中原警察書・防犯協会ら 防犯まつりで意識向上へ 園児と世代間交流も
中原警察署(佐藤智宏署長)は10月17日、中原防犯協会、中原少年補導員連絡会と協力して、園児向けの「防犯こどもまつり」を開催した。遊びを取り入れながら防犯意識を高めてもらおうと紙芝居などを実施。初の取り組みに同署担当者は「世代間交流も目的で、子どもたちが楽しみながら参加してくれた」と手応えを語った。
今回の催しは、神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり推進条例で定められた10月11日から10月20日までの「安全・安心まちづくり旬間」の取り組みの一つとして、同署が中原防犯協会と中原少年補導員連絡会と合同で初めて企画。
参加したのは、すみれ保育園(木月住吉町)の年長児26人。園児は、ボウリング、輪投げといったゲームや、警察官の制服を着た記念撮影で、折り紙で作られたメダルにシールを集めていった。その後、交通課の署員が「飛び出しをしない」「信号を守る」ことをイラストを使って説明。誘拐を事例にした紙芝居では「おおだこポリス4つのおやくそく」として、「おうちのひとにいってきます」といった約束事を紹介した。最後に署員から「メダルの裏に4つの約束が書いあるので、集めたシールを見せながら家で約束事について話をしてほしい」と呼び掛けた。
同園の奥村寿之園長は「こうした取り組みで防犯への意識づけができ、警察を身近に感じるきっかけになるのでは」と園児たちの思いを語る。参加した中原防犯指導員連絡会の守安經子会長は「今日のように普段から我々が見守っていることを感じてもらえたはず」と話す。同署の担当者は「幼い頃から防犯意識を高めてもらい、今後に少しでも役立ててくれれば」と期待を寄せた。