また浜松市で食中毒 今度はステーキハウス 7カ月連続で今年8件目の異常事態
■30~50代の男女5人が食中毒 浜松市で今年445人の患者
浜松市のステーキハウスで集団食中毒が発生した。市内の飲食店では今年、7カ月連続で食中毒が確認されており、すでに昨年1年間の件数を超えている。
静岡市でも食中毒 同じ店が3週間で2度目 提供されたメニューは…
浜松市保健所によると、7月19日に中央区のステーキハウスを利用したグループが発熱や下痢などの症状を訴えた。食中毒が疑われた30代から50代の男女計5人のうち、4人の便から食中毒の原因となるノロウイルスGⅠが検出されたという。全員が軽症で快方に向かっている。
浜松市保健所は、衛生状態の改善が確認されるまで、このステーキハウスを営業禁止とした。5人が食事した際の主なメニューは以下の通りとなっている。
・Tボーンステーキ
・生ガキ
・魚のポワレ
・スモークサーモン
・マッシュポテト
・バゲット
・ティラミス
・チーズケーキ
ノロウイルスはヒトの腸管内で増殖し、主に胃腸炎症状を引き起こすウイルス。生の二枚貝を食べたり、調理者によって汚染された食品を食べたりすることが主な感染経路とされている。遺伝子型によって5群に分類され、GⅠとGⅡがヒトに感染する。
浜松市では今年、食中毒が頻発している。今回で7カ月連続8件目となり、患者数は計445人に上る。すでに昨年1年間の3件、107人を大きく上回っている。
(SHIZUOKA Life編集部)