ありそうでなかった「ビニール傘の折り畳み傘」を100円ショップで買ったら、なぜ今までなかったのか理解した【100均検証】
突然の雨。ワー! 100円ショップに駆け込んで、100円のビニール傘でも買うかぁ。いや、でも、そういう「その場しのぎのビニール傘」たくさんある。ありすぎて不燃ごみの時に捨てたこともある。
もっとこう、環境問題の観点からも、長いこと使えそうな傘が欲しい……と思ってたら珍しい傘を発見! ありそうでなかった「ビニール傘の折り畳み傘」が売ってたので買ってみた〜!
購入したのは第4の100円ショップこと「ワッツ(Watts)」だ。価格は税込660円で、「透明折り畳み傘」が正式名称らしい。サイズは55cmの8本骨。ええやん。
折り畳み傘につきものの「カバー」もちゃんと付いているが、かなりオーバーサイズのビニール製カバー袋だ。
んで、展開しまして
\バッ!/
55cm、いい感じ!
リュックも覆える適度なサイズ。
使用感……というか視界的な感覚は、完全に透明のビニール傘。
でも、安い100円のビニール傘より高級感がある。たとえば傘の開閉ボタン(?)は金具ではなくプラスチックのボタンなので指も痛くない。これいいかも。大切に使おう〜!
ところが!
折り畳もうとした時、この傘の致命的な弱点を嫌と言うほど痛感することになる。
折り畳んでも、“ビニールが分厚くてカタいので綺麗に折り畳めない” のである。
悪戦苦闘して、やっとこう。ベルトで強引に括ったかたちだ。
なお、上記の通り「カタいのでシュッと閉じない」ため、傘の端っこの部分をまとめてカチッと固定することも現実的に不可能。
コンパクトにするための折り畳み傘なのに、折り畳んだら「原始人の肉」くらいの存在感がある。なんだよこれ、本末転倒じゃんか……。
いったいなぜ、今まで「ビニール傘の折り畳み傘」が売られていなかったのか、なんとなく理解できた。
きっと、こういう厚手のビニールは折りたたみには適さないのだ。だって、綺麗にビニールを畳むことすら困難なのだから。
ちなみに帰宅後、もう2度と使わないと確信し、そっと不燃のゴミ箱に捨てた。普通に100円のビニ傘を買っておけばよかった。
執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24