450円)」なるメニューがあり、私の前に入店した外国人が3人連続で「てんこ盛り」をオーダーしていた。これは引き下がれない……というわけで、私も漢気で「てんこ盛り」を注文した。

・濃厚オブ濃厚

で、しばらくしてやって来た「てんこ盛り」は、パーコー・デカチャーシュー・チャーシューの肉3連弾に加え、麺はデフォルトで大盛り。さらにスープには雪のように白い背脂が浮いている。

これは単なる肉と脂と糖のバイオレンス……! こんなわんぱくなラーメン、日本人だってこぞって食べないぞ? ……が、隣の席の外国人たちはパシャパシャと撮影をした後、すごい勢いで「てんこ盛り」を喰らっていた。

で、味は当然のようにコッテリ系で、ちぢれた太麺もかなりボリューミー。そこに揚げたて熱々のパーコー、さらには分厚い脂がトロけるデカチャーシューが加わるんだから逃げ場はない! 正真正銘のド濃厚ラーメンである。

それでもインバウンド客たちはニンニクや豆板醤を入れながら「てんこ盛り」を美味しそうに食べ切っていたので、我々が想像するよりも彼らのラーメンへの造詣は深いのかもしれない。逆に言えばラーメン文化がそこまで浸透している証なのだろう。

いまや「ラーメン」が世界共通語であることは疑いもないが、その奥行きまでは私自身捉え切れていない。ギリギリで食べ切りパンパンになったお腹をさすりながら「ラーメン文化……すごいところまで来てるぜ」と感じた秋葉原の昼下がりであった。

・今回訪問した店舗の情報

店名 こってり脂らーめん きたろう
住所 東京都千代田区外神田3-4-16
時間 11:00~21:00
定休日 無休

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.

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