本格蕎麦屋のランチがすごい!神戸の新店『蕎麦前 そばとかんと』で十割蕎麦と出汁香る親子丼 神戸市
JR神戸駅を北側にでてすぐ、神戸ではまだまだ珍しい「本格蕎麦」と「燗酒」を楽しめる“蕎麦前”のお店『蕎麦前 そばとかんと』(神戸市中央区)が5月1日にグランドオープン。そして5月中旬からはランチ提供も開始したということで、早速レポートしに行ってきました!
オープン直後から店頭に行列ができる日もあるほど人気の同店。お昼にはお得なランチセットを味わえるほか、様々なお酒とお蕎麦屋さんならではのアテを楽しむ"蕎麦前"は、どの時間帯でもシームレスに楽しめる嬉しいお店です。
お店を営むのは『和彩キッチン直』『燗+Vino カンヴィーノ』など、神戸で人気の飲食店6店舗を運営する高橋さん。自身のルーツである和食や蕎麦屋での修業の経験を活かし、念願の蕎麦前のお店を開きました。
店頭で毎朝打ち立てのお蕎麦が味わえる同店。お蕎麦は殻付きの蕎麦の実とそうでないもの、2種類のそば粉を使用しており「手打ちだからこそいろいろな味わいのお蕎麦を楽しんで欲しい」という思いから、さらに粉の配合を変えそれぞれ二割八分の「黒蕎麦」十割の「青蕎麦」となどとして提供されています。
さらに同店の特徴は、その時々に蕎麦粉の産地や品種が変わること!産地や品種が違うだけで味わいが異なるらしく、何度も通ってその違いを体験するのも楽しそう。
ランチセットは「親子丼セット」と「そばとかんとセット」の2種類。どちらもお蕎麦を2種類から選べる(合盛りも可)のですが、この日は「青蕎麦」と「親子丼」のセットを注文してみました。
まずはお塩をかけて麺そのものの味を感じます。つややかな細打ちの麺は、ひと口すすれば蕎麦の香りがふわりと広がり、ほどよいコシと滑らかな喉ごしが心地よい!塩が蕎麦の風味を引き立て、これだけでも充分おいしさが伝わってきます。
蕎麦つゆはしっかりめの味わいながらも、かつおや昆布出汁の香りがふわりと香る東西のいいとこどりスタイル。豊かな味わいがお蕎麦を引き立てています。
続いて見た目にも美しい親子丼は、とろりととじられた玉子に旨味たっぷりの鶏肉がごろり。淡路島産の玉ねぎやブランド卵の"蘭王"を使用しており、素材の濃厚な味わいがダイレクトに感じられます。出汁の香りがしっかりと効いていて、お蕎麦屋さんならではの技が光る一品。
最後は蕎麦湯をいただき、ランチタイムの締めくくりに一息。落ち着いた雰囲気の店内で心置きなくお蕎麦の奥深い世界観を楽しめました。
ランチセット以外にはオーナーの培ってきた和食のエッセンスを惜しみなく堪能できるメニューの数々が登場。
こだわりの燗酒と共に「蕎麦屋の玉子焼き」や「蕎麦屋のやきとり」など、お出汁の味を楽しめるお蕎麦屋さんならでは逸品のほか、時期によって内容の変わる兵庫県産有機野菜をたっぷり使用した「有機三つ葉と野菜のかきあげ」など、人気の味を味わうことができますよ。
今回はランチをいただきましたが、次回は燗酒とともにぜひ蕎麦前も味わいたい!そんな余韻とお楽しみを残してくれる一軒でした。
場所
蕎麦前 そばとかんと
(神戸市中央区相生町4-8-22 カワイビル 1F)
営業時間
11:30〜22:00(最終入店 21:00)
定休日
公式instagramをご確認ください
オープン日
2025年5月1日(木)