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亡き仲間、作品展示で偲ぶ 田野倉富夫さん回顧展

タウンニュース

田野倉さんの作品を手にする長谷川静さん(右)と夫の忠弘さん

亡くなった仲間が描いた作品をゆかりのある人たちに見てもらい、故人との思い出話に花を咲かせたい――。そうした思いから、手作りエッセイ集を発行してきた「マグノリアの会」が3月28日(金)〜30日(日)、逗子文化プラザホール1階ギャラリーで「田野倉富夫回顧展」を開催する。

同会は逗子市桜山在住の長谷川静さん(79)が目の病気によって視力が低下し、読める本が少なくなったことを機に、「自分たちで文字の大きな本を作ろう」と、逗子、葉山に住む知り合いに声をかけ2013年に活動を始めた。21年10月に100号を迎えるまで毎月発行。その後は季刊となったが会員の減少、高齢化を受け、昨年秋に休刊するまで述べ112号まで発行してきた。

活動的な元教諭

田野倉富夫さんは昨年2月、81歳で亡くなった同会の創刊メンバー。回顧展では田野倉さんが第15号から描いてきたエッセイ集の表紙絵原画のほか、提供を受けた個人が所有していた作品など約100点を展示。表紙の絵は毎号のテーマに合わせ描いたのもので風景、建物、浮世絵、仏像などその題材は多ジャンルにわたる。

同氏は小坪小学校などで教鞭をとった元教諭。現役引退後、「マグノリアの会」の活動以外にも、市民劇団の美術担当、健康マージャンクラブの講師、障害者施設でのボランティアなど精力的に取り組んだ。16年には自宅を改装し、自身が長年描きためた水彩画や、収集してきた絵画、小物などを展示する「世界一小さな美術館」をオープンさせた。

長谷川さんは「先生は教育者で活動的で、お酒が好きな人でした。先生を知る多くの人に来ていただいて、交流を深める場になればと思います」と来場を呼び掛ける。

時間は期間中午前10時から午後4時。

(問)マグノリアの会(長谷川さん)【携帯電話】090・7054・3348

在りし日の田野倉さん

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