【リアル給与明細】33歳、人事職。コロナ禍からボーナスなし……。収入を上げたいです【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。明細の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【33歳 人事事務】
【リアル給与明細】33歳、人事事務の場合
プロフィール
33歳、女性
製造業の事務職
▼現状
勤続年数6年。
ボーナスはコロナ禍以降なし。
労働時間は月168時間、残業は月3時間程度。
【相談内容】給料を上げるにはどうすればいいですか?
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
質問者さんの年収は平均より低い水準
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、30〜34歳の庶務・人事事務員の平均月給は32.2万円*であるのに対し、質問者さんは約21.4万円と平均を下回っています。
現在お勤めの会社は、ほかの会社と比べて基本給が低い傾向にあるようです。
また、ボーナスの平均は92.5万円*であるのに対し、質問者さんはコロナ禍から支給されなくなったとのこと。
年収換算すると、大きく差があることが分かります。
質問者さんが、現在の収入だけでは生活費だけで精一杯と感じるのも無理はありません。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
収入を増やすには?
すぐに収入を増やしたいのであれば、転職がおすすめ。
なぜなら、現在の職場で昇給を待つには時間がかかるからです。
転職活動では、基本給にこだわって転職先を探しましょう。
1割以上の年収アップ経験者は、全体の32.8%です(※2023年上半期、30〜34歳)。
*……参考:厚生労働省「転職入職者の賃金変動状況」
エージェントを上手く活用すれば、転職成功の近道になりますよ。
本業以外で収入を増やす方法
転職しない場合は、副業に挑戦してみてはいかがでしょうか。
時間や労力がかかるものの、自分の強みを活かしながら複数の収入源を持てますよ。
例えば、クラウドソーシングサイトでは、人事事務の外部委託が増えています。
本業での経験が活かせる場も多いでしょう。
また、ブログやSNS運用なども、在宅で取り組めて続けやすいですね。
個人で稼ぐスキルも身に付くのでおすすめです。
まとめ
・転職は条件に合えばすぐに給与アップ、長期継続が可能。
・転職しない場合は、副業を検討してみて。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。