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「THE LAST OF US」エリー役ベラ・ラムジー、撮影中に自閉症と診断 ─ 今では「解放された」気分

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人気ドラマ「THE LAST OF US」でエリー役を演じるベラ・ラムジーが、シーズン1撮影中の出来事をきっかけに、自閉スペクトラム症(ASD、自閉症)と診断されたことを明かした。

英のインタビューで、ラムジーは「これまでニューロダイバーシティ(神経多様性)について少し話したことがあるけど、それが何なのか言いたくなかった」とした上で、「『THE LAST OF US』シーズン1を撮影している時に、自閉症の診断を受けたんです」と語っている。きっかけは、自閉症の娘を持つ撮影スタッフが、ラムジーにもその兆しがあると気づいたことだったという。

Photograph by Liane Hentscher/HBO

その後、精神科で正式に自閉症と診断されたラムジー。実は、昔から自分を「変わり者」や「一匹狼」だと感じ、自閉症について「いつも気になっていた」という。自閉症における感覚過敏の症状も自覚していたらしく、カナダの荒野での撮影では、防水服や防寒着を重ね着するのが苦手だったようだ。「身につけるものが多すぎる」と、まさにその当時を思い出したかのように振り返ったという。

一方で、自閉症の特徴は演技に良い影響を与えているそう。「昔から、常に人々を観察して学んできました。人付き合いや他人との接し方を、マニュアル的に学ばなくてはいけなかった。それが演技に役立っているんです」。また撮影現場の環境は、ルーティンワークを得意とする自閉症の特徴に合っているようだ。「集合時間が決まっていて、着る物や立ち位置、食べる物も指示されます」。

ラムジーは、自閉症の診断を受けたことで「解放された」と感じているという。「みんながこなしている簡単な日常のあれこれが出来ない自分に対し、より寛大な気持ちで生きていけるようになりました」。

ドラマ「THE LAST OF US」 シーズン2は、米HBOと同時刻となる2025年4月14日(月)10:00よりにて独占配信予定。

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