「見える景色がまったく違う」北海道の山頂でヨガしてみたら、想像以上の魅力にハマった【イベントレポ①】
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高です!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」を紹介していきます~!
今回は番外編!山頂でヨガをするというイベントに参加してきました!
その魅力をお伝えします!
【連載】「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
こんな最高の午前中がある?
先日、インスタグラムを見ていたときのこと。
たまたま、『山でヨガをしたあとに、おいしいマフィンを食べながらコーヒーを飲みましょう』というイベントを発見。
はあ…!!!!!
魅力的すぎてため息が出ました。
この一文に私の【理想の休日の過ごし方】が詰め込まれているではないですか…!!
実は私、登山だけでなくヨガも趣味。
今までも山頂などで、習ったヨガポーズを小出しにしてきました(皆さん、気づいていましたか…?笑)。
そしていうまでもなく、山でおいしいものを食べることも大好きな私。
山に、ヨガに、おやつ…!!
まさに私にぴったりの企画…ということで5月に行われたイベントにお邪魔してきました~!
まずは登山!札幌・三角山へ
イベントの集合場所は、札幌市中心部から車で20分程度でたどり着く「三角山」の登山口。
私も何度も登っている山ですが、今回は山頂についたあと、お隣の「赤坂山」まで縦走するルート。合計3.6キロの山行です。
▼参考・三角山登山レポ:【札幌駅から車で約20分】往復1時間のお手軽登山!札幌の街を見渡す/北海道・三角山
登山の格好をした人が続々と集まってきます。仲良くなれるかな…ドキドキ…。
そして、今回のイベントの主催者はこのお三方。
左がヨガインストラクターの、やよいさん。
右が『お店のないコーヒー屋さん』がコンセプトの
& coffee worksのオーナー、こずえさん。
そして、真ん中が手稲区にあるマフィン店
「菓子屋 山といっぷく」の店主、藤原さん。
2023年9月にはじまったこのイベント。
お客さんとして「山といっぷく」に通っていたやよいさんから発案したのがきっかけだったそうです。
ちなみに私も「山といっぷく」のマフィンが大好き!
2025年3月まで放送していたHBCラジオ『言いたいことは山々ですが』でも紹介しました。
食べ応えのある大きさでカロリー補給としても最適ですし、やさしい甘さで疲れが吹き飛ぶんですよね~。
しっとりしていて、マフィンあるある?の口の水分が持っていかれる感じがないところも、「山おやつ」としてポイントが高いなーと思っています。
この大好きなマフィンを、山頂でヨガをしたあとにコーヒーと一緒にいただけるなんて…
あたし達、どうなっちゃうの~⁉
ワクワクしながら、いざ登山開始です。
初対面同士の登山だったけど
今回の参加者は13人。
実は初対面の人と登山をするのが、はじめての私…。
一人で飛び込むことにドキドキしていたのですが、登りはじめた瞬間テンションが上がり、緊張なんて吹き飛びました(笑)。
家族で、友人同士で、ソロで…など色々な方が参加していましたよ。
フラワー雑貨などを販売している、みわさん親子は、「& coffeeworks」のこずえさんと販売イベントで一緒になったことをきっかけに参加したそうです。
ふたりとも登山はほぼ未経験と言っていましたが、スイスイ登っていきます。
「山といっぷく」のファンで、マフィンを山頂で食べたい!という思いから数年ぶりの登山をする方もいました。
久しぶりの山道に苦戦しつつも、楽しそう!
そんなみなさんのお話を聞いていたらあっという間。
45分後、三角山の山頂に到着!
ここでひと休み…。
山頂の気温は20℃前後。5月の北海道といえど、登ってくると暑くて汗をかきました。
汗を拭いやすい「ほっかむりスタイル」で赤坂山へ縦走です!
さらに山へ…?大変そう、疲れそうって思いますか?
でもこの「縦走」、道中もとっても楽しいんです!
かわいいが詰まっている「赤坂山」でヨガ!
色々な仕掛けがあるので、楽しみながら山道を歩くことができる赤坂山。
道も整備されていて、管理している方の山に対する愛と、遊び心が感じられます。
▼参考・赤坂山登山レポ:【北海道・札幌市】エゾリス、エゾフクロウにも会えた!ふらっと行ける大自然…“かわいい”山2選
30分ほど歩いたら赤坂山に到着!
赤坂山は山頂に広場がある珍しい山なんです。
ここでやよいさん指導のもとヨガをします。
音楽もマットもアロマもなし。
あるのは木の香りと風の音、そして鳥の鳴き声…。
自然に囲まれながら15分ほどヨガをしました。
おいしい空気を胸いっぱいに吸って…吐いて…。
ザックを背負って凝り固まった肩もほぐれていきます。
ヨガインストラクターのやよいさんは、もともとは運動嫌いでしたが、30代後半にテレビで見たイモトアヤコさんに影響を受けて登山をはじめたそうです。
マイペースな性格で「自由に色々やってみたい!」という思いから、マッサージ店で働く傍ら、フリーのヨガインストラクターとして活動しはじめました。
公園や区民センターなど様々な場所でヨガを開催していますが、自然の中で体を動かす気持ちよさを広めたいという思いから、山でのヨガも提案。
「同じポーズをとっても室内と外では、見える景色が全く違う」と話します。
わたしも普段はスタジオの中でヨガレッスンを受けていますが、それを実感しました。
上を見ると、こもれびと空。
下を向くと木の根っことアリちゃん。
地面も凸凹で角度があり、スタジオよりも難易度が上がる気がします。
そして山ならではの弊害もありました。
みんな…靴がゴツい(笑)
しかしそれが面白い!
できないこともみんなで共有したら、いい思い出になりますね。
参加者の皆さんも楽しそうで、こんなに笑い声があふれるヨガは初めてでした。
そして、この「最高の休日」のお楽しみはさらにここからも…【後編】でお伝えします!
▼後編:「最高の休日」完成!山×ヨガ×おやつ 登山だけではない“入口”での出会いに感動【イベントレポ②】
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。24年10月からHBCラジオで「言いたいことは山々ですが」(毎週金曜午後5時45分~6時半)スタート!HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中!
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は登山時(2025年5月)の情報に基づきます。