優しさに感動、里帰り、陣痛38時間…私の妊娠出産体験談
大学受験生と小学4年生の娘2人のママライター“りぼん”です。一人目の妊娠は30歳の時、共働きのフルタイムで働いていた時に妊娠しました。「つわりは病気ではない」と言われましたが、自分ではかなりつらい思い出。今考えると、若さで乗り越えられたのだと思います。
忘れられない感動…初めて妊娠発覚、職場の優しさ
6月、ジューンブライドで結婚し、夫と二人で話し合いの結果、翌年の年明け、縁起のいい時に子どもを授かりました。初めて妊娠に気付いたのは、お正月から約1ヶ月たった頃。
生理が1週間、2週間と遅れていたため、まずは妊娠検査薬で調べてみました。結果は陽性。妊娠したことを確認し、産婦人科へ行きました。病院のエコー診断で見た小さな白い丸。小さな命が宿っていることを確認できた時の感動は、今でもはっきりと覚えています。
つわりで会社を休んだ際に、会社の社長が他の会社の社内旅行に同行しており、「俺がいない間に何かあったのか」と心配してくれました。世間ではマタハラがあると話には聞いていましたが、職場の優しい気遣いに感動。また、同僚はオルゴールとケーキで私の誕生日と妊娠を祝ってくれました。つわりでケーキを食べらなかったことは残念でしたが、とても嬉しかったのを覚えています。
里帰りで迎えた出産は…38時間の長い陣痛に苦しむ
最初は月に1度、出産間近になると2週間に1度、最後は1週間に1度と産婦人科に通いましたが、日に日に胎児の形になっていくエコーを見るのが楽しみでした。
私は予定日よりも2ヶ月前の早々に実家へ里帰り。3度の食事に気を配ってくれ、家の畑で採れた新鮮な野菜(緑黄色野菜、モロヘイヤ、そら豆など)で、美味しい料理をつくってくれました。私はもちろん、赤ちゃんも美味しい野菜をたっぷり味わい、幸せな日々を送っていました。
予定日は9月25日だったのですが、実際は10日ほど早い出産でした。初めての陣痛が12日の夕方に来て、間隔が短くなるのを待ち、早朝に車で産婦人科へ。
14日の14時半頃、無事待望の長女を出産しました。38時間ほどの長い陣痛と、吸引分娩での出産…。この時ほど時間が長く感じたことはかつてありませんでした。
感激のあまりに涙が止まらなかった
「オギャー」と大きく元気な泣き声を聞いた瞬間、「無事に産まれてよかった、よかった」という安心と感動に涙が止まりませんでした。
生まれた時の身長が48.5㎝、体重が2694㎏。少し小さめでしたが、良く寝て、良くお乳を飲む、育てやすいかわいい子。優しく、明るく、かわいい子どもに育って欲しいと思いつつ、また、次の子が欲しいという気持ちになりました。
これから子育てや家事に従事していくことになる毎日は楽ではないと思いつつ、充実した日々になるであろうという期待でいっぱいでした。「たまには息抜きしながら楽しく歌って踊れるママを目指してみようかな」。そんな気持ちでいました。
妊娠38週のとき、身長48.5㎝、体重が2694㎏でうまれた我が子。出産を通じて命の大切さ、生きるということ。生命が母から子へ、そして、またその子が母になった際に、母から子へと繋がっていく素晴らしさを感じることができました。この先、長い育児が待っていること、これまで経験したことがないようなことが次から次へとあるかと思いますが、自分が産み育てた子がどのように成長していくのか、とても楽しみです。
[りぼん*プロフィール]
2人の娘を持つママです。現在はボランティア活動をしながらライターとして活躍中。音楽が好きで、お気に入りの曲を聞きながら家事や仕事をしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。